魔王「勇者怖くね?」 [無断転載禁止]©2ch.net
魔王城内
魔王「勇者怖くね?」
側近「急ですね。いきなりどうしたんですか?」
魔王「だってさ、光魔法とか使うんだよ?あの眩しいの嫌いなんだけど」
側近「それは魔王様の偏見です。というか、あの魔法を喰らって眩しいで済んでるのは魔王様だけじゃないですか?」
魔王「いいや、あれ喰らうと頭が真っ白になるんだよ」
側近「そこらのモンスターなら消し炭で真っ白ですけどね」
魔王「そういう側近こそ眩しいの嫌いじゃないのか?」
側近「魔王様は眩しいと思いますよ」
魔王(この側近…、出来る!?) 魔王が突如として消えたあやかしの森では勇者達が我が物顔で暴れていた。
ドラキーA「はぁ、また今日も棍棒で殴られたよ(/_;)」
スライスA「おいらは、ファイアっていう火でお尻が黒こげだよ」
ドラキーB「はぁ前のように魔王様が来て勇者の奴をやっつけてくれないかなぁ」
森の妖魔達は、大変な思いで生活していました。 番外編
闇妖「なんというか、お久しぶりですね」
魔竜「……どうしたよ」
闇妖「一段落だそうですよ?」
魔竜「……いやどう見ても一段落では済んでいない」
闇妖「まあ魔王様が本気を出したと思えば……」
魔竜「とりあえずこの場を借りて謝っておいたらどうだ?」
というわけで20日ほど投稿を開けてしまい申し訳ございません。
今後は少しずつ続けていこうと思っていますのでよろしくお願いします。
闇妖「ヘッポコくんが地道に残っていたのは驚きでしたね」
魔竜「……これから不定期でも少しづつ投稿しろってことじゃ?」
闇妖「そうですね。次回からはやはり魔王のグダグダトークが書けるみたいですよ」
魔竜「まあ期待せずに待ってくれると良いみたいだな」
闇妖「それではまた次回!」 魔王城内
魔王「仕方ないからそろそろ勇者の対策するか」
側近「いきなりどうしましたか?頭打ったりとか……」
魔王「いや、正面切ったら勇者って恐ろしいから罠でも仕掛けておこうかなって」
側近「どんな罠を仕掛けますか?」
魔王「傭兵を雇うとかどうだ?」
側近「待ってください。傭兵すらいなかったんですか?」
魔王「いや傭兵雇うとか物騒だから……」
側近(なぜか金庫のコインが減ってると思ったらそういう……)
側近「というか、それぜんぜん罠じゃないですよ」
魔王「なん…だと…」 魔王「それはともかくとして、どんな傭兵がいいんだ?」
側近「ただ単に力が強い者や、敵の探知機能がある者とか、色々ですね」
魔王「出費はどれぐらいなんだ?」
側近「一月百万コイン位ですかね」
魔王「城の維持費が半分飛んでいくんだが……」
側近「……弱い傭兵を探します」 側近「一応、一月一万コインから傭兵が雇えるようですが……」
魔王「それでいいじゃん」
側近「一万コインって詐欺かあるいはスライムあたりが来そうですけど……」
魔王「いやけど一万コインならゴブリン辺りならなんとかなるんじゃないか?」
側近「とりあえず手紙だけは書いてみますね」 魔王城 数日後…
側近「今日からこの城にも傭兵がやってきました」
魔王「どんな感じだったか?」
側近「結構、強そうです。とりあえず入っていただきましょうか」
魔騎士「失礼いたします」
魔王(スライムナイトだった…)
側近「彼が傭兵のスライムナイトこと、魔騎士さんです」
魔騎士「本日からよろしくお願いいたします」
魔王「よ、よろしく……」 側近「魔騎士さんには城門周りの警備をしてもらおうと思っています」
魔王「それが一番良さそうだな」
魔騎士「了解しました。それでは早速警備させていただきます」ガチャ
魔王(なんというか、敬語苦手だな……)
−魔王城− 廊下
魔騎士「魔王っていうからもっと強そうだと思ってたが、そうでもないな」
魔騎士「あの側近さえどうにかしてしまえば、魔王城も乗っ取れそうだ」
魔騎士「面白いことになりそうだな…ククク」
闇妖「あの、どうかしましたか?」
魔騎士「!?」 闇妖「お客さんですかね?案内しましょうか?」
魔騎士「いや、今日から傭兵をさせていただく者ですが……」
闇妖「あ、よろしくお願いしますっ」
魔騎士(何とかやり過ごせただろうか……、まさか伏兵がいたなんて)
闇妖(何というか、独り言が多い方みたいですね) 魔王城
魔王「傭兵も配置できたし、とりあえずはこれで様子見かな」
側近「判定ガバガバですよ?」
魔王「いないよりマシだと」
側近「そんな考えだとまた魔竜さんの時みたいになりますよ」
魔王「まあそうそうあることじゃないって」
某所
魔竜「……くしゃみ出そうだな」
賢者「風邪でもひきましたか?」
魔竜「多分噂でもされてるんだろ」
賢者「魔竜さんの噂話…イイですね」
魔竜(……魔王といい、なんというか個性派ばっかり集まるな) その頃、あやかしの森では森を仕切る組合長のサイクロプスAが新進気鋭の勇者セフィロすと対峙していた。
ドラキーA「タイヘンだよサイクロプス組長!今までよりスッゴく強いのが着たよ」 賢者「それにしても、魔竜さんって額の傷が印象的ですよね」
魔竜「……お前デリカシーないな」
賢者「いやいや、味方のことは自分のこと。魔王を討伐するための一手ですよ」
魔竜「……お、おう」
賢者「それで、その額の傷はどうやって出来たんですか?やっぱり魔物と…」
魔竜「辞書が当たった」
賢者「魔物の攻撃で…」
魔竜「辞書が当たった」
賢者「もしかして、魔法攻撃全振りとかしました?」
魔竜「変なとこだけ察しがいいな……」 魔王城
闇妖「おはようございます」
側近「あ、今日から正門前には傭兵が立っているので、関係者のパスポート渡しておきますね」
闇妖「あ、ありがとうございます」
魔王「そんなの俺渡されてないんだが…」
側近「……顔パスで行けると思います。大丈夫です、多分」
魔王「まあそういうことならいいか」
側近(滅多に外に出ないから魔王様の分なんかいらないなんて言えない…) 闇妖「そういえば、魔王様と側近さんってどういう関係なんですか?」
魔王「普通に魔王と側近だが…」
闇妖「そういうのじゃなくて、なんか、なんというか……」
側近「恋人関係とかならないですけど…」
魔王「なんというか、側近は側近としてしか見れないな」
側近「まあ、私もそんな感じ、ですかね」
闇妖「そうなんですね……てっきり恋愛とかしてるのかと思ってました」
魔王「それはないな」
側近(……) その頃、レベルを限界突破した勇者ヘッポコは姫様と散歩をしていた。
ザシュッ!
メタルキング「ウボアー!」
ヘッポコ「弱いなぁ…もうレベル256だよ、これじゃ魔王なんか瞬殺だなー」
姫「ヘッポコ様、油断大敵ですわよ。あっ、そう言えば先程の村でこんな噂話を聞きましたわ」
ヘッポコ「へーどんな話だい?」
姫「最近魔王城でなにやら傭兵を集めたり、警備の強化をしているらしいとか…」
ヘッポコ「ハハハ、無駄無駄、オレはもう十分に強いし、姫だってレベル80越えたでしょ?」
姫「で、でも、私は呪文も使えないし…」
ヘッポコ「いいんだよ、ワンパン姫(笑)」
姫「その言い方およしになって!」
バチコーン!
ヘッポコ「ぎゃーーーっ!!」 家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。
グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"
5MQ1YKVW3U >>80
サイクロプス「なんだと!」
ドラキーA「おいらの仲間がみんなやられちゃったよ(>_<)」 サイクロプス組長「そ、そいつはこのセフィロスよりも強いのか?」
ドラキーA「そうだよ、もうすぐそこまで着てるよ、どうしよう」 サイクロプス組長「知恵を使うんだ、ドラキーよ」
ドラキーA「ち、知恵ですか?」
サイクロプス組長「そうだ。触れれば消し飛ぶようなおまえが勇者より優れていることは何か。
それを考えよ。教えることは容易い。しかし、大切なことは考え、生み出すことだ。教えるものもいつまで生きていられるか、分からんからな」 2か月以上音沙汰無くてすみませんでした。
長ったらしい謝罪文は書きませんが、無気力症候群をこじらせました。
けれども、これからも書いていきたいと思ってはいますので、
応援するとともに、時には叩いてやってください。
ヘッポコくんは自由な時に自由なように書き込んでどうぞ。 魔王城
魔王「それにしても、この部屋もボロくなったな」
側近「ドアがちゃんと閉まらないですもんね」
魔王「なんというか、ドアが半開きだと見られてる感覚あるよね」
側近「勇者に見られてしまっていたのでもう良いような気もしますが…」
魔王「てなわけで大改造ビフォーアフターします」
側近「唐突ですね…」
魔王城廊下
闇妖「魔騎士さんどうかしました?」
魔騎士「あ、ドアが閉まらなくて」
闇妖(なんでここにいるんだろう?) 魔王城
魔王「ドアを作るために木材買いに行きます」
側近「待ってください、私もついていきます」
魔王「人手の心配なら…」
側近「魔王様一人だとドアどころかドアをつける家の方を買って来かねませんので」
魔王「そんな心配…」
側近「とにかく、闇妖さんに留守にしてもらって、2人で行きましょ?」
闇妖「行ってらっしゃい」ニコッ 植林所
魔王「とりあえず木材ないか?」
樹人「魔王さんかい、そうだな…」
側近「勇者にぶち破られない強さがいいですね」
樹人「それなら、ちょっと遠いところから仕入れた木があるぞ」
魔王「見せてくれ」
樹人「これは、大樹になるらしくて、自分の重さに耐えられるように頑丈なんだとか」
魔王「しかも軽い」
樹人「そうだろ?気に入ったか?」
魔王「これでいっか」
側近「決めるの早いですね…」 知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』
BQEI3 中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
WIH 昔あった魔王ちゃん(幼女)のSS思い出すなぁ
ほのぼの続いてほしい 「勇者様っ、勇者様起きてください。勇者様っ」
ヘッポコが目を覚ますと目の前には姫様がいた。
ここは教会のようだ。
すべてははぐれメタルに負けたヘッポコが見た夢だった。 ヘッポコは夢から覚める。
「あれ、俺なんの夢見てたっけ」
ヘッポコのレベルはまだ7だ。
姫のレベルは2だ。 ヘッポコくんは姫と一緒に魔王を倒すために旅をしていました。ある日、林道を歩いていると
村人「たったすけてくれー」
1人のおじさんが怪物に追いかけ回され、助けを求めてきたのです。
姫「よしここは助けてあげなければ」
姫「イヤー」
怪物「グワーッ」
姫が弓矢で怪物を射ると、矢は怪物怪物の目に当たり、悲鳴を上げながら倒れました。
村人「ありがとうございます。おかげで助かりました!」
ヘッポコ「なーに、これくらい朝飯前さ」
姫「…勇者様は隅に隠れてガタガタと震えていただけじゃないですか」 ヘッポコ「うるさい黙れ!」
姫「ヒッ、勇者さま?」
ヘッポコは姫を睨み付けると拳を振り上げた。 姫はヘッポコの拳を握り締めた
ヘッポコ「ぎゃあ!痛いっ!」
姫「私がモンスターをどれだけ倒したのかわかってるの?」
姫はヘッポコの腕をひねり上げた
ヘッポコ「ぐわぁ!痛てててっ」
姫「私もうレベルが30なのよ?勇者さまは…まぁだレベル7でしょ」
ヘッポコ「くううっ」
姫「勇者さま、お腹すいたわ」
ヘッポコ「はいっ、コンビニに行ってきまつ!」
姫「作ってよ」
ヘッポコ「はいっ、わかりまつた!」 0316 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 05:27:31
姫「うん、美味しい!」
姫「お片付けもお願い」
ヘッポコ「…」
姫は満足するとベッドの上に寝そべりました。
ID:eeFLriPs
0317 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 06:38:11
ヘッポコ「くくくっ、どうやら薬が効いたようだな」
姫「スヤスヤ」
ヘッポコ「ヤってやる!この女、めちゃくちゃにしてやる!!……ゴクリ」
ID:vYIBi49e
0318 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 17:35:50
姫は目を覚ましました。でも体がスースーするし、
ベッドに横になって眠ったはずなのに椅子に座っているような感じがしたのです。
姫「うぬっ、これは一体っ!?」
意識がハッキリすると姫はびっくりしました。
姫は椅子に縛り付けられていたのです。
ヘッポコ「良い夢は見られたかな」ニヤニヤ
ヘッポコくんは姫の横に立ちニヤニヤと笑っていました。
姫「勇者様、何故こんなことを?」 0319 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 18:17:53
『ずっと一緒だね…』
それが姫の聞いた最期の言葉だった。
0320 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 18:18:45
「喋るな!」
ヘッポコは姫の頬を叩いた。
「なにをするの!?」
姫は目を丸くしてへっぽこを見た。
0321 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 18:49:49
姫は全裸だった。
装備や服は剥ぎ取られ鎖帷子の上からではわからなかった主張するような豊満な乳房もくびれた腰回りも、ピンクの秘所も丸見えだ。
しかしヘッポコくんには刺激が強すぎた。
0322 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 19:20:39
「ぶああぁぁあああぁああっ!」
ヘッポコは鼻の両穴から血を吹き出し死亡した。
0323 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 19:21:56
良く見たら右の乳首だけ陥没していた。 姫「情けないなあ」
姫は怪力で紐を解くと、ヘッポコにビンタをかまし目覚めさせた。
ヘッポコ「はっ、姫!」
姫「勇者よ、これしきのことで倒れるとは何事かっ!?」
ケン・リュックマン「そんなんで悔しくないのかい。僕が力をやろう」
そこへ悪魔ケン・リュックマンが現れ囁いた。
ヘッポコ「俺悔しい。力がほしい!」
ケン・リュックマンがヘッポコくんにエネルギー送り込んだ。
みるみる力が湧いてくる。
ヘッポコくんの身体は風船のように膨らみ破裂した。
―あなたは死にました―
気がつくと、ヘッポコくんは王様の前にいました。
王「おぉ 勇者よ。死んでしまうとは何事じゃ」
ヘッポコくんはしょんぼりです。
王「やはり姫との二人旅は危険じゃ。街の酒場で仲間を見つけるがよかろう」
さっそく、ヘッポコくんは酒場に向かいました。
街の酒場に入っていったヘッポコくん。
カウンターのお姉さんに話しかけました。
ヘッポコ「オレは勇者だ。戦士と僧侶と魔法使いを呼び出してくれ」
ルイーダ「なあに、坊や。子供はこんなとこに来ちゃだめよ」
ヘッポコくんは追い出されてしまいました。 仕方がないのでヘッポコくんは1人で旅をすることにしました。
ヘッポコ「俺は勇者、1人で出来るもん!」
ヘッポコくんは楽天的に考えながら酒場から出ると、姫がいました。
姫「主人公たる私を置いてひとり旅とはいただけませんねえ」
姫はどうしてもついて行くと聞かないのでヘッポコくんはしぶしぶ同行させることにしました。
鎖帷子で武装した姫は斧と棍棒の二刀流て魔物の群れを虐殺していきました。
ヘッポコくんの活躍する幕がありません。
戦闘では役立たずのヘッポコくんは昼は荷物もちをしたり、夜は背中を流したりと雑務の一部を押し付けられてしまいます。
タケル「何が勇者だ!俺は日本神話だ!」
タケルは日本刀でヘッポコ君を両断した。
姫「よくもヘッポコ君を!」
タケル「お前も神話の1ページにしてやる!」
姫は両手を両胸に当てるとおっぱいを持ち上げるような形に構えた。すると乳首の部分がパカリと開き先端から銃口が飛び出した。
「蜂の巣にしてやる!」
連なるような銃声が響き渡った。
盗賊は蜂の巣になり死んだ。
しかし、襲撃を受けたヘッポコも死んでしまった。
姫は死んだ勇者をカントン寺院に運ぶと、到底払えない高額の蘇生料金を請求されました。
すると姫は僧侶の首に斧を当てながら囁いた。
「切り落とすわよ」
ビックリした僧侶は慌てて呪文を唱え始めました。
「ささやき いのり だっぷん ねんじろ!」
ヘッポコは復活した。 ”おわび 作者急病のため ご好評を
いただきました 勇者ヘッポコくんは
今回で終了と させていただきます。
”ご愛読ありがとうございました。 姫「ようやく私が主人公に認められたのだな。」
姫はガッツポーズ決めた。
ヘッポコ「何が主人公だ、俺は勇者だーっ!」
しかし、イケメン勇者の台頭によりヘッポコは失脚した。
姫は今日もイケメン勇者の経営するホストクラブ『スターダスト』に通う
「いらっしゃーせー、お姫様ー!」
イケメンホストが姫を迎え入れた。
―スターダスト、イケメン勇者の店─
はん、何がイケメン勇者だ!
・・・私はその村で兄と二人、幸せに暮らしていた。1年前のあの日までは・・・。
東の塔に魔物が巣食うようになり、兄はひとり魔物退治に出かけた。
後で助けに行くと言う勇者たちの言葉を信じて・・・。
しかし、ホストたちは怖気づいて、誰も東の塔には行かなかった。
助けが来ることを信じて、たった一人で魔物と戦った兄。
私が兄を心配して東の塔に様子を見に行ったときには、兄はもうすでに息絶えていた。
(お兄ちゃん、死んじゃやだよー。目を開けてよ、お兄ちゃん。ヘッポコお兄ちゃーん!)
私の心の中に、兄を裏切ったホスト勇者たちへの憎しみが芽生えはじめていた。 「ささやき いのり だっぷん ねんじろ!」
ヘッポコは復活した。 魔王「あとなにか買うものとかあったか?」
側近「ドアノブがないですよね…」
魔王「あー、鍵付きとかだといいよな。勇者も簡単に入ってこれなくなる」
側近(それ勇者以外も入れなくなるんじゃ…)
魔王「善は急げ、だ!ドアノブと鍵買うぞ!」
側近「魔王様は善よりも悪の方なんじゃないですかね?」 魔王「ともかく、こっちも安い店を知っていてな」
鍛治「いらっしゃいませー!」
魔王「ドアノブと鍵をこのドアにつけてほしいんだが」
鍛治「そうですねー。鍵は、いくつ作られますか?」
魔王「ひと…」
側近「4つでお願いします!」
魔王「おい、そんなにあったら誰が持つんだよ」
側近「1つは魔王様ですけど、私とか、闇妖さんとかはどうやって入ればいいんですか」
魔王「俺が中にいるんだから大丈夫じゃないか?」
側近「魔王様朝は苦手でしたよね?」
魔王「うぐ、それは…」
側近「そういうことです。もう、なかなか起きないんだから」
鍛治「お、ホヤホヤだねー」
側近「そ、そんなことないですよ!」
魔王「側近、顔が赤いけどどうにかしたのか?」
側近「いや、別に…」
鍛治「とりあえず、ドアノブと鍵はできたぞー」 魔王「さて、ドアもできたことだし帰ろっか」
側近「さっきから思ってるんですけどそれをそのまま持つんですか…」
魔王「まあ、細かいことは気にするなって」
側近「細かいってなんでしょうね…?」 魔王城
魔騎士「この城、結構使われてない部屋多いみたいだな…っていうか、魔王城ってあの3人以外に誰かいるのか?」
闇妖「あ、魔騎士さん城内の見張りまでご苦労さまです」
魔騎士「しっかり見ておかないと対応できないですからね。ところで、この魔王城にはあなたや魔王様、側近さん以外の人はいますか?」
闇妖「うーん、前は魔竜さんがいましたけど、今はいないのでたぶん3人だけだと思います」
魔騎士「そうでしたか。ありがとうございます」
闇妖「見張り、頑張ってください!」
魔騎士(純粋だな…。この子害なさそう)
魔王の部屋 入口
魔騎士「そりゃ、とりゃ」ガンゴン
魔騎士「このドア、備え付け悪すぎだろ。魔王城で一番のトラップだぞ」
魔王「魔騎士、なぜここに?」
魔騎士「そ、それは…」
魔王「ああ、ドアを外してくれていたのか。これで仕事がはぶけたな」
魔騎士「いえいえ、もともと備え付けが悪くて魔王様が通りにくいかなと思ったまでで……」
魔王「これでドアが取り付けられるな」
魔騎士(鍵がついてる!余計に面倒だな……)
魔王「よし、これでドアいいんじゃないか」