0017創る名無しに見る名無し2017/08/26(土) 04:29:14.76ID:DZNIRMbE 旨そうに糞鍋を喰らうジャイアンを眺めながらも、のび婆は何かが近づいて来るのを感じた。 忍び足ではなく、弾力のある足の裏の肉がコンクリートを踏みしめる音が微かに響く、そんな歩き方だ。 六ッ足だった…。 そして―――。 のび婆の眼前に、一匹の巨獣が現れた。 六本足と呼ばれる、人の糞の味を覚えた凶獣がそいつの正体だった。 「な、な、何じゃ〜!?」 のび婆は、その余りにも大きな容姿に思わず悲鳴を上げた。 だが、驚いているのはのび婆ではなく、六本足のほうだった。