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二次創作総合スレ
0001創る名無しに見る名無し垢版2010/08/22(日) 22:16:37ID:2JMB7xq3
とにかく総合的ー
作品を投下してもいいしー
二次創作系スレ住民の交流とかー雑談とかー
二次創作関連のスレ立てとかーまとめとかーそれに関する質問とかー
書いてみたけど訳ありで投下する場所がないなーって時とかー
落ちたスレを立て直すのが面倒な時とかーまぁ色々ー

前スレっぽいのー
二次創作総合
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1219908735/

関連っぽいのー
他に行き場所の無い作品を投稿するスレ3
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281009558/
【アンテナ】創発で投下を見かけたらageるスレ2
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281007663/
【まとめ】創発板ウィキ・Wiki編集スレ2【保管】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1280991457/
0127涼宮ハルヒの排球垢版2012/04/07(土) 20:31:28.62ID:ivkQYe1h
阪中「何言ってるの?」

ハルヒ「阪中、思い出して」

ハルヒ「さっきあんたのトスがネットを越えてそのまま1点入ったわね」

ハルヒ「その時あんた、あと何点って言った?」

阪中「3点って言ったよ。相手に3点取られたら負けだから」

ハルヒ「それは違うわ。こっちが3点取ったら勝ちだったのよ」

阪中「えっ?」

ハルヒ「つまり12-5で5組が勝ってたのよ」

ハルヒ「その次のサーブから、点数が逆になってるってこと」

ハルヒ「これは間違いなく宇宙人の仕業ね」

ハルヒ「誰なの、あたしたちを勝たせまいとする宇宙人は」

ハルヒ「そっちのチームにいるのはわかってるのよ。出てきなさい!」
0128涼宮ハルヒの排球垢版2012/04/07(土) 20:32:04.63ID:ivkQYe1h
ピーッ(不当な遅延行為)
6-15
試合終了

ハルヒ「…」

阪中「あんたのせいで負けたんだからね!」

阪中「あんたが点数が逆とかいうから!」

阪中「しまいには何?宇宙人の仕業?」

阪中「宇宙人なんているわけないでしょ!」

阪中「大体あんたはオカルト…」

長門「涼宮ハルヒ。話がある」

ハルヒ「有希?」

阪中「長門さん、話なら手短にお願い。まだコイツに言い足りないことがあるから」

長門「宇宙人の話?」

阪中「他に何があるのよ」

長門「それならあなたも聞いてほしい」
0129涼宮ハルヒの排球垢版2012/04/07(土) 20:35:36.85ID:ivkQYe1h
第2区はここまでです。
ところどころ省略されてしまい申し訳ありません。
次回から1レス30行までとしますが
今回は下書きが完全に完了しているためこのまま続行させてください。

第3区の投下は23時〜0時頃を予定していますが
大幅に前後する可能性があります。
2時までには第3区を投下する予定です。
0130涼宮ハルヒの排球垢版2012/04/07(土) 23:32:01.90ID:ivkQYe1h
「涼宮ハルヒの排球」
最終第3区の投下を開始します。
0131涼宮ハルヒの排球垢版2012/04/07(土) 23:32:40.98ID:ivkQYe1h
長門「単刀直入に言う。宇宙人はわたし」

長門「わたしはこの銀河を統括する情報統合思念体によって造られた

   対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース」

長門「わたしは宇宙のすべての情報を管理し操作することができる」

長門「その能力を利用して得点情報を操作した」

ハルヒ「やっぱり有希だったのね!小声で何か言ってたからそうかと思ってたんだけど」

長門「わたしはボールの持つ軌道情報も操作できる」

ハルヒ「…つまりサーブが全然入らなかったのは?」

長門「わたしが軌道情報を操作した」

ハルヒ「さっきのスライダーも?」

長門「同じ」

阪中「ちょっと待って、一回整理させて」

阪中「要するに、あんたは宇宙人で、あらゆる情報を操作できる、ってこと?」

長門「その認識で間違いない」

阪中「そんなわけないでしょ。たまたま入らなかっただけに決まってるでしょ!」

長門「嘘だと思う?」

阪中「当たり前でしょ」
0132涼宮ハルヒの排球垢版2012/04/07(土) 23:33:11.86ID:ivkQYe1h
長門「それなら証拠を見せる。このボールを真上に投げて」

阪中「こういうこと?」

長門「レシーブできる?」

阪中「そんなのできるに決まって…えっ?」

阪中「ボールが手元で急に…」

長門「スライダーを再現した」

長門「これで信じられる?」

阪中「…」

阪中「こんなの見せられたら誰でも…」

ハルヒ「有希、一つだけ教えて」

長門「何」

ハルヒ「何でこんなことをしたの?」

長門「してはいけないのはわかっていた」

長門「フェアプレーの精神に反することはわかっていた」

ハルヒ「じゃあ何で…」
0133涼宮ハルヒの排球垢版2012/04/07(土) 23:33:46.22ID:ivkQYe1h
長門「勝ちたかった」

ハルヒ「え?」

長門「わたしは涼宮ハルヒに勝ちたかった」

長門「わたしとあなたは体力が均衡している」

長門「ゆえにわたしはあなたに対し少なからずライバル意識を持っていた」

長門「今日の球技大会はあなたと体力で勝負できる数少ない機会」

長門「わたしはあなたと決着をつけたかった」

長門「そしてできることなら勝ちたかった」

長門「そう思ったわたしが取った行動が」

ハルヒ「スライダーだったり、オーバーネットだったり」

阪中「得点を逆にしたり、って訳か」

長門「そう」

阪中「それでいいの?」

長門「どういうこと?」

阪中「そんなインチキして、勝ったって言える?」

阪中「『わたしは涼宮ハルヒに勝った』って堂々と言える?」

長門「…絶対に言えない」
0134涼宮ハルヒの排球垢版2012/04/07(土) 23:34:18.51ID:ivkQYe1h
阪中「どうするの、長門さん」

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「何?」

長門「わたしは不正をした。その時点で私の負け」

長門「わたしにはフェアプレーの精神がなかった」

長門「涼宮ハルヒ、ごめんなさい」

ハルヒ「有希…」

阪中「長門さん、涼宮さんはその程度じゃ…」

ハルヒ「…謝ってくれたからそれでいいわ」

阪中「本当に?」

ハルヒ「ほんとは今度奢ってもらおうかと思ってたんだけど」

ハルヒ「やっぱりなしでいいわ」

長門「…」

ハルヒ「それじゃ、男子の試合見てくるから」

長門「ちょっと待って」
0135涼宮ハルヒの排球垢版2012/04/07(土) 23:34:49.97ID:ivkQYe1h
ハルヒ「何よ」

阪中「あたしも男子の試合見たいんだけど。負けたんだし」

長門「あなたたちは負けていない。情報操作がなければ15-1で1年5組が勝っていた」

ハルヒ「それは情報操作がなければの話でしょ?」

長門「最後に一つだけ情報操作をさせてほしい」

阪中「あんた、あれだけインチキをしといてまだやる気なの?」

長門「これは不正をしてしまったからこそ。せめてもの償い」

ハルヒ「あんた、何をする気…」

主審「第1コート、2回戦、1年5組対3年1組の試合を行います」

ハルヒ「えっ?」

主審「両チームの選手は集合してください」

ハルヒ「…有希、一体何をしたの?」

長門「この試合は、15-1で1年5組の勝ち」

阪中「長門さん、あんたは全てをなかったことにするつもりなの?」

ハルヒ「ありがとう、有希。あんたの分まで頑張るから」

阪中「涼宮さん?」

ハルヒ「いいのよ、これで。償いをしようという気持ちが大事なのよ」
0136涼宮ハルヒの排球垢版2012/04/07(土) 23:35:11.45ID:ivkQYe1h
ハルヒ「有希」

長門「何」

ハルヒ「あたしたちの決着はまだついてないからね」

ハルヒ「来年決着をつけましょう。そのときはインチキはなしで」

長門「もちろん」
0137涼宮ハルヒの排球垢版2012/04/07(土) 23:37:01.57ID:ivkQYe1h
「涼宮ハルヒの排球」 以上


長々とお付き合いいただきありがとうございました
と言いたいところですか
どうやらお付き合いいただいた方は皆無のようなので
これは言わないこととします。
0138涼宮ハルヒの排球垢版2012/04/29(日) 22:48:38.06ID:qMKvpzS3
なんか予想以上に過疎だったので
もう少し人の多いサイト(2ch外)に再投下します
質問中の書き込みが多くなりがちなことに気づいていなかったため

再投下先:SS速報VIP
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
0139創る名無しに見る名無し垢版2012/04/30(月) 15:12:54.81ID:8b96T6gI
見てはいたんだけど、書き込み終わりにイラッとしたからレスしなかったんだ
多分他の人もそうなんじゃないかな
0140涼宮ハルヒの排球垢版2012/05/01(火) 20:21:05.94ID:MD2tKP6g
再投下先で
全く面白くないとの判定を受けました
(全3レス中2レスが面白くないとの判定)
0141創る名無しに見る名無し垢版2012/05/06(日) 12:21:04.71ID:xpy7p7kC
「津村春子さん」
銀行でそう呼ばれた春子ははっとした。そういえば離婚して中西から津村にもどったんだった。
銀行からの帰り道、春子は無性に悲しくなった。自分から離婚を切り出したとはいえまさか自分が離婚するなんて思わなかった春子のショックは大きかった。
ふとショーウィンドーに写る自分の姿を見る。そこにはすっかりくたびれた三十路女がいたのだった。
昔の春子は自他共に認める美少女で中学校の頃から非常にモテていた。
特にヤンキーにモテモテで春子本人もその素質があったのか一時期ヤンキーでならしていた時期もあったほどだった。
そして仲間の中でも長身でハンサムな伸二と結婚して茜を出産したのだった。
ところがこの伸二、ルックスは良かったものも非常にだらしがなくしょっちゅう仕事を変えており二人の間にはだんだん亀裂が生まれていったのだった。
そして春子はついに離婚を決意。伸二に離婚届を叩きつける。伸二はそれを素直に受け入れたのだった。
そして茜に二人で一緒に家を出ようと言う。ところが茜の返事は意外なものだった。
「お母さんはしっかりしているから一人で生きていけるけどお父さんは俺がいないと生きていけないから」
茜の言うことは一理があった。そして茜によって伸二の更生されるのを期待していたのも事実だった。
離婚届を一人で提出した春子は後ろ髪をひかれながら兄の信彦が暮らす実家に戻ったのだった。
0142創る名無しに見る名無し垢版2012/05/06(日) 16:12:33.79ID:xpy7p7kC
信彦は戻ってきた春子を何も言わず温かく迎えてくれた。実は信彦の反対を押しきって結婚した経緯もあり怒鳴られないかどうか心配だったが何もなかった。
昨今離婚件数が増加していることもあり春子がうしろ指をさされることもなかったが元々反逆児の春子にとっては逆に辛かった。
さらに茜を手放したこともあり母親失格と自分を責めることも少なくなかった。
その頃今井大介は妻の美津子を事故で亡くして家事や3人の子供の育児に追われていた。
元々共働きでそれなりに家事や育児をこなしており母親の友恵の手助けがあったものもやはり大介の負担は重く更に仕事より家事や育児に重点を移したことにより会社の評価で初めてCランクになってしまった。
そして友恵が英才教育の元子供たちを縛りつけているように感じたのである。
思えば友恵は大介に対しては教育熱心であったものも進学校の教師をしたがら女手一つで大介を育てていたため余裕が無く大介に関しては放任していて野球に夢中になっていた(さすがに勉強はちゃんとしていて早稲田に受かったが)。
また英才教育にも目覚めていなかったためそこまで勉強を強制していなかった。
しかし今は自営で時間的余裕がありまた亡き美津子に代わって子供を育てていかないといけないという責任感からか過剰な行動に走っているのである。
大介は危機感を感じていたが女手一つで育ててもらった恩や友恵に家事や育児の負担がのし掛かっていることや何より家の名義は全て友恵名義である(家の名義が悲劇を引き起こすとはこの時は誰も想像できなかったが)。とにかく大介は疲れていたのである。
ある日、慣れない家事と疲れからか大介は台所でぼやを引き起こしてしまう。
家族には呆れられるものもとにかく台所を直さないと食事の用意が出来ない。
そこで大介は津村工務店を訪ねるのだった。
0143創る名無しに見る名無し垢版2012/05/28(月) 17:29:20.78ID:itjo2efz
すっげー過疎なんで独り言

支部で好きなモン投下してたけど無茶するモンじゃないねー と実感。
最近は聖杯や黒子に圧されてるからって地味〇の流れに乗っちゃった☆テヘペロ
地味に失速しつつあるとこに無茶な設定で無理矢理盛り上げようとしたもんだからジャンル全体が失速どころか失墜墜落中w
個人的にはパロ捏造にょたパラレル、何でもmgmg出来るクチだけど、新しいから食い付きだけはよかったけど
冷静に見て地味〇設定は正直おもんなかったわー 反省。
0145創る名無しに見る名無し垢版2012/06/17(日) 21:55:24.14ID:SIlXijpi
0146創る名無しに見る名無し垢版2012/06/29(金) 00:53:31.71ID:7rneTX5F
 
0147創る名無しに見る名無し垢版2012/06/29(金) 20:22:27.23ID:Ala/ahJc
暇だからpixivに俺があげてるヤツこっちに投下しようかな。

タイトル:【俺得】SW×ボカロ EpisordT(第1話)

タイトルに俺得とあるようにかなり俺得な内容や組み合わせなので、スルーされてもかまいません。
というか、スルーしないと後悔するかもだお。
以下の条件を認められる方はゆっくりしていってね
・VOCALOID二次創作
・スターウォーズ(主にクローンウォーズ)の二次創作
・激遅な更新ペース
・かなり強引なミックス
・厨二要素
・作者=厨房
・未熟なtxt
・その他もろもろがオワコンm9

0148創る名無しに見る名無し垢版2012/06/29(金) 20:51:09.96ID:Ala/ahJc
ではいきます

第一話:瞑想と予知とアイス

 ――朝。コルサントの、ジェダイ・テンプルにそそり立つ数本の塔に陽光が降り注ぎ、やがて建物全体を包み込んでいく。
だが、この手が加えられすぎた芸術作品の様な惑星《ほし》にとっては朝などは不必要かもしれない。
 いかがわしいパブのネオンやスカイカーのライト、天を擦る程度では済まないぐらいに高い摩天楼などから漏れる明かり、
様々な光でこの惑星は満たされている。

 しかし、ジェダイ・マスター、カイトは朝は必要だと信じている。もちろん、科学的根拠があることにもあるのだが、それ
以前に彼は瞑想の時間にアイスを食べるのが習慣なのである。
 そして、彼は今日もアイスを食べて瞑想…かと思われた。しかし、この日は何故かアイスのカップがなかった。忘れたので
はない。あえて持ってこなかったのだ。

 彼の目…というよりは脳裏にヴィジョンが映り始めた。それは最初は白く曇ったもやだったが、序々に鮮明になってくる。

 そこに映っていたのは自分だった。青いクシャクシャの髪の毛と風になびくマフラー、そして手にした蒼く輝くライトセー
バー。どれをとっても自分自身の姿に他ならなかった。どうやら、誰かと対峙しているようだ。一対一ではない。自分の左手
から飛びだしてきたのは真黒な装甲服に身を包み、マントをはおった長身の人間もしくはヒューマノイドだった。どちらか判
別できないのは彼の頭部までもがものすごい形相の仮面のようなヘルメットで覆われていたからだ。そして何よりも驚いたの
がその人物がライトセーバー、それも深紅の合成クリスタルによるセーバーを手にしていたことだ。すると、自分の正面から
もう一人が突っ込んできた。この人間はどちらかというとジェダイの服装に近い着物を着ている。しかし、手にしているのは
やはり赤い光刃のライトセーバー。彼の顔はよく見えなかった。そして、見えるか、と思った瞬間にヴィジョンは消え、瞼の
裏が視界を覆っていた。

「兄さん!!訓練の時間なんだから急いでよっ!アプレンティス達が待ってるのに!」

振りかえるとそこには二つ結びにした青い髪を背中に垂らし、両手を腰に当ててこちらを睨む妹の姿があった。
 もうっ、と頬を膨らませてこちらを見る女ジェダイ…これも毎日の光景。こいつは何を隠そう自分の妹だ。ジェダイの中で
も、結構民衆に人気がある。それは多分、彼女の可愛さ、というやつなのだろう。自分には理解できない。
 とにかく、彼はこう思っていた。

「またアイス箱買いするか」
0149創る名無しに見る名無し垢版2012/06/29(金) 20:56:03.41ID:Ala/ahJc
第一話終わりです。pixivに上げたものに加筆・修正して本稿が出来あがっています。
…疲れた。あぁ、こっちでは注釈いれません。疲れたし、まだ第三話あげてないので…。

機会があればまたあげます。まぁ、そろそろ夏休みですので、ペース上がるかな。

ではでは〜( ´Д`)ノ~
0151創る名無しに見る名無し垢版2012/07/06(金) 18:01:45.60ID:b0B+OFdX
途中に失礼。
二次創作ってここに書いてっていいの?
あんまり長くするつもりはないけどそれでもおk?
0152創る名無しに見る名無し垢版2012/07/06(金) 18:10:51.50ID:GqPV1GL6
構わんよ
0153創る名無しに見る名無し垢版2012/07/06(金) 18:14:55.70ID:b0B+OFdX
まぁいいわ。投稿すっか。

【Jin-仁- 番外編】

それは、ある日の江戸の夕暮れ。
俺(南方仁)は、佐分利先生や咲さん達と共に仁友堂の片付けをしていた。
そんな時だ…。龍馬さんが突然慌てた形相で仁友堂に駆けつけてきた。

龍馬「しぇ、しぇんしぇ!大変じゃき!」
仁「龍馬さん…?一体どうなされたのです!?」
龍馬「か、かちゅ〜しぇんしぇえが…。かちゅしぇんしぇの刀が抜けなくなったんじゃ!!」
仁「あの、すみません。その、なんといいますか…仰る意味が。」
勝「先生。」
仁「勝先生?!(なんだ、元気じゃないか…。)」
勝「…まさかこうなるとは。不覚だったね。」
0154創る名無しに見る名無し垢版2012/07/06(金) 18:23:00.56ID:b0B+OFdX
>>152 あざーす。じゃあ続き投稿するわ。

あ、見る人へ!下ネタ注意!

仁「元気そうですが…。なにか?」
勝「厠に行こうとしたのさ。でも、俺の日課ができなくなってるだなんてまさかな…。」

すると、勝先生はその場で袴を下ろし始めた

龍馬「こいは…まっこと…」
仁「…」
勝「いきなり抜けなくなったんだ…。打ち止めってやつなのか…。俺は死ぬのか?」

勝先生の名刀はとても黒く冴え渡っていた…。なんて羨ましい。これは江戸一の名刀だろう…。

龍馬「勝しぇんしぇえは、小さい頃にこの刀で犬と戦っておるからのう!ワシも簡単には折れん直立不動の極業物だと思ったけんど…」
仁「とりあえず、古傷が原因かもしれませんので、一応みてみましょうか。佐分利先生」
佐分利「なんでっか?」
仁「すぐに手術の準備を」
咲「あ、あの!私もなにか、その…」
仁「…咲さんは麻酔を作ってから私の横で見学していてください」

俺は、タイムスリップする前から思っていたことがあった…。
江戸時代の人のブツは、どれほどの切れ味(抜き具合)だったのだろうか…。
ここにきて俺は2年経つが、ようやく謎が解けるかもしれない。
0155創る名無しに見る名無し垢版2012/07/06(金) 18:32:57.11ID:b0B+OFdX
仁「では、手術の前に症状を確認してみましょうか。」
仁「龍馬さんは、勝先生の刀を抜けるように頑張って支援してください。」
龍馬「んほぉwwワシの出番じゃきぃ!ほいたら、勝しぇんしぇ!共に逝くぜよ!」
(シュッ!シュッ!シュッ!)
勝「ぬぉぉぉ!これは、、、全く感じないぞ…。」
龍馬「全然きかんかえ?」
仁「(決まりだな)」
仁「…先生。これはいわゆるイ○ポです。和名”勃起不全”」
勝「なんだい、それは…?」
仁「頑張っても頑張っても刀が抜けなくなる大変な病気です。せっかくの名刀を持っていても、切れ味が発揮できなくなります。」
仁「やはり文字通り手術の準備が必要ですね、あ。咲さん、やはり麻酔は無しでお願いします。」
佐分利「先生…。」

…俺は今、坂本龍馬が勝海舟の名刀をたたんと努める姿をみた。
これは龍馬の薩長同盟より素晴らしい歴史の光景をみていたのかもしれない。
美紀…俺はもう少しだけ江戸に残りたいと思えたきたよ…。

(そのうちにまたつづく)
0157創る名無しに見る名無し垢版2012/08/04(土) 15:57:39.37ID:jVOvt/8K
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
8. アイドルマスターブレイク高木裕太郎
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
0158創る名無しに見る名無し垢版2012/08/11(土) 00:20:16.45ID:8JTQE71E
.
0159創る名無しに見る名無し垢版2012/09/17(月) 09:39:33.24ID:AJj38Kt5
.
0161創る名無しに見る名無し垢版2012/10/11(木) 04:18:10.99ID:9J2ONAc0
どういう事w
0162創る名無しに見る名無し垢版2012/11/19(月) 05:58:38.51ID:Xi6UIJO/
.
0163創る名無しに見る名無し垢版2012/12/30(日) 21:23:04.70ID:wMlxd9aG
良守「あのさ、琴音、明日とかヒマか?」
時音「まあ、暇って言うか・・・暇だけど?」

良守「じゃあさ、ちょっと見てもらいたいものがあるんだ・・・」
時音「そう・・・」

良守「開けてみてよ」
時音「うん」」
0164創る名無しに見る名無し垢版2013/02/21(木) 22:59:44.43ID:Sef+mYfP
.
0165創る名無しに見る名無し垢版2013/02/25(月) 23:47:12.61ID:Z2H+QYC2
0167創る名無しに見る名無し垢版2013/03/03(日) 19:13:07.11ID:qWCoxn4L
畳の小さな部屋に、大きな雛壇が飾られていた。
まだ小さな私は、その部屋に一人でいた。
 
女の子のお祭りだから、女の子しか入ってはいけないと言われた。
この家に女の子はあなただけだから、あなたはひとりでそこにいるよおにと言われた。
 
部屋の窓には分厚いカーテンがかかっていて、外の景色は見えない。
でも音で分かる。それと暗さ。部屋には電気がついていたけれど、空気は重く暗かった。
大粒の雨が窓や屋根を叩き付ける音も聞こえる。
外は大嵐なのだ。
 
着飾った私はその部屋の真ん中にひとりでぽつんと立って、雨の音を聞いていた。
足下にはキレイな朱色のちりめんの座布団が一つ置いてあった。
何故か私はそこに座る気になれなかった。
  
 
一瞬、部屋の中が真っ白になった。
 
その直後にバリバリとものすごい音が鳴った。
雷だとゆうことに、やっと気がついた。
 
3つめの雷が鳴ったときに、部屋が真っ暗になった。
停電。
稲光で真っ暗な部屋が照らし出される。
その時になって私は初めて雛壇の飾りをみた。
 
稲光はもちろん一瞬なのだけれど
暗闇に戻った部屋の中で、さっき白く光ったひな人形たちがその場に焼きついているよおに感じた。
 
 
また部屋が光った。
 
 
そのとき、足もとにあった座布団に誰かが座っているのが分かった。
0168創る名無しに見る名無し垢版2013/03/03(日) 19:14:19.13ID:qWCoxn4L
部屋が暗闇に戻っても、そこにいるのは分かった。
気配と体温。
私より少し大きいくらいの男の子。
 
この部屋には女の子しか入っては行けないのに、なぜ男の子がいるの…?
そお思った私の気持ちが伝わったかのよおに、声が聞こえた。
「僕は特別」
変声期まえの、高く澄んだ男の子の声。
 
また部屋が光る。部屋がゆれるよおなドーンバリバリとゆう音。
激しい雨と風の音。
その中でその子の声はハッキリと響いた。

「女の子はね、女の子で生まれてくるのではなく、女の子になるんだ」
 
私はだまってその子の言うことを聞いていた。

「僕は、君を女の子にするためにやってきた。だから部屋に入れたんだよ」


暗闇のなかで、両肩にその子の手が置かれるのを感じた。
ゆっくりとした息が私の目の前にあることを感じた。
その子の手が私をゆっくりと下方へ押して、私は両膝をつき、そして畳の上に座った。
 
「お雛さまが見ているから、大丈夫」 
 
着付けてもらった着物がほどかされてゆく。
私はだまったまま、じっと動かず、ただ雨と風の音を聞いていた。
気がつくと畳の上に仰向けに寝ていた。
次に部屋が光ったとき、私の目の前にその子の顔があった。その後には天井が見える。
なのにどおして、その子の顔が分からなかったのか。
 
ゆっくりゆっくり、その子の手が奥に入ってくる。
怖くはなかった。驚きもなかった。緊張感もなかった。
どこからか、お囃子が聞こえてきて、それが少しずつ大きくなってくる。
雛壇の五人囃子の演奏なのだろー…

「君は、女の子になりたかった?」

そお聞かれたのを最後に、あとは暗闇と耳元までやってきたお囃子の音しか分からなくなった。
あれほど激しかった雨や風、雷の音すら聞こえなかった。

雛壇の一番上に飾られたお雛様とお内裏様が、じっと見下ろしている。
ぼんぼりからは、淡い黄色い灯りが漂ってきている。
お囃子の音はもう、おかしくなりそおなくらいの大きな音で頭の中に入ってきて
そして
 
いつのまにか、部屋の電気がついていた。
私はきちんと着物を着て、座布団の上に座っていた。
部屋には誰もいなかった。
 
雨も風も雷も止んでいた。もちろんお囃子の音も聞こえなかった。
部屋を出ようと立ち上がった。
ざぶとんには赤い染みがついていた。
=完=
0169創る名無しに見る名無し垢版2013/03/08(金) 13:29:48.59ID:f/xoh9uA
好きな小説を勝手に漫画化してみたい・・・・
っていうの、ある人いるのかなあ。
0171創る名無しに見る名無し垢版2013/03/22(金) 22:48:44.36ID:tbB0nEI6
ksks
0173青空町耳嚢 〜創作発表板五周年企画SS〜  ◆ftPUzYFINd55 垢版2013/08/28(水) NY:AN:NY.ANID:QKyBoSbx
青空町耳嚢 第15/21話
【花火大会?】

 大学生最後の夏休み、バイク仲間数人で日本一周の旅をした。
 ただ日本一周するだけではつまらないと、心霊スポットや不思議系スポットも取り入れたツーリング旅程。
 怪奇現象で話題になっているH町やA町も、もちろんルートに入っていた。
 H町では噂の巨大ロボットを拝めて興奮のあまりつい長居してしまい、近隣のA町にさしかかったころにはもう夜になっていた。
「こっちの町でもなんか見れるかな?」
「いや〜、さすがに巨大ロボほどのサプライズはないでしょう」
 とコンビニ前で一息ついていると、ふいにヒュルルル〜ドーンと音がした。
「あ? 花火か?」
 つづけざまにドーン、ドーンと景気のいい音がして、夜空がパパッと明るくなった。
「花火……大会?」
「今日から9月だぜ?」
「ふつう8月じゃね?」
 そんなこと言いながら笑っていたが、気づくとメンバーの一人が宙をみてぶつぶつとなにやら呟いている。
「ばいく……びる……とらっく……」
 なに言ってんだとからかうと、そいつは震える指で空を指さした。
 その時までそいつ以外は、ああ花火だなあ、って思うだけで、じっくり見てはいなかった。
 で、そいつが指さしてはじめてわかった。
「『カメラや』……」
「『せんせい』……」
「『せんしゃ』……『せんしゃ』……『ちょうかん……』」
 夜空に咲く花火それぞれの中心部に、光の文字が浮かんでいる。
 すごい仕掛けだと思ったが、その大輪の光をうけながら次々と打ち上がってくるモノの正体に気づいた時、寒気がはしった。
「あれ、家、だよな……」
「たぶん……。だって『いえ』って花火になったもんな……」
「じゃあ、あの江戸時代っぽいでかいのは?」
「『やしき』じゃね?……ああ、『にんじゃやしき』だったわ」
「忍者いるのかよ!?」
「いるんじゃね? 今『にんじゃ』ってのがあったし」
「てか、『せんせい』とか『ちょうかん』とか、打ちあがっていったのって……まさか人?」
「じゃあもし俺たちが花火になるなら『ばいくやろう』?」
「ふつーに『がくせい』あたりじゃね?」
「てかそもそも、人ってやばくね? 花火とか、熱くね?」
「むしろ人としてやばくね? 生きてんの?」
「知るかよ」
 ふいにシューっという着火音が間近でおこった。
 振り返ると、さっき飲み物やつまみを買ってでてきたばかりのコンビニが、火花をちらしながら宙に舞い上がっていくところだった。

 誰かが「うわっ」と叫んだのをかわきりに、皆われ先にとバイクに飛び乗って逃げだした。
 コンビニが『こんびに』になったのか『コンビニ』になったのかは知らない。


【終】

-------------------------
【8/27】創作発表板五周年【50レス祭り】
詳細は↓の317あたりをごらんください。
【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ34
ttp://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1361029197/
0174創る名無しに見る名無し垢版2013/10/03(木) 02:09:47.60ID:wTidxJgB
両津「なんか知らんが、黒いおっさんにプロデューサーにスカウトされたぞ。」

両津「アイドル達を有名にすればボーナスが出る。よし、やってやる。」
0175創る名無しに見る名無し垢版2013/10/03(木) 02:12:01.16ID:wTidxJgB
両津「ワシが今日からお前のプロデューサーになる両津勘吉だ。」

千早「どうも如月千早です。ご指導、ご鞭撻の程宜しくお願いします。」

両津「ワシも一通り聴いてみたんだが、お前の歌は悪くない。なのに何故未だにE ランクなんだ?」
0176創る名無しに見る名無し垢版2013/10/03(木) 02:13:49.48ID:wTidxJgB
千早「私は歌に全てをかけてきました。もっと多くの人に歌を届けたい!その為の努力は惜しまないつもりです。」

両津「それはやる気があっていいことだ。」

千早「なのに今までのプロデューサーは歌に関係のない無駄な仕事ばかりで…」

両津「それでやる気がでず、腐っていたと?」
0177創る名無しに見る名無し垢版2013/10/03(木) 02:15:11.27ID:wTidxJgB
千早「…否定はしません。ですが私は多くの人に歌を届けたい。私の歌を聴いてもらわないといけないんです!」

両津「………」

千早「はっきりいって歌に関係のない仕事をやるつもりはありません。」

両津(こりゃ面倒くさいガキにあたっちまったな……鉄拳制裁で言うことを聞かせてもいいが……)

ポクポクポクポクポクポクチーン
0178創る名無しに見る名無し垢版2013/10/03(木) 02:15:43.05ID:wzs4p9f1
紫煙
0179創る名無しに見る名無し垢版2013/10/03(木) 02:16:54.00ID:wTidxJgB
両津「よし、わかった。君の熱意に負けた。ちょっと待っていなさい。」

ガチャ、ピポパポ プルル

アッワシダワシダリョウツダ ウンタラカンタラ

千早「……」

ナンジャトワシノユウコトガ ウンタラカンタラ

千早「……」

ヨシ、ジャアヨロシクナ ガチャ
0180創る名無しに見る名無し垢版2013/10/03(木) 02:18:07.24ID:wTidxJgB
両津「喜べ千早。フ○テレビの有名な番組のエンディングを歌わせて貰える事になったぞ。」

千早「ほ、本当ですか?」

両津「ただし、一ヶ月後までワシのスペシャルにハードなレッスンに耐えられたらな。」

千早「大丈夫です!歌を歌わせて貰えるチャンスを頂けるならどんな厳しいレッスンにも耐えてみせます。」

両津「フッフッフ。」
0181創る名無しに見る名無し垢版2013/10/03(木) 02:20:01.72ID:wTidxJgB
一ヶ月後 フ○テレビ

キャスター「続いては巷で話題沸騰中のこのコーナーです。」

千早「皆さん、こんにちは新人アイドル如月千早の72一点だかのコーナーです。」

千早「今日の中山11レース、スプリングSの私の一点予想は、2枠四番マイイヨジョンヌの複勝一点です。」
0182創る名無しに見る名無し垢版2013/10/03(木) 02:21:42.74ID:wTidxJgB
キャスター「マイイヨジョンヌは11番人気、単勝が98倍となっています。どうですかね胃崎先生?」

胃崎「流石に昇り目の薄い七歳馬、前走大敗は厳しいと思うよ。しかも大外枠、展開が向いても七着までだね。」

千早「大丈夫です。この馬券が当たる可能性は72%です。」
0183創る名無しに見る名無し垢版2013/10/03(木) 02:41:54.16ID:M7pCxwEH
実況「セントウハハクヨムーン チョットイッパイカ ソノウチカラサンカレロ スルスルトアガッテキタ オオソトカラマイイヨジョンヌ
オオソトカラマイイヨジョンヌ イマイッチャクデゴールイン ハラン ハラン ダイハラン」

キャスター「千早ちゃん、今週も的中おめでとう。」

千早「ありがとうございます。」

胃崎「オオソトノノビヤスイババガショウインカナ」

キャスター「では今週もこの曲でお別れです。如月千早さんで【蒼い馬】」

アオイーウマ モシシアワセ

両津(千早よ。見事な予想だった。お前はこのわしをついに超えた。)

チカクニアッテモ アノダイチヲワタシハカケル

両津「さて次のアイドルを育てにいくか。」
0184創る名無しに見る名無し垢版2013/10/11(金) 22:36:37.82ID:BER4mOTF
 
0185創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 03:29:28.37ID:23MjFYnW?2BP(0)
寒さで目を覚ました

公園の屋根つきベンチで雨宿りをしていたつもりが、いつの間にか眠ってしまったようだ、よく凍死しなかったと自分を褒め称えたい
暖房の効いたデパートにでも行こうかと思ったが、そこまで行くのに雨に濡れなけゃいけないと思うと、すっかり行く気がなくって、このまま二度寝したい衝動にかられる

にゃ

と、足元で控えめな鳴き声がして、目を向ける

黒猫が一匹礼儀正しく座っていた

雑色が一切ない、きれいな毛並みの猫

手を伸ばすと、ひょっいとかわされた、かといって逃げ出すわけでもなく、まだ足元で顔を洗いはじめた
猫好きな弟を思い出す、重度な猫アレルギーのくせに、見かける度に近づいて一方的のふれあい行為に出る
そうして、いつも目や鼻を赤くして、腕に生傷を残しながら帰ってくるものだった
…実家に帰りたい、みんなで囲む鍋が恋しい

今頃帰る顔も、経済力も、わたしにはないけど
0186創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 03:31:46.35ID:23MjFYnW?2BP(0)
ねこー ねこーと公園の外で呼ぶ声がした

お前のことか、と足元に視線をむける

黒猫はそんな声を気にもせず、顔を洗い続けていた

声はだんだん近づいて
間もなく、どこかの高校の制服を着た少女が白い傘を差し
公園の入り口に現れた

足元の黒猫を見るなり、顔を綻ばせ
よかった、とすたすた歩いて来て、抱き上げた

「あ、こんにちは」
わたしの視線に気づいた彼女は小さく会釈してきた
「こんにちは」

「えっと…傘貸しましょうか」
親切な女の子だ

「いや、いいよ、帰る場所がないんだし」自分で言いながら恥ずかしくて、顔をしかめる
「…ホームレスさん?」
「の一歩手前だよ」
「…そうですか、頑張ってください」
「…うん」
「それでは」
「うん」
礼儀正しんだか、失礼だか、都会の子はみんなこうなんだろうか、
少なくとも、わたしが住んでいた田舎では、知らない人に気安く話かけられる人はいなかった
0187創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 03:32:51.00ID:23MjFYnW?2BP(0)
都会っ子の背中を見送りながら、寒さで身が震えた

ぐるるぅーと、内臓が振動するような感触と共に空腹が目を覚ます

一歩手前とかと見栄を張っていた(?)が
今の状態はもう立派なホームレスだ

両親の反対を押しきり都会に飛び出すんじゃなかった
田舎を出ると言って聞かないわたしに、呆れた父は二度と帰ってくるな、
と入れ歯が飛び出る勢いで怒鳴った
だから、わたしは大企業に就職して、見返してやろと思った
思った結果がこれだ
そう言えば、3月まで通っていた大学は地域の中小企業密着形だったっけ

もそもそとポケットから残り少ないタバコを取り出す
大学時代付き合っていた天パに勧められて、いやいや吸っていたこれも、すっかりやめられない快楽の一つになっていた
ライターに火を点す
しばらく、本来の目的を忘れ、むき出しの裸火で手を暖める
あったけー
0188創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 03:36:55.81ID:23MjFYnW?2BP(0)
「あの…」
「…」振り向いたさきには、先ほどの女の子が立っていた
ライターで暖をとる、という行為が面白かったみたいで
口を押さえてうふふと笑っていやがる
「お姉さん、住むどころないんですよね」
いきなり失礼なことをきいてくるので
わたしは少しむっとなって、ぶっきらぼうに「ん」だけと答えた
すると、なぜか彼女は嬉しそうに口元をつり上げたようにみえた
わたしの不幸を蜜の味として味わってるわけではなさそうだが
不愉快であることには変わりない
「あのな」注意してやろうと少し口調を強くしたその時
ぐぅーと空腹の激しい自己主張が鳴り響く
「……」
「お腹空いてるんですか」
「…」恥ずかしさのあまり、黙り込むしかなかった
年下の前で醜態をさらした上
さっき、注意してやろうとしていた自分がいると思うと顔から火が出そう
穴があったら入りたい
そんなことはお構い無くとでも言わんばかりに、女の子は続ける
「わたし、今日久しぶりにすき焼きが食べたくなって、
高級牛を買ってきたんですけど」
「すき焼き…」
「はい、でも、わたし独り暮らしで
準備や片付けの手間を考えたら、なんか釣り合わない気がするんですよ」
「なにと?」
「すき焼き食べたぞっていう満足感と」
しらねぇよと心の中でつぶや、
ていうか、空腹で苦しむわたしへの精神攻撃?
そう思うと、胸の奥から怒りが込み上がってきた
こいつはわざわざわたしをばかにするために戻って来たのか
そういえば、さっきの表情、あれはわたしを嘲笑っていたに違いない
などと一人、脳内で盛り上がっていたら、
「なので、晩ごはんご一緒しませんか」
と予想せぬ方向からストレートを放たれた


はあ?
0189創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 03:38:28.20ID:23MjFYnW?2BP(0)
「二人分の満足感なら、少し面倒くさくでも作り甲斐がありますからね」

「それだけの理由で、知らない人を家に呼び込もうとする君はおかしいよ」
そもそも、なにか裏があるのではないかと、こっちが疑いたくなる
ホームレスにふぐの毒見をさせる話が思い出される
まさかわたしに高級牛の毒見をさせようていうわけではあるまい
きっとこいつの家に上がり込んだ瞬間、
怖面の坊主頭が何人も奥から飛び出ってくるはずた

「ビールもありますよ」
「うぐっ」
0190創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 03:40:24.67ID:23MjFYnW?2BP(0)
「待って、生卵がないじゃないか、そんなのすき焼きとは呼ばせないぞ
生卵ちょうだい」
「楽しそうですね、あんなんに警戒してたくせに」
結果から言うと、わたしは彼女の家で鍋を囲んでいる
怖面の坊主頭はいない、黒猫だけが床暖房のフローリングで横たわっていた

二本目のビールを開けたとき、わたしは手に持つものに違和感を覚える
「おまえ、えっと…」
「小春です」
「うん、小春は一人暮らしだよな」
「最初に言ったじゃないですか、一人暮らしですよ」
「高校生?」
「…見ればわかるでしょう」
「一人暮らしの女子高生がなんで冷蔵庫にビールを備え付けてるんだよ」
「えっ、大丈夫ですよ、ほら、ノーアルコール」
「関係ねぇし」
「ついてにノーカロリー」
「…乾杯しよう」
「いぇーい」
0191創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 03:41:21.23ID:23MjFYnW?2BP(0)
空腹だったとはいえ、普段の一食とあまり変わらない量で腹一杯になった
胃の容量が増えたわけじゃないから、当たり前といえば当たり前だが

満腹感に満たされたままこたつに深く潜り込み、
設定温度25度の暖房器具で暖められたリビングのなかでテレビを眺める
そろそろ出ていかなきゃいけないな、と心の中で思っていても身体が言うことを聴かない
キッチンの方では皿同士がふれ合う音と蛇口から水が流れ出る音がする
小春が皿洗いをしているようだ
手伝わなきゃと思ったが、やっぱり身体が動こうとしない

黒猫はわたしに警戒心のかけらも見せずにすり寄ってくる
やっぱりきれいな毛並みだなと思ったのが、その日の最後の記憶だった
0194創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 03:52:31.65ID:23MjFYnW?2BP(0)
お姉さん、お姉さんと呼ばれて目を覚ました
こたつの中で寝ている状況が理解できなくて、ちょっと戸惑った
しばらくして、昨晩のことが思い出される
睡魔に負けてそのまま寝てしまたようだ
晩ごはんだけいただくつもりだったのに、ずいぶんとあつかましいことをした

「あんまりにも気持ちよさそうに寝ていたのて、起こすのが忍びなかったです」
と言って、小春は申し訳なそうに続ける
「でも、わたしもう学校にいかなくてはいけないので」
0197創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 04:49:10.83ID:23MjFYnW?2BP(0)
時計に目を向ける、朝6時半を指している
「ごめん、つい…」
立ち上がって、ジャンパーに手をかけたとき、言い忘れていたことを思い出す
「晩ごはんおいしかったよ、本当にありがとう」
軽く頭を下げて、まだ続ける
「わたし自身がお世話になっといて、こんなことを言うのもなんだが
知らない人を家に呼び込むようなことはもうしない方がいいよ
君は善意で接しているけど、相手の方は善人とは限らないし」
そう言い残してドアに手をかけた
0198創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 04:51:40.71ID:23MjFYnW?2BP(0)
「待って」

振り向くと小春はなにか言いたそうにもじもじとしていた
その様子を眺めていると、彼女は意を決したように口を開く
「しばらくの間、一緒に住みませんか」と

もう、驚かないけど
正直、言われるじゃないかと少し期待していた

「お姉さんがバイトを見つけて
アパートを借りられるまで、ここにいてもいいですよ」
0200創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 04:54:30.70ID:23MjFYnW?2BP(0)
昨日の夜、こんな会話をした
「ホームレスになってもバイトはしたくなかったのですか」

バイトを探そうとした時にはもうホームレスになっていたよ、と答えた

「どういうことですか」

「都会に出ると決めたときから金を貯め始めた、最初にアパートを借りたりするために」

「意外と計画的ですね
てっきり一文なしで家を飛び出したのだと思ってました」

「そこまでばかじゃないよ
まあ、実際それと同じ結果になったけど」
一息ついてまだ続ける

「電車ですりに遭ってね
有り金を全部財布に入れてったから、一気に一文なしだ」

「…それ、有り金、全部財布に入れてたお姉さんの責任でもありますね」

「反省はしてる」きっとやったやつは家族を養うお金もなく困っていて、そして、わたしの20万で新な人生を歩み出すはずだろうなあ
とポジティブに考えてみる
だからといって許すつもりはないけど

「なるほど、それでバイトすら見つけられなかったのですね」

「理解が速いな、住所不定じゃどこも雇ってくれないね」

「探そうと思えばなくもないでしょうけど…」
しばらく小春はなにかを考えているように黙り込む
そして、手に持つビールを仰ぐ
0201創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 04:57:52.44ID:23MjFYnW?2BP(0)
その豪快な飲みぶりの裏では
住み処のないわたしを助ける方法を考えていたのか
そして、わたしをこの家に泊めるという結果に至ったみたい

返事を返すよりも先に、小春はなにかをわたしの手に握らせる
銀色の鍵だ
「合鍵ですよ、お姉さんがもしここにいたかったら
そのまま持っていてください」

「もし、いたくなかったら?」

「出ていくときに鍵かけてもらっていますよ
あとはポストにでも入れといてください」
「ずいぶんと信用されてるな
わたしがこの家にある金銀財宝、全部持ち去っていくかもしれないのにね」
自分で言っといて笑いそうになった、
金銀財宝ってまるでわたしは桃太郎みたいだな

「金銀財宝なんでないですよ、それにお姉さんが寝ている間
免許証のコピー取らせていただいてますから」安心ですと小春はにっこり微笑む

「……」

考えてといてくださいねと言って、小春は出ていった
0202創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 05:00:06.91ID:23MjFYnW?2BP(0)
バタンとドアが閉まり、部屋の中に一人残された

なにか企みがあるわけではなさそうだが、これほど好意を丸出しにされると
自然と感謝よりも先に疑いの気持ちが出る
いや、もちろんそこまでお世話になるつもりはないけど
0203創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 05:32:13.28ID:23MjFYnW?2BP(0)
許可もなくシャワーを使うことに少し抵抗を覚えたが
家主の性格からして、きっと気にするはずもない

ちょうど、ドライヤーをかけたとき、
黒猫がひょこっと脱衣場に顔を出してきた
そして、ドライヤーの騒音に驚いたのか、火が着いたように逃げて行った

頼ってみるのもわるくないけど、さすがに年下にはね…

まとめほどもない荷物を肩にかけ、
わたし一晩お世話になった家のドアに鍵をかける
カランと音をたてて、鍵がポスト口からドアの内側に落ちたのを確認し
小春の家をあとにした
朝の空気は冷えていた、一晩中降っていた雨はもうすでに上がっていて
かわりに眩しい朝日が地面に降り注がれている
いいことがありそうな兆しだ、と根拠もなく思ってみる
0205創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 19:27:06.57ID:23MjFYnW?2BP(0)
後悔した
何度も体験していて、わかってはいたはずだが
この時期の、昼と夜の温度差にはやはり驚かれる
それに民家から流れ出る晩餐の匂いが
空腹をまだ叩き起こした

気が付けばわたしは小春の家へと向かっている
向かってどうするんだろう
一度出ていったのに、まさか
やっぱり住ませてくださいなんで言えるはずもない

ていうか、それができるならとっくに実家に帰っている
0206創る名無しに見る名無し垢版2013/11/28(木) 19:47:41.41ID:23MjFYnW?2BP(0)
小春の住むマンションはもうすぐ先だ
見上げると、部屋にはすでに電気が着いていた
あそこに戻れたらどんなにいいのだろう

タバコの箱を取り出し、電柱に寄りかかる
0207創る名無しに見る名無し垢版2013/11/29(金) 19:12:01.69ID:F2jRvWBL?2BP(0)
「……」

空っぽだ
いいことなんでなんもねー
0208創る名無しに見る名無し垢版2013/11/29(金) 19:12:35.00ID:F2jRvWBL?2BP(0)
「ひーっ!?」なにか冷たいものが背筋を沿って、這い上がってきた
0209創る名無しに見る名無し垢版2013/11/29(金) 19:13:06.31ID:F2jRvWBL?2BP(0)
「条例で歩きタバコは禁止されてますよ」

「…」小春の声だ

「戻ってくると思ってました」わたしの背中に手を入れたまま、小春は言う
「お姉さんのことなんだから
どーせマンションの下まで来て躊躇し出すから、むかいに来たんですよ」

全部お見通されていたようだ
「とりあえず、手を出せ」
0210創る名無しに見る名無し垢版2013/11/29(金) 19:14:40.62ID:F2jRvWBL?2BP(0)
小春の家に上がると、テーブルには豪快な食事が用意されていた
「歓迎パーティーをしょうと思って買ってきたのに、お姉さんが変に意地をはるから、冷めちゃいました」

「まだ居候になるとは言ってないぞ」なんか悔しかったので強がってみる

「食べましょうか」
「うん!」
0211創る名無しに見る名無し垢版2013/11/29(金) 19:16:11.01ID:F2jRvWBL?2BP(0)
一人暮らしの家には家族との時間を大切にしょう
という気遣いはないらしくて
食事につくと小春はすぐにテレビをつけた

実家でやったら、父さんの茶碗が液晶を割るだろう

画面の中では誤表記やら、偽造やらと騒いでいた

「たまには逆のことで起きないですか」
何のことと聞き返すと
0212創る名無しに見る名無し垢版2013/11/29(金) 19:17:22.65ID:F2jRvWBL?2BP(0)
「例えば、シャコ貝って書いてあるのに、実はアワビでした!
とか」そんなことを言い出す

「ありえないね、安い方を出すために偽造したしゃない」
「本人たちは偽造ではなく誤表記って言ってますよ」
「ふさけるな、アワビなんか食わせてってお客さんが怒るのか」

「アワビ食べさせてすみません、責任取ってやめますって
社長さんが辞任するんですよ」

「あははっ、シュールだな」おもしろい子だと思ってわたしは笑った
それにつられて小春も口を押さえて笑う

その笑顔を見て、わたしは自分でも驚くほどの安心感を覚えた
そして、意地を張っていた自分がばからしくなって
目の前の女の子に頼ろうと思えるようになった
0213創る名無しに見る名無し垢版2013/11/29(金) 19:19:19.33ID:F2jRvWBL?2BP(0)
小春と暮らし初めて、わたしはすぐにバイトを見つけることができた

駅前のファミレスでウェートレスになることだ
厨房の方がよかったが
まあ、贅沢は言えない
0214創る名無しに見る名無し垢版2013/11/29(金) 19:19:54.69ID:F2jRvWBL?2BP(0)
それと、小春からは2つ条件を出された
一つ、5時前にはバイトを切り上げること
なんでも、一緒に晩ごはんが食べたいからだそうだ

二つ、土日はシフトを入れないこと
これについては、一緒に出かけたりしたいからと言っていた

いや、わたしたちは新婚の夫婦かと
さすがにつっこまずにはいられなかったが
居候させていただいてる以上、のみ込むしかない
0215創る名無しに見る名無し垢版2013/11/29(金) 19:59:15.16ID:F2jRvWBL?2BP(0)
これは同居し始めて二週間目のときの話

そのごろわたしは、小春のことがすべて理解している
と思っていた

いや、別に彼女か大事とか、好きとか
そうゆうことではない

それほどわかりやすい子だから
二週間一緒にいれば、もう大体わかってしまう
0216創る名無しに見る名無し垢版2013/11/29(金) 21:03:44.68ID:F2jRvWBL?2BP(0)
その日いつものように小春の勉強を見ていた
彼女に与えられるばっかりはいやなので
わたしは彼女の勉強を手伝っている

評論文の問題集をやっていた彼女は
「こんな、頭のいい人の書く難しい文章は
頭のいい人が読むものですよ
なんで高校生がやるんですか」
と端にある作者の写真をシャーペンで突く
0217創る名無しに見る名無し垢版2013/11/29(金) 21:04:47.08ID:F2jRvWBL?2BP(0)
「それは間違ってるね」
わたしは写真にデコピンをいれる
「こいつらはちがう、ホントに頭のいい人は
こんな小難しい言葉を使わなくても
だれにもわかる文章を書くだろう」

「いいこといいますね」小春は笑った
「でも、問題を解く上ではなにも役たちません」

「そこは、気持ちの問題だよ
少しは、気楽になるだろう」
0218創る名無しに見る名無し垢版2013/11/30(土) 01:24:22.15ID:fEjzlOV5?2BP(0)
「なるほど……」
少し黙り込むと、小春はあらたまったように
わたしの方に向く
「お姉さん」

「なんだ、急に」

「ちょっと、悩み事です」
悩み事?小春に縁のなさそうな言葉なのに
0219創る名無しに見る名無し垢版2013/11/30(土) 01:25:55.71ID:fEjzlOV5?2BP(0)
「いじめというか、いやがらせをされてるみたいです」

「……」やっばり都会はこわい
全学年が顔見知りの田舎じゃ、いじめなんかドラマの世界だ
「これはまだ、なんで急に」

「高校生のいじめなんで、理由がなく襲ってくものですよ」

「それは理不尽だね」わたしはあんまり気にしなかった
ていうか、どうでもいいと思った
0220創る名無しに見る名無し垢版2013/11/30(土) 01:26:49.69ID:fEjzlOV5?2BP(0)
それが、つぎの日になると
小春はになにも言ってこなくなったので
わたしはもっと気にしなくなって
忘れた

だが三日後、学校から帰った小春は手に包帯を巻いていた
「それ、どうしたんだ」包帯を指さして言った

「大丈夫ですよ
ちょっと擦りむいただけです」

擦りむいただけで包帯が必要か?
そこで、わたしは四日前のことを思い出した
「前に言っていたいじめか?」

「えっ、大丈夫ですから、本当に」
否定はしない、小春はうそがつけない
「……」

「わたしちょっと疲れてるようです
部屋で休んでます、晩ご飯お願いできますか?」

「…うん、わかった」
0221創る名無しに見る名無し垢版2013/11/30(土) 01:27:32.99ID:fEjzlOV5?2BP(0)
やばいな、とわたし思った
理不尽さを受け入れでいる顔だ
いじめはもっとひどくなるかも知れない

でも、やっばりどうでもいい
所詮小春とわたしは二週間程度に知り合いでしかない

バイトの給料が下りたらわたしはこの家を出て行く
そのとき泣きつかれるかも知れない
わたしも泣くかもしれない

でも、やっばりそれぐらいの知り合いでしかないのだ

とりあえず、今夜は小春の好物でも作ってやろう
0222創る名無しに見る名無し垢版2013/11/30(土) 01:41:35.15ID:fEjzlOV5?2BP(0)
翌日、小春は休んだ
昨日のことがショックだったみたいだ
わたしの前では元気に振舞っているけど

やっばり、どうでもよかった
0223創る名無しに見る名無し垢版2013/11/30(土) 01:50:27.14ID:fEjzlOV5?2BP(0)
予想を反して、小春はその次の日ちゃんと学校に行った
無理するなとは言っておいた
0224創る名無しに見る名無し垢版2013/11/30(土) 02:14:53.14ID:fEjzlOV5?2BP(0)
小春が学校から帰ってきたあとのこと

晩ご飯をつくりはじめたとき、チャイムが鳴った
なべがふかさないないよう見張っといてといわれ
わたしはコンロの前を離れず、小春が玄関へ向かった

聞き耳を立てるつもりはなかったが
しばらくすると、言い争うような声が玄関から聞こえてきた
すぐに理解した、いじめっ子とやらが家まで来たんだ
さすがに、困る
わたしにも迷惑がかかるようじゃ、気にせずにはいられない

火をとめ、玄関へ向かう
途中でバタンと何かが倒れる音がして、わたしは急ぐ
0225創る名無しに見る名無し垢版2013/11/30(土) 02:32:24.55ID:fEjzlOV5?2BP(0)
「え……」
驚いた、青いコーラを見たときより驚いた
玄関には二人の女子がいる
もちろん、一人は小春だ
もう一人は見たことのない人だ
で、そいつがなにをしていたかというと
きれいな姿勢で土下座をしていた
小春はそれを見下ろすような形で立っている
0226創る名無しに見る名無し垢版2014/01/22(水) 04:24:15.51ID:8FVKwzB1
 
0227創る名無しに見る名無し垢版2014/05/18(日) 23:06:00.36ID:QxCbctro
 
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