はじめまして。超殴り書きですがよろしかったら。


あー、はいはい。そんなにひっつくなって。いい加減うざったいよあんた。
なにさいっつも私の周りで金魚の糞みたいにくっつきまわって。迷惑だよ。
あー、もう、そんなに握ったら手が汚れるだろ、そんなに抱き締めたりしたら服が汚れるって。
大体あんた駄目なんだよ。ほら、今も全然行動出来てないじゃん。いっつも私にくっついてた弊害だね。

あー、はいはい。そんなに泣くなって。ちょっと言い過ぎたよ、ごめんよ。
……これでいい?まだ駄目?駄目っぽいね。はいはい、私が悪うござんしたよ、ったく。
あー、もう、今度はなんか喚き始めたし。五月蠅いからちょっと黙れよ。
今ぐらい静かにしててもいいじゃん。もう、折角人生に一度しかないイベントなんだから私の好きにさせてよ。

あー、はいはい。そんなこというなって?別にいいじゃん、さっき……というか今いったばっかだよね。好きにさせろって。
うーん、それにしても臭いなぁ。ほら、あんたからも漂ってんだよこの臭い。くさい。
あー、もう、だからそんなにひっつくなっていったのに。バカじゃないか?
うーん、にしても今日はまぶしいなぁ。いや理由は分かってるんだけどさぁ。五月蠅いのはこいつの声だけじゃなかったのか。

あー、はいはい。もう忘れていいから。私のこと忘れていいよ。なんか私まで泣けてきたじゃんか。
ほら、泣きつかれて後はおやすみなさい、寝て覚めたら私のことはすっかり忘れてました。別にそれでいいよね。
あー、もう。駄目なんていわないでよ、私の望みなんだよこれが。別にいーじゃん、それであんたが損することはないよ?
ほら、最後にちょっとだけデレてあげる。私の貴重なデレ、存分に楽しみなよ?

目を閉じてぐっすり眠る。私が闇に落ちる直前、おまえの声が聞こえた。……ありがとう。