【お絵描き落書き】色鉛筆を擬人化して萌えるスレ3
※初めての方へ
ようこそ。ここはVIP発の、色鉛筆を擬人化して萌えるスレです。
現在は「主要な色からイメージされるキャラを題材に絵やSSをかくスレ」となってますが、もちろんスレタイに忠実な投下も大歓迎です。
このスレやまとめwikiで絵を見たり、SSを読んだりして萌えたら住人になってください。いつでも過疎気味なので、絵やSSの投下は大歓迎です。
◆色鉛筆を擬人化スレまとめwiki
ttp://www.pencil-color.net/
◆避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/11616/
◆専用うpろだ
ttp://www.pencil-color.net/uploader2/upload.html
◆初代スレで>>1が用意した各色イメージ
赤 活発でスポーツ万能。男女問わず友達が多い
青 気が強く姉御肌。人に厳しく自分にも厳しい
黄 お調子者で明るくムードメーカー
緑 口数少なく読書が好き。目つきが悪く、近寄りがたい
白 清楚なお嬢様。身体が弱い
橙 友達とワイワイ騒ぐのが好き。おしゃれ
桃 巨乳。悪気はないけど天然ボケを計算してる
紫 背が低くてちょっと生意気。寂しがり屋
水 気が弱く人見知り。いつも下を向いてる
黒 言いたいことは何でも言う。人から好かれるか嫌われるか両極端
茶 頑張り屋。落ち込みやすいけど元気
黄緑 母性本能が強く誰に対しても優しい
スレが続くにつれて朱色、群青、灰色、侍黒、焦茶、空色、薄黄色なども生まれ、住人に愛されています。
さまざまな色鉛筆を、君のイメージで擬人化しよう! おっきい桃に興味津々のショッキングピンクちゃんw イイネ! まとめサイトの管理人です。
サイトでレンタルしているサーバのレンタル期限が10月25日となっているのですが、
今年で契約の更新を辞めようと思っています。
それに伴い、まとめサイトの運用もその時点で終了とさせていただきたいと思います。
放置しすぎにも限度がある、至らない管理人でしたがお付き合いありがとうございました。
突然の終了宣言、申し訳ありません。 お疲れ様でしたー。今までほんとにありがとうございました。 今までありがとう&おつかれさまでした。
過去絵やSSが参照できなくなるのは寂しいから
今のうちにDLしまくっとくぜww うあ、久しぶりに来たら大変な事に。
今月でまとめなくなっちゃうのか〜。
残念だけど仕方ないね、今まで本当にお疲れ様でした。
自分の書いた拙いSSを載せてもらったり新スレ行くのに使ったり、色々お世話になりました。
ありがとうございました。 できるか分かんないけど、無料のWikiでも借りて
新しいまとめサイトを作ろうと思ってる。
…同じことしようとしてる人、いたりしないよね? 古い絵やSSを移転するのは恐ろしく大変だし
今からまとめを作る必要があるほどの投下はないだろう
いつか終わりは来るものだよ ブックマークをクリックしてもページが表示されなかったとき、ちょっとうるっときたよ
長いあいだお疲れ様でした >>497
そのwikiの鯖にアップされてるみたい?
ページソース見た感じじゃそんな気がする 稀にあるやろ?
まとめは歴史書。あって困ることはない 494です。移行が完了してからここにURL貼ろうと思ってたら
>>497に見つけられてしまいました。
確かに投下はほぼないんだけれど、思い出だから残しておきたかったんだ。
まだアップできてない絵なんかは合間を見て保管していこうと思います。 >>504
うおぉぉぉ黒!黒!大人っぽい!!色気がやばいwww >>504
可愛い! 黒が白い服を着るというそのギャップがいいw GJ! >>507
コタツ+携帯ゲーム機とか、最強過ぎてもう冬のあいだは出てこねえなw >>514
温泉にタオルをつけるのは邪道……あとはわかるなw >>517
分かりすぎwwwww 100万回保存したwwww >>517
ふぅ……
お前は何もわかってない
描き直せお願いします 黒はもう少し貧乳の方がいいなぁなどと贅沢を言ってはいけませんw うちのコタツには、小さな猫が住んでいる。
いや、猫と言うにはふてぶてしいかもしれない。俺の部屋のコタツにもぐりこんで、面積を半分にしてくれているのだから。
おかげで、小説を読んでいる俺は足を伸ばせない。何かにあたったら大変だ。
「色無」
その“小さな猫”は、片手にゲーム機を持ちながら俺を呼ぶ。
コタツが敷かれてから、何度聞いたか覚えていない。それ位、聞く頻度が増えた声だ。
……といっても、彼女が呼ぶのはたいていがミカンか、ジュースか、遊び相手か、そんなもの。
だから俺は、近くにある蜜柑入りの籠を彼女へと向けて押し出す。
きっと今回はこれだろう。今は本を読むのに忙しいんだ、後にしてくれ。
「……」
ふと視線を感じると、“小さな猫”はゲーム機のポーズを押してないまま、こちらを睨んでいる。
どうやら不機嫌なようだ。蜜柑じゃなかったか?
とりあえず冷蔵庫からジュースを……
「ミカンでも、ジュースでもないよ。色無」
先に心を読まれてしまった。となると、遊び相手くらいしかないけれど、あのゲームは一人用だ。
いったい何を、と思っていると、“小さな猫”はコタツへともぐりこみ、そして俺の方へと……ってちょっと!?
「ぷはぁっ。これこれ、やっぱりわたしのていいちだね」
「お、おいこら」
「いいじゃんいいじゃん、椅子になってよ」
“小さな猫”は座っていた俺の足に座り、またゲームを再開する。
こうなっては意地でも動かなさそうだ。これじゃ本も読めやしない。
俺は読んでいた本に栞を挟んで閉じ、“小さな猫”のゲーム機の画面を一緒に見続けることにした。
どうせ後で“大きな黒猫”が来る。それまでの間だと思いながら >>527
久しぶりに来たらSS投下されてて懐かしさを感じた
GJ! >>527
SSとか1年以上振りだなw
灰黒は姉妹萌えの頂点だぜ……GJ! 気づくのが遅れたw
灰は確かに猫っぽいな、萌えたぜGJ!! 懐かしい……クリーム色さんとかどれだけぶりだろうかw
また頼むぜ、GJ! あなたもクリームちゃんも久しぶりすぎるw
クリームじゃなくてクリームちゃんをprprしたいw 芸を仕込むのも楽じゃない。
尻尾をぶんぶん振り回すクリーム色のチワワが一匹ふふふと笑ってる。
出番がまだかと待ちくたびれたフラフープを手に、クリームたんは溜息ついた。
「ほら!ここを潜ればいいんだよっ」
右手でフラフープを持ちながら、左手の人差し指で輪の中を出たり入ったりを繰り返す運動。体操じゃない、教育だ。
クリームたんは仔犬を立派な名犬に育て上げようと息巻くが、意に反してどうしたことか空回り。
チワワの輪っか潜りを教えているのに、とうのチワワはどこ吹く風かクリームたんの周りをうろちょろと
歩き回るだけだった。見ている分には可愛さ溢れる光景だが、思いが通じぬクリームたんのHPはごそごそと減るばかり。
発端は単純だった。
桃色さんからからかわれたからだ。
「くりーむたんはこどもっぽいね?」
「わ、わたし、子供じゃないです!」
姉のように桃色さんを慕っていたクリームたんはちょっぴり傷ついた。
子供扱いされるなんて不本意だ。口にしていたシュークリームからとろりと零れたクリームを舌で舐めかける。
「やっぱ、り。こ・ど・も・だね?」
「ちーがーう!」
スペックからして桃色さんはオトナの色香漂うし、落ち着いてるから子供っぽいクリームたんとは相手にならない。
桃色さんはわざと手をやゆんと揺れる胸に置いて、甘ったるい声でクリームたんを諭した。
「オトナならもっとお上品にシュークリームを食べるよ?きれいな食べ方、教えて……あ・げ」
「なくていいですっ」
クリームたんは食べかけのシュークリームを置いて考えた。
誰かをびしっと仕切っているところを桃色さんに見せればよい。きっと、見直してくれるはずだ。
そこでチワワだった。
クリーム色のチワワなら、クリームたんの上に立てるはず。
だが、チワワにすら子供扱いされる始末だった。
「どーしてかなー」
きゃん!
「ほらっ。ここを潜ればいいんだよ」
クリームたんが地面をフラフープで叩いていると、チワワはお座りを始めていた。
リズム良く響くプラスチックの軽い音に合わせて、チワワの尻尾も揺れていた。
いや。そんな錯覚がするのだ。仔犬とクリームたんとの一心同体なる息が無駄にも溢れるのは不本意だ。 「……んー」
しばし、考える。
もしかして、自分が『クリーム』たんだから舐められているのか?
上手いこと言ったつもりで目が輝くが、打開策に至ることは無い。世間はそんなに甘くない。
例えば、自分がモノを教わるのだとすればどうすればいいのか。
クリームたんは自分がチワワになったつもりで思考回路を全開(フルスロットル)。
熱々でとろけるような舌触りのクリームシチューを作るとしよう。まずレシピをググって。いやいや、それだけじゃ。
側にステキなお姉さまなんか居たりすれば、お姉さまの為に極上のクリームシチューを……。あわよくば、手取り足取りの
お姉さまからの教育的指導を受けちゃって、とろっとろにとろける甘い時間を思う存分……。
「そうだっ」
頭上の電球がぴかーん。
ふわりとクリーム色のワンピースが異能力を発動したように煽られる。
きめ細かく柔らかい髪からは、甘い香りが花びらのように舞う。
フラフープを置いたクリームたんは閃きが消えぬうちにと、足早にどこぞかへ消えた。
マイペースなチワワはくんくんとフラフープの匂いを嗅いでいた。
チワワがフラフープに飽きた頃、クリームたんが帰ってきた。
地面に寝そべったフラフープを掴み、垂直に立てるや否やクリームたん、ぴんと背筋を伸ばす。
ふわっふわな髪からはぴーんと立った……チワワの犬耳。
腰から甘い香り漂うワンピースに安全ピンで留められた……チワワの尻尾。
「わたしのお手本を良く見てなさいねっ」 腰を低くしてしゃがんだ犬耳クリームたん、フラフープが立っているうちに素早い動きで輪を潜った。
人の上に立つ者ならば、進んで事を行え。
心身ともにクリーム色のチワワになったクリームたんは、チワワの目の前で輪っか潜りのお手本を始めたのだ。
フラフープを潜り抜けると両手を天高く突き出して、十点満点の気分で尻尾を振る。もちろん、つくりものだし。
見てた?見てた?
この感覚!
よーく覚えていなさいね?
チワワよ、あなたをクリーム色に染めてあげる。
クリームたんはもう一度フラフープをチワワの気持ちで潜り抜けた。
「こうだよ!」
忠実なるチワワを引き連れている姿を桃色さんに見せ付けてやる。その為ならばイヌにもなる!
フラフープを抜けるとそこは大人の視界だった。
「わたしはチワワのお姉さまだよ!」
なんだか、すごくすっきりする!
遠吠えの一つもしたいぐらい。
クリーム色のチワワはクリームたんの教育を脚で頭を掻きながら遠目で眺めていた。
そして観客がもう一人。クリームたんはちらりとその人物が視界に入った。
桃色さんだ。
シュークリームを口にしている桃色さん、思わずクリームを噴き出した。
淡くピンク色した唇と、桜色の頬がクリーム色に染まる。やばっ。こんなところクリームたんに見られたら……。
犬耳をフラフープに引っ掛けたクリームたん、不覚にもフラフープを踏んづけてびたーんと地面に激突。
ついでに踏んづけた勢いで回転したフラフープが、見事頭に直撃という屈辱付きだ。やばっ。こんな姿を桃色さんに見られたら……。
「見ないでっ」
二人、声もそろって顔を赤く染めた。
おしまい。
イラスト見た勢いで書いてもうたー、わおー。
クリームたん、柔らかそうやー。
投下おしまい。 おおおまさかのクリームSS来てた!ありがたやありがたや
女の子のかわいい描写がうまくてdkdkしたぜwwGJ!! サムライブラック保守
カタカタ タァン!
侍「たまにはネットもいいのう。次は兜割のやり方を」
ぷち
侍「む?つ、繋がらん!男め、某が無線を拝借していることに気づきおったか……!」
侍「しかし、何か気になる単語があったな……。」
侍「『兜合わせか』……。」
翌朝
侍「結局寝れんかったな。古書を漁ったが結局兜合わせに関する情報はなかった……。」
侍「誰か知ってそうなのは……。」
灰「兜合わせ?あー……」
侍「知っておるのか!?ど、どのようなものなのだ!何かしらの儀式か?それとも技的な……!」
灰「ごめーん。やっぱ知らないや。」
侍「そうか……。」
灰「なんかの技っぽいよねぇ。私以外でゲームが好きそうな紫ちゃんとか本好きな緑ちゃんに聞いてみればー?」
侍「うむ。そうしてみよう。時間をとらせた、忝ない。」
灰「頑張ってー。」
灰「……………………………………」
灰「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
紫「兜合わせ?なにそれ?」
侍「調べてもわからぬ故最初は灰に聞いたのだがな。ゲームか何かの技ではなかろうかと。」
紫「そんな技聞いたことないなー。無双とかBASARAとかでもないよ?」
侍「なるほど、ではかの文学女に聞くとしよう……。」
侍「緑よ。」
緑「何?」
侍「率直に聞くのだがお主、兜合わせと言うものがなんだか知っておるか?」
緑「(ガタッ)あ、あなたもとうとうこっちの世界に目覚」
紫「(ピョコ)私にもおせーてー!?」
緑「…………ちょっと待って?………どうしてそれを?」
侍「なに、最初は単語だけ見てな。何かの奥義とか技かと思い灰に聞いたのだが紫か緑が知ってるのでは、と言われて。」
紫「知ってるの!?何のゲーム?あ!アニメ!?」
緑「か、兜合わせは……昔、戦において…つばぜり合いが長引いた時………武士が兜で相手の顔を突くことから……」
侍「おー!!!」
紫「かっけー!!!」
この時、私は初めて無垢な友人達に嘘をついた(緑談) 無「過疎だな・・」
茶「そうですねー」
黄「いつもの事だけどねwww」
無「しりとりでもしようぜ」
茶「いいですよーじゃあ色無くんから」
無「じゃあ「過疎」。次は茶」
茶「そ?えーとえーと・・・あ、素麺!!」
無・黄「」
茶「・・・・・?ああっ!わ、私の負けですか・・・?」
無「・・・ンジャメナ。つぎは黄」
黄「ナン!!」
無(ダメだ!このメンバーじゃ成立しない・・・)
俺が小学校高学年からROMり始めて今年大学受験だよ
まさかこのスレがこんなに長く続くとは ああもうそんな年数経ったのか…(遠い目)
受験がんばれ〜 最近は無限の冒険を謳う某ネトゲで刀振ってます
もちろん名前はサムライブラック サムライブラック保守
侍「そしてまたこの時期が巡ってきおった……いくか!かの地へ!」
そして3日……
寮
青「音信不通になって3日……。あんたさ、なにやったの?」
男「俺は何もやってない!無実だ!」
橙「犯人はみんなそう言うんだよ!」
黄「大変だ!大変だ!もう一回言うぞ大変だ!」
色「むろみさん終わったのは大変だな。で?」
黄「侍ちゃんが……テレビに………」
青「想像したくなかったけど……」
紫「この人殺し!侍黒の仇だ!」
黄緑「ダメよ紫ちゃん!復讐は新たな争いを生むだけだわ!」
桃「それで侍ちゃんはどこに埋められて……」
男「俺の意向ガン無視ぃ!!!」
黄「………ドイツ」
アナウンサー『さぁワールドカップ目前!私はドイツにやってまいりましたー!』
アナウンサー『珍しい格好のサポーターがおりますね。日本からいらしたんですか?』
侍黒『然り、ドイツ選手のアウェイユニフォームがくろかったので、応援するならやはりこのかと。』
アナウンサー『凄い和風な着物ですが、日本選手についてはどうお思いですか?』
侍『黒の選手達は惰弱な青なんぞに引けは取らん!!!』
全員「この売国奴!!!」 たまにこのスレに男朱×焦茶SSを投下してたのが大学生の時。
そんな俺がいまでは大学生。
サザエさんタイムかな? SS書きは書かなくなったんだろうけど
絵師はどうしてるかな
どこかで描き続けてくれてればいいけど 色んな絵師さん居たものな、懐かしい。
また見てみたいものだ。 カレーが好きで悪かったね。
ちっちゃいころから慣れ親しんだスパイスの味、お子さま舌なわたしの舌を魅了する。
千年万年変わらないご馳走だからこそ、わたしは匙でカレーに恋する。
「あー。腹へったー」
黄色のきー子はカレーライスのことを思うと恥ずかしいぐらいに腹が鳴らすのだ。
学食入口に陳列されたメニュー棚に、ろうで作られた食品サンプルが追い討ちをかけていた。
きー子の腹は決まっていた。
無論カレー。
断然カレー。
誰が何を言おうとカレーだ。
とにかく午前中の体育ははしゃぎすぎた。紅白分かれてのソフトボール。元々落ち着きのないきー子、体育では気力を
全開フルスロットルだった。自分の打席でないときでさえも、黄色い声を上げて声援を送ったのだからそれはそれは腹がすく。
「かっ飛ばせー!き、い、ろ!」
「きー子、紅組じゃないの?」
「紅組の命運は、わたしが握っているからね。ねー翠子!」
「まったく、子どもね」
「体育は年齢なんか関係ないー!いけー!」
きー子の声援もむなしく、紅組は敗北を喫した。
そんな日もあるさ。
ノーサイド 、のち、ひるやすみ。
凌ぎを削っていた両者チームも食の前では皆同じ。
わらわらと学食へ向かう者、弁当を広げるもの。大雑把なきー子は学食でお昼を済ます。
昼休み前から決めていたお昼のメニュー、今更ながら浮気などあり得ない。五百円玉をぎゅっと刻印が手のひらに残るぐらい
握り締めて、食欲そそるメニューを眺めていると、きー子の耳に馴染まない一皿を発見した。
学食の新機軸か。緑色の鮮やかさが目に染みる。
「グリーンカレー?ぶっちゃけ何系のカレー?」
カレーは黄色、だと幼いころから信じ混んでいたきー子だから、クリームのような色合いのカレーの存在はある種の衝撃だった。
スパイスの配合を誤ったのかと、グリーンカレーのルーをまじまじ見つめ、そしてまだ知らぬ舌との出会いに期待を膨らませていた。
「グリーンカレーかなぁ……」 背後からクラスメイトの声がする。
緑の翠子だ。
若草色のボブカットに御多分にも漏れずに文学少女アイテムのメガネっ娘。
物憂げに満ちたトーンの声はきー子と同年代の女子とは違った魅力があった。
翠子は体育ではあまり積極的な動きを見せなかった。きー子とは対照的に、ひっそりと集団の端にたたずんでいた。
「翠子ちゃんも声出していくよ!わおー」
きー子の煽りもものとせず、翠子はマイペースにソフトボールの展開を傍観しているだけだった。
そんな翠子が選んだのはグリーンカレー。
きっと大人の味がするんだろう。
お子さま舌のきー子は迷わず、いつものカレーライスをチョイスした。
きー子が瞳にハート浮かばせて匙でカレーを食していると、グリーンカレーをトレーに乗せた翠子がきー子の隣に座った。
きー子のカレーとは違う香辛料が薫り、つんと鼻腔を突く。青い唐辛子をメインに、パセリ、パプリカ、東南系の食材が物珍しく、
それでいてカレーの基本体型を忠実に体現する。カレーとともに育ったきー子に好印象だ。ただ、薫りが違うだけで、
何故に別物のカレーに見えてくるのか。
翠子はさらさらのグリーンカレーのスープをほかほかご飯と合わせて一口。瞬きする間もなく翠子の額にはうっすら汗が滲んだ。
「翠子ちゃん、おいしい?それ」
つい、好奇心から、きー子は感想を求める。
翠子はメガネの奥で息をあげる瞳を半分閉じながら、ぶっきらぼうに答えた。
「一口、どうぞ」
きー子は翠子のご好意に甘え、匙でグリーンカレーをすくい口にすると、青唐辛子の洗礼だと言わんばかりに、お子さまな味覚を
撃破された。体の奥が熱くなる。火種を投下された魔女の釜。やがてそれは一筋の風となり、安堵と快楽へと変換される。
「気に入ったかしら」
「なんか、すげー!」
「まったく、表現がこどもね」
翠子は皿の中のスープを掻き寄せながら、きー子のアへ顔を眺めていた。
「これが分かるようになれば大人だよな!」
すました顔色を見せながらも、ちくりと痛い一言を放つ翠子のようなカレーに強がりを見せながら、
お子さま味のカレーを匙ですくった。
おしまい。
http://dl1.getuploader.com/g/sousaku_2/857/yellow01.jpg
「カレーはさらさら派ととろとろ派、どっち?」 百合はあまり無いような……友情なノリの軽いものなら、まぁ結構ある >>557
久しぶりに投下されてると思って見に来たらこんな可愛い子たちに会えるとは……眼福! GJ! ここの絵集めて色鉛筆のCM作ったらめっちゃ売れんじゃね?って思った 10分アニメとかでキャラの知名度が上がれば本当にいけそうw 百合は良いけど、それで無色がdisられるのは若干胸が締め付けられる
というのは自分だけだろうか 色鉛筆たちが色無を愛するように、我らもどこかで色無を愛しているのさ 何時かのクリスマスネタは、ほっこりと悲しさが半々で
色無といえばだけど、大抵のSSだと饒舌だから逆に無口とかどうだろう
色が無い→透明→あまり自己出張しない(でも無いと、他の色が成立しない)みたいな感じで、カギカッコ付きの台詞が無い
それで今ちょっとネタ考えてる >>567
その格好で前かがみになるのは狙ってるんですか?ねえ、狙ってるんですか? 一人称が思ってたより難しくて難産だったけど
私達の寮には男が一人居る。
これといって美形なわけではないし、お洒落なわけでも無いし、まして何処かのお坊ちゃんなわけでもないが、一つ特徴がある。
とにかく喋らない事だ。言葉を発する事は彼にとって重労働なのか?と疑うくらい喋らない。一日に10回口を利けば良いほうだ。
だが彼がこの寮で浮いているか、と聞かれればそうではない。むしろ意外に好かれている部類だ。
私も最初は暗い奴だと思ったが、しばらく接しているうちに、単に「無言実行」が度を過ぎているだけだと分かった。
それでも何を考えているか分かり辛いのは変わらないが、口ばっかり達者で、何もしない・出来ない奴より何百倍もマシではある。
その男は今、寮に備え付けの図書室で本を読んでいる。
どうやら彼はあまり喧騒を好まない性質のようで、誰かと一緒じゃない時は大抵此処にいる。先客の私が居てもお構い無しだ。
まあ、私としても読書に集中させてくれる彼の存在は邪魔じゃない……というか、むしろ心地良い、けれど。
「い、ろ、な、しー!」
しかし、そんな二人きりの静かな時間を邪魔する者が居る。私から見てやや派手めなファッションの少女が、ドアを開けて来るなり色無に抱きついた。
色無、というのは勿論彼の本名では無い。誰が始めたのか、私達の寮では互いを「色」のあだ名で呼び合っている。
由来は、単に好きな色だったり、服や髪の色だったり、性格のイメージだったり。例えば、男勝りで快活な赤、沈着で自他に厳しい青、大人顔負けに色っぽい桃。
今飛び込んできた橙も、蜜柑が好きで、かつ夏場の太陽のように明るいから、というのがあだ名の由来だ。
ちなみに私は読書と野菜が好きだから緑、らしい。……「本の虫」?
「ねーねー色無ぃ。本も良いけど、私と遊んでよ。バイトも休みだし、新作の服もあんまり私の好みじゃないしで、退屈なのよ」
「橙、此処は図書室よ。静かにしなさい」
「緑は分かってないなあ。今時の女は若いうちからガツガツ行かないと、後々後悔しちゃう」
「あんたは度が過ぎてる気がするのだけどね」
私の言葉なんて何処吹く風。しだれかかってくる橙にちらりと目を向け、色無は窓の外を指差した。その先はグラウンドで、鉢巻を巻いた赤が運動部員達と共にランニングに精を出していた。
「暇なら赤と一緒に走って来いって? わ、た、し、はぁ、色無と一緒が良いの! ねえ、良いでしょ?」
言いながら橙は、色無を抱きしめる腕に力を込める。流石に少し苦しそうだ。
軽く身をよじりながら色無は橙の背中を叩き、その耳元に口を寄せて何事かを囁いた。すると橙の顔がみるみる内に輝いていく。
「今日は駄目だけど、明日なら付き合ってくれる? やった! じゃあ明日の放課後、下駄箱で待ってるからね、絶対よ!」
そう念を押すと、橙は来た時と同じように騒々しく図書室から出て行った。
橙が去ってから、ふと色無のほうは私達をどう思ってるのだろうと思った。
普段の彼はそれなりに付き合いが良い。紫の我侭に構っていたり、黄と一緒にカレー店巡りをしていたり、入院中の白のお見舞いに行ったり。
しかし、何も言わないだけで、本当はうるさくて面倒だと思っているのかも知れない。聞いてみたいとは思うけれど、答えを聞くのは少し怖い。
「私は、あんたと一緒に本読むの、結構好きだけど」
その呟きが聞こえたのか、色無がこちらに振り向く。慌てて本に視線を戻した。
「……別に何も言ってないわよ」
だから、もうしばらくはこのままで。
色が無い、というのはずばり透明。
透明だから自己出張などせず、派手さとも鮮やかさとも無縁。しかし同時に全ての色の下地であり、存在しなければ他の色は一切成立出来ない。
もう私達にとって、彼は此処に居て当然の存在なのだ。
自分のあだ名に込められたもう一つの意味に、彼は気づいているだろうか。 無口だけど優しい色無、いいね!
自己主張しない分、積極的にいけない色鉛筆たちは大変だがw あけましておめでとうございます
元日から白ちゃんがみられるとか、ありがてぇ、ありがてぇ……! 数ヶ月ぶりにのぞいてみたらけしからんクリスマス水と神々しいあけおめ白が投下されてた……GJ過ぎる!
もう始まってから(そして終わってから)何年も何年も経ってるのに
まだときどきこうして描いてくれるなんてほんと嬉しいわ
……何年経ったんだっけ 気になって過去ログ見てみたら初代スレが2006年2月…
もうすぐ10周年じゃないかすごいなw ここで7年ぶり投下
09年ごろからやる夫スレの方に行ってた
前の自分の投下絵を見るとウゴゴゴ……(身悶え
とはいえ半分くらいどっかいっちゃってるのでまとめありがたいです
黄緑、緑:*3
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