要は素人が業務に当たっているのだ。しかもコンサルとは言いながらも仕事内容は単純な事務作業に近いため、若手社員のモチベーションが下がって辞めないように、一定期間担当させると外して、新たに入社した若手を投入している。この繰り返しによって未熟な担当者による作業が連鎖していく形となっている。不備ループの根源は、いわば「素人ループ」なのだ。

松江氏はこの事業を一層拡大させるため、不備ループの解消には人員のさらなる投入が不可欠だという営業トークを担当役員に作らせ、経産省に事務委託費の予算増加を働きかけているそうだ。