サンドイッチチェーン「サブウェイ」のフランチャイズの激減が止まらない
昨年5月に約310店展開していたものが現在約280店にまで減っている。

日本サブウェイは08年から「野菜のサブウェイ」のスローガンを採用し、
それを前面に出してアピールしてきた。これが奏功し
健康に気を使う女性を中心に支持を集めることに成功した

しかし、価格の高さや商品提供の遅さ、注文の難しさなどが
成長を阻んで売上が上がらず
しまいには高額と言われるロイヤリティにより
FC店舗の設備投資が行われず
だんだんと「店舗の老朽化」と言うボトルネックが発生する

例えば古びたサブウェイとスタバが並んでいたら顧客は
間違いなくスタバを選ぶだろう
スタバにも軽食としてのサンドイッチがある

逆に鶏肉問題から復活著しいマクドナルドは
商品展開もさることながら
FCに移籍していた現場に強い重役を戻し
毎年、数百店規模の改装を進めて
接客と環境整備に重点を置いた
その後の復活劇は見事なものだった
もともと鶏肉問題はきっかけに過ぎず
それ以前の店舗を見ると
席のガムテープ補修など
昔では考えられない事が起こっていた

我らがブランドを見てみると
高額なロイヤリティ&食材費
店舗売上の減少
これが店舗の利益を直撃
設備再投資どころか存続が難しくなっている

煩雑なオペレーションで満足な接客ができず
同時に店舗環境の低下が著しい

本部の目は商品にしか向いておらず
接客と環境に目をくばっていない

以前はオーナーチェンジと言う
オーナー側には面白くない設備再投資の機会が
頻繁にあったが、最近ではオーナー自体が集まらず
これも又環境悪化に影響を与えている

他社の事例を見ても危険な領域に入っているのは間違いなく
過去の遺産にいつまですがれるのか
現在の市場では通用しない
成功体験をすぐにでも捨て去るべきであろう