自治体の赤字地方債である「臨時財政対策債」(臨財債)の残高が、
過去最多を更新している。2017年度末では総額53兆円に達した。
100億円以上抱える自治体は487と、全国の3割近くになった。
国は19年度予算案で発行を抑制したが、
国の借金の肩代わりが巨額になってきており、自治体の警戒感が強まっている。
臨財債は地方交付税の原資が不足した場合、自治体が特別に発行する地方債。