お金持ちが「宝くじ」を絶対に買わない理由

私の周りにいる30代前半から40代半ばの高所得の知人は、宝くじをまったく買いません。興味もないですし、話題にのぼることもありません。
宝くじ売り場の行列を見て、「バカじゃん。ほかにやることねえの?」とまで言う人もいます。

・自分の努力や才覚に依存しない夢を見る必要がない

宝くじを買う行為を指して「夢を買うものだから、ゲームみたいなもの。当選確率とかはどうでもいい」と言われることもあります。
しかし、これは、そんなことでしか夢を見る方法がないという、典型的なお金を稼げない人の発想に他ならない。
夢とは本来、自らの努力と才覚で叶えるものであって、棚からぼた餅を待つという行為ではないはず。
それは夢というより「夢想」や「妄想」の類いで、「普段は満たされない自尊心」、「やり場のない不満」、
「自分の力で切り開くという努力は面倒くさい」、
「儲かる方法を具体的に考えるのも面倒くさい」という潜在的な逃げと受け身の発想が、
「楽して儲けたい」、「一発逆転したい」、そんな夢を見たいという欲望を起こさせるだけ。
しかし、富裕層は自らの行動が未来を作ることを本能的に悟っているので、
「お金持ちになる夢を見るヒマがあるなら、お金持ちになるための具体的な行動を起こせばいいことを知っている
それは運を天に任せる宝くじなどではなく、仕事や起業や投資など、
自らの知恵と努力と行動でつかみとることだ」という発想を持つ。