>>469
広場には主催者や係員が待機していた
俺はパンダらしくのしのしと歩いて広場に向かった
「社長さん、無理を言ってすみません 助かります こちらがパンダさんですね いやーよくできてますね」
当たり前だ、本物だからな
「こちら、パンダのリッキーさん 今日は天気がいいので水分補給はしっかりさせてください」
社長が俺の事を紹介してくれた
「了解しました こまめに水分補給の時間はとるようにします では行きましょう」
主催者の誘導で行った広場には子供達がいた
「わーい パンダだー」
「大きいー 本物?」
俺は大きくうなづく
係員が言う
「はい、こちらはパンダのリッキーさんです 上野から脱走してきました」
おいおい ドキッとするようなこと言うなよ
「外の世界を見たくてみなさんの所にきました 優しくしてあげてくださいねー」
「はーい」
こうして子供達とふれ合うイベントが始まった
その時、一人の子供が背後から叫んだ
「このパンダにせものだ 背中にファスナーがあるもん」
この、ガキ…