僕は母さんのことはよく覚えていない
母さんは小さい時にどこかに行ってしまったんだ
僕はずっとひとりぼっちだった
広い家に住んでいても、話し相手がいない
みんな僕を見ると珍しそうに見る
僕はみんなとちょっと模様が違うだけなのに

そんなある日、
近所に小さい女の子とそのお母さんが引っ越してきた
女の子は小雅ちゃんて言ってた
小雅ちゃんのおばちゃんは僕によく話しかけてくれた
嬉しかったけど、恥ずかしいからつい無口になってしまう
3人で食べたいちごパフェは甘くてとても美味しかった
それからいちごパフェは僕の大好物になったんだ

by七仔(チーザイ)