はぁ、まったく今日は何て日なんだ 朝起きたら、「ながぐつさんへ」と書いてあるチョコレートがなぜか俺の部屋にあるし、永明ニキのところに行こうと飛行機に乗ったらドバイに行ってしまうしで散々な日だった
頭に来たから砂漠でラクダに乗ったよ
なんとか無事に帰国できたからいいけど…

帰国すると外は真っ暗だった
もう二人は寝ているだろう 俺はそっとドアを開けた
カチャ
「(小声で) ただいま」
「お帰りなさい、リー君」
「うわっ、し、シンちゃん 起きてたの?」
つまは、お茶とおせんべいをバキムシャしながら待っていた
「当たり前でしょ シャンからまたとうしゃん家出したと連絡が来て、心配したんだから」
あちゃー
「ご、ごめん」
「それから、これ」
つまは二つの箱をテーブルに置いた