>>498

「小雅、最近シャン子ちゃんは遊びに来てる?」
「うん、時々だけど朝の涼しい時間に遊びに来てくれるよ」
「休園日には?」
「なんかね、暑くなったから遊びに行っちゃ駄目って言われてるんだって」
「あらそう、それは寂しいねえ」
「うん…」
「じゃあ母ちゃんが、シャン子ちゃんのママに頼んであげる。明後日の休園日、シャン子ちゃん遊びに来させてって」
「ほんと!?」
「シャン子ちゃんもコトちゃんも呼んで、かき氷パーティーしようね」
「かき氷!?」
「ふふふ、じゃーんっ!」
「わあ!パンダのかき氷の機械!」
「大将がね、お下がりだけど小雅にって」
「すごーい!嬉しーい!」
「それと、じゃじゃーんっ!」
「マンゴーのカルピス!安かったの!?」
「これも大将からだよ、かき氷にかけて食べようね」
「母ちゃん母ちゃん!小雅、大将にお礼したい!お店のお手伝い行きたい!」
「じゃあさっそく今夜、ちょっとだけ手伝ってくれる?」
「うん!いっぱいお手伝いするー!」

今夜は久々に小丫頭さんがいる!小雅ちゃんも!…という訳で客が客を呼び、満員御礼の珍々軒なのでした。