モジャ君パパは足でタバコを踏み消すと、こちらに近づいてきた。
「残念だったなー、でもしょーがないしな、運にすがったらお終いよ、それはギャンブルだかんね。
でもね、おねーちゃんの静かな心意気は、誰かしら見てるからな、あんたは変わらないそのままでいてくれよな」

なんだかまるで、背後に滝を背負ったような顔して、モジャ君パパは去っていってしまった。

そうよね、くじなんか当てにしちゃだめよね!
賄い食べ損ねて私もお腹ペコペコ!
小雅もお腹ペコペコよね!
早く帰ろう!