例えば、大規模プロジェクトの場合、多数のディレクトリの中に個々の Makefile があり、
大元の Makefile からそれを実行する。しかし、gccの場合ディレクトリに入ったり出たり
するたびにメッセージが出る。1個の xxx.c ファイルだけを修正したとき、nmakeやwmake
なら、不要なメッセージを消すことが出来るで、xxx.c がコンパイルされたことや、その
ファイルの中でのエラーや警告が端末内ですぐ読み取れて便利。ところが、gccだと何百、
何千ものメッセージの中に紛れて、xxx.cが本当にビルドされたことはおろか、エラーや
警告はリアルタイムでは読み取れない。だから、リダイレクトしてからエディタで確認しない
といけなくなる。