「自制心が効かない」といった症状は、主に脳の前頭葉の機能が衰えることで現れます。前頭葉は思考、判断力、自制心、社会性、人格形成などを司る重要な部位です。

認知症の一種である前頭側頭型認知症では、この前頭葉の萎縮が特徴的で、衝動的な行動や不適切な言動、人格の変化、社会性の欠如といった症状が見られます。

ご心配されている発言も、本人の悪意ではなく、前頭葉の機能低下による自制心の喪失が原因である可能性が高いです。

これは脳の病気による症状であることを理解し、専門機関に相談して適切な診断とサポートを受けることが大切です。