0979と0980で書き込みした者だけど、あと一言:

2013年度までの慶應義塾・文系においては、誰かさんが言う通り確かに「合格最低点 = 40点」だった。これは間違いない。
したがって「合格最低点 = 40点」説を唱える誰かさんの主張は、慶應義塾(それも文系学部に限る)における2013年度以前の成績評価(なぜか、慶應では「成績評語」と呼ぶ)を指す意味においては間違いではないことになる。

他方、2014年度以降の塾内改革においてGPA成績[制度]が導入されたことで、少なくとも2017年度からは全塾的に「合格最低点 = 60点」となったことも間違いない事実である。これが法務研究科(ロースクール)を除いて適用される評価ルールであることは義塾ウェブページでも確認できる。

問題の所在は、当該「新・成績評語[制度]」が、通信教育課程における成績評価にも適用されるようになったか否かである。

この点、通学課程にGPA成績[制度]が導入されたことに鑑みれば、通信教育課程においても「合格最低点 = 60点」が導入されたと考えるのがむしろ自然であろう。
なぜなら、通信課程においてGPA制度を導入しながら、一方で、あえて「合格最低点 = 40点」という旧来の評価システムを維持する理由はなく、これが現在まで維持されているとは考え難いからである。

仮に旧来型評価システムを維持するというのであれば、S、A、B、C、Dに対応する具体的な評価点数(すなわち、S = 100点〜90点、A = 89点〜80点、B = 79点〜70点、C = 69点〜60点、D = 59点以下)が、通学課程とは異なる旨、情報公開・公表があって然るべきところ、そのような言及は少なくとも現在までの報告書には見当たらない。

さらに、2017年度の成績評語(評価方法)の変更については、学校法人慶應義塾から文部科学省に報告が為されているはずであるところ(当該報告は性質上公表されるものではないと思われるが)、GPA制度を導入しながら通信教育課程においてのみ合格最低点につき旧来の基準を維持するなどの例外措置を文部科学省が受け入れるはずもない。したがって、通信教育課程において「合格最低点 = 40点」という成績評語が現在でも維持されているなどは、到底考えられないことと考えるのが自然ではなかろうか。

どうしても気になるというのであれば、これは事務局を通して学校法人慶應義塾に確認するしかないだろう。