おそらく、大学の数学科に入るような人たちは、砲台にはあまりいないと思うし、
いてもいいけど、そういう人たちは何も言わずにキチッと勉強してるわけ。

だから、数学が苦手なんだけど、いろいろ理数系のこととか情報工学を勉強したいという人たちが、
砲台にはわんさかいるわけ。
で、それはそれで教養学部としてはありなんじゃない?

そういう人たちが、道具としての数学を最低限の労力で身に着けるということは、
創造力というものからは遠いかもわからないが、
間違ったプロセスじゃないと思う。

数学を学ばなくとも、ゲーデルの不完全性定理をある程度理解することは可能かもしれないけど、
ゲーデルの本を読む前に、解析やら代数やらをしっかり学んでおいたほうが、
より理解が深まるでしょ?

数限りなくある数学の問題を考えながら解こうとすると、いくら時間があっても足りなくなって、
近いうちに投げることになる。

凡人はまず、道具としての数学を身に着けるのが賢明。
もっとも、解析や代数、確率統計って基本「道具」ですよ。
物理学者だって、ほとんど「道具」として数学を利用してるわけで。