旺文社が、2016年の私立大学一般入試志願者数の調査を行ったところ、志願者数の多かった上位30大学だけで、
全体の志願者総数の55%を占めていることや、志願者の多くが大都市圏に集中していることがわかった。

調査は、2016年(平成28年)に一般入試を実施した私立大578校中、541大学の集計結果。推薦入試などの特別入試や、非公表の
学部学科がある大学などは除いている。一般入試志願者数とは、大学独自の入試とセンター試験利用入試の志願者数の合計数をさす。

調査によると、志願者数の累計数の占有率は、志願者数の多かった上位30位までの大学だけで全体の約55%、50位までで70%弱、
上位100大学までで80%を占めており、残り20%程度の志願者を、441大学、全体の76%でシェアしていた。志願者数の占有率や
志願者数上位(1位近大、2位日大、3位早大)の大学の顔ぶれは、2015年とほとんど変化はないという。