>>221
あの道は時空が歪みやすいんだよ。一般人に分かりやすく言うと、タイムスリップが起きやすい
ラウンジ側から図書室側へ進むと未来に跳び、逆は過去に跳んでしまうんだ
もう昔の話だけどね。


今から六年前くらいだったかな・・・、
前理事長があの時空湾曲空間を危険視し、完全に封鎖しようと考えた。
彼が使用できるありとあらゆる時空式、空間式を使って封印を試みたんだが・・・・ ついには敵わなかった
この歪みは、彼の想像をはるかに超えていたんだ。

彼は外部からの封印を諦めた。・・・結局どうしたと思う?

アイツは自分の体を、存在を、全てを構築式として内部から封印したんだ。
あの忌々しいボロ橋に見事に墓標を建ててやったんだ。
同時にそこが自分の墓標になることも知ってて、ね


アイツは最後、笑ってたよ


それからはタイムスリップは起きなくなった。
図書室から未来人が来ることも無くなり、ラウンジから人が消滅する事も無くなった。
もう誰もアイツの事を思い出すことも無い。
でも、これで良いんだよ



その後水漏れが原因で橋は通れなくなった