面接官「卒業はアグネス大学とありますが？」
学生　「はい。アグネス大学です。」
面接官「アグネス大学では何を専攻していたのですか？」
学生　「募金です。」
面接官「え、募金？」
学生　「はい。募金です。人類に幸せを与えます。」
面接官「･･･で、その募金は当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか？」
学生　「はい。働かなくても自社ビルを建てることができます。」
面接官「いや、当社には働かない従業員はいません。それに募金で自社ビルを建てるのは犯罪ですよね。」
学生　「でも、ソマリアにも行けますよ。」
面接官「いや、ソマリアとかそういう問題じゃなくてですね･･･」
学生　「ソマリアでは多くの子供たちが飢えてるんですよ。」
面接官「ふざけないでください。それにアグネスが行ったのはソマリランド共和国･･･」
学生　「ソマリアの空は何色!?　土は何色!?　空気はどんな香り!?　楽しみです（ハート）･･･」
面接官「聞いてません。帰って下さい。」
学生　「あれあれ？怒らせていいんですか？歌いますよ。ひなげしの花。」
面接官「いいですよ。歌って下さい。ひなげしの花とやらを。それで満足したら帰って下さい。」
学生　「運がよかったな。今日は募金が少ないみたいだ。」
面接官「帰れよ。」