反訳文作りにかかる時間も速記のうちで、結局速記を使えば筆記時間より
何倍もの時間を反訳に費やす事になります。
熟練のプロの世界でも、速記を1時間取り、反訳を合わせて実質の労働賃金が
1〜2時間分で済むなどという、甘い話しは聞いたことありません。

速記文がパッと見て読みにくいのは、カタカナだけで書いた文章が読みづらいのと
同じ理由もあります。速度的に許されるのなら、見出し、固有名詞、主語の優先順で、
そこだけ漢字・平仮名で書いて見て下さい。後で文章がずっと読み易くなります。
漢字仮名がヒントになり、慣れれば反訳文を作らなくても脳内反訳だけで、
速記を文字と同様に扱えます。

ノート取りでは間に合わないところだけ速記で書くようなつもりでいいんじゃないですか。