30代から医学部いって就職先ってある?
出世うんぬんじゃなくて
基本的に技術を身につけるのは医師になってからなんですよ
上級医(オーベン)にくっついてまわって教わるわけです
今は研修医2年間はほぼお荷物状態で
難しいことは実際にやらせてもらえないことが多い
将来自分の下についてくれるとは限らないし
よく分かっていない新米に危ないことはさせられないからね
そこで毎日朝早くから来て患者をよく把握し、
医学書や論文で勉強したり、技術を盗もうと熱心なしてる奴は
オーベンからも信頼され、仕事を任される可能性が高くなり、
技術も身につき、資格(認定医、専門医など)が取りやすく、
早く一人前になれるわけです だから、ハードワークを避けたい人はどうしてもヤブの可能性が高くなってしまいます
これは出世以前の医師としての技量の問題です
それで都会の症例が多く、経験がつめる病院を希望する人が多いので
昨今の医師不足の問題につながっています
もともとは夜間の救急は研修医やレジデント、大学院生がやっていたのですから
研究は研修終了後に医局(大学の教室)に入局したら
遅かれ早かれほとんどの場合大学院に進学します
この場合も本人のやる気具合で上司からの信頼は変わるでしょう
教室によっては夜間大学院のこともあり、
昼間関連の一般病院で働いた後に大学で研究します
どの業界も同じだと思いますが
医師の場合は人の命が懸かっているのですから
より慎重です 追記すると
大学院生は昼間でも夜間でも研究するのはほとんど夜間です
昼間の大学院生は昼間何をしているかというと、大学で外来や病棟をみたり(学生ですから給料は出ませんよ)
検診などのバイトに行くことが多いです
保険証も出ませんので(名義貸しで問題になりなましたよね)
自分で医師国保に入ります
バイトは割りと高額で、上手く稼げば月100万以上にもなります
もちろん確定申告や住民税でガッポリ取られますし
大学院の学費や学会にもたくさん入るとそれだけ会費や参加費、旅費も必要になります。 まあ博士号がいらなければ大学院なんて必要ないんだけどね
入ったから取れるってわけでもないし
でもいい病院に行こうと思ったら教室の(教授の)推薦や人脈を使わない手はないでしょう
開業するにしてもです
行った病院が良ければ異動せず居残ることも可能ですから