日本速脳速読協会(旧 新日本速読研究会)は劣悪。

「明るく楽しく」「まじめにやらない」
「専用のパソコントレーニングソフトを起動して、画面を見るだけ」
などと、ホームページでは言っているが、結局
「何となく、本を見るとき視野を広めに取れるようになった気がする」
「漫画・週刊誌など、1行が短く内容が平易なものは、読むのが速くなった気がする」
「シューティングゲームが少し上手くなった気がする」
「探し物が早く見つけられるようになった気がする」
というレベルにしかならない。

実用に役立つレベルには程遠い。

直営の教室(速読教室の中では全国展開が進んでいて、全国のあちこちにある) は、若い女性がインストラクターをやっていることが多く、 とりあえず親しみやすさ・敷居の低さではナンバーワンだが、「明るく、楽しく」の先にあるのは「不満と苛立ちと後悔」

もともと、速読上達のための理論がなく、パソコン上に高速に表示される文字を追いかけることで、受講者になんらかの感覚の変化がおきればOKという、
雑というか、「偶然に期待する」というか、いい加減な教室です。

かつては、「左脳型速読で4000〜5000字/分は誰でも到達できる」といい、
いつのまにか、「右脳型速読での能力開発」をうたいだし、
一方では、「1500字/分でも、日本人平均の3倍」
という。
1500字/分程度なら、普通の人でも拾い読み、斜め読み、自分の書いた文章の確認作業などで、だれでも経験している。要は困った時の抜け道の用意をしている。
質問をしても、あるいは「簡単な実演をしてみていただけますか」と言っても 笑顔でごまかされる。

もともと方針があやふやな教室が監修したPCソフトを、あちこちの学習塾に納品して
あやふやなものを全国に増殖している。
導入先の学習塾の先生達が速読をできるとも思えないし。

この団体は、とりあえず「速読(らしきもの)」を広めた功績は大きいかもしれないが、
他の速読教室がそれなりに成長してきた今となっては、 消えるべき団体ではないでしょうか?