個人的な意見ですが、哲学の勉強をおすすめします。
 哲学の文章は難解である場合がかなり多いのですが、あれはわざわざ難解を誇るためにあのような書き方をしているわけではありません。
 書く側からすれば十全に意見を述べたいために結果的に難解になってしまっているわけです。
(中にはそうでもない人もいらっしゃるようですが)
 論旨筋道を間違えないよう、正確に厳密に表現する訓練になると思います。
 ただし、これは論理的な文章を書くための訓練になりますが、文章を読みやすくするための訓練にはあまりなりません。
 読みやすさを学ぶためには、やはり古典を読むのがよいと思います。
 読みにくい文章、つまり悪文だと、「古典」として現在まで伝わることがなく、時代に淘汰されてしまいます。
 読みやすく作品としてすばらしいがゆえに、多くの人に読まれ、文章の規範の位置づけで残っています。
 また、豊かな表現のためには知識は多ければ多いほど一般によいので、多方面に興味を持ち続ける姿勢があればよろしいかと。
 ちなみに新聞のコラム等は「お情けで及第点」ぐらいでしょうか。大部分がやっつけ仕事ですから。(ただしあの程度で可とするならばそれもよし)