1さんが「文章の能力」という視点を持っていることに共感します。

教養課程の英語の演習で、論文作成法というのを取ったことがあり、
目からウロコでした。その教科書はアメリカの高校生向けのものだっ
たのです。「論理的かつ明解に書く技術」が、欧米では基礎的能力
と考えられているのに対し、日本では大学生になってもキチンと教
わる機会がないのだということにショックを受けました。

「最初に問題と結論と論述の段取りを書く」とか、「1センテンス
の長さに気をつける」とか、「論旨展開と一致する接続詞だけを使
う」とか、我々は経験則で体得してきたわけですが、これが体系的
に身につけられたらいいですよね。

ちゃんとした文章を多く読んで肌で体得するということも必要だと
思いますが、例えば少し前に流行った下記の本はどうでしょう。

大野晋『日本語練習帳』(岩波新書(赤), 1999)
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/43/9/4305960.html

この本は単に語彙や文法の妥当性に留まらず、日本語の特性を充分
踏まえた上での論旨展開法なども総合的に採り上げています。