高畑裕太事件 「不可解な結末」の理由とは
2016年10月04日 11時00分 公開 [週刊大衆2016年10月10日号]
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 逮捕され、世間の罵声を浴びた“二世タレント”。だが急転直下、不起訴に。この不可解な逆転劇はなぜ起きた?

 若手俳優・高畑裕太(23)が起こした今回の騒動。事件の発覚とともに、
母親で女優の高畑淳子ともども“バッシングの嵐”にさらされたが、騒動後1か月余りが経ち、微妙な変化が生じている。

「8月23日、二世タレントの高畑は、映画『青の帰り道』の撮影で宿泊していた群馬県前橋市内にあるホテルの自分の部屋で、
同ホテル従業員のA子さんへの行為で逮捕されました。事件が表沙汰になると、
真実がまだ明らかになっていないにもかかわらず、“過保護”“親バカ”など、一方的に母親の責任を問う声が噴出。
だが急転直下、示談が成立し、拘留満期に満たない9月9日に不起訴で釈放になると、批判の声は少しずつ減っていきました」(全国紙社会部記者)

 その“変化”には、いくつか理由があるという。「こういった事件が不起訴になるのは、示談が必須条件ではありません。
たとえ、示談になっても、検察側が立件できると踏んだなら、立件する場合もある。
しかし前橋地検は、示談が成立したうえに、高畑と女性側の部屋での“行為”の供述が真っ向から対立していることもあって、
不起訴もやむなし、という判断を下したのです」(前同)

 また、110番通報し、示談交渉を仕切ったのが、
「A子さん本人ではなく、当初は地元の反社会的組織の関係者であるとの情報がまことしやかに流れたこともあり、
マスコミも事件には“深い闇”があるのではないか、と、慎重に取材の裏取りをせざるをえなかったというのが本当のところです」(夕刊紙記者)

 さらに、その後、9月21日発売の『週刊文春』で、通報した男性が、
それまでマスコミで報じられていた60代の地元の反社会的組織の現役構成員ではなく、
44歳の元反社会的組織の男性X氏が示談交渉を仕切っていたことが報じられた。
「情報の錯綜といえば、A子さんに関してもそう。49歳、56歳説など、年齢も諸説が乱れ飛び、
あげく、埼玉在住、ギャル風で橋本マナミ似などと報じるところもありました。でも結局、夫も子どももいる44歳の一般人のようです」(前同)