車の運転では、自分の期待、こうあるべきというものと違う動きをされると、些細な事でも凶暴さを発揮する人は多い
舌打ち、口汚い罵り、車を降りて口論を始める場合さえある

青信号からの発進が遅い、ウインカーが遅い、車間距離をつめすぎ、合流にもたもたしている、ブレーキの踏み方が悪い、クラクションを鳴らしたのが許せない、マナーが悪い、ルール違反だ・・・
確かにそうかもしれない
誰もが理想的な運転マナーでルール遵守がされていれば問題はないが、現実はそうではない

こういった事は運転に限らないが、そこで怒るも怒らないもその人の自由であるし、実際、怒る人と怒らない人がいる
仮に絶対に許せないと一日中怒り続ける事は、幸せになる道なのだろうか

自分の方が正しいとしても、自分もかつて、世の中で許されてきた事を忘れてはならないと思う
若さや無知の中で、生意気さや無作法、反発、ルール違反、迷惑をかけてきたはずだ
誰かがそれを、寛容さで持って許してくれていたのである
損得ではないが、許すのは損ではく、実際は許すのが得でもある