昭和30年、長野県伊那市名物の羊肉入り麺料理「ローメン」が発明された原因は、
発明者・伊藤氏の経営する中華料理店に
冷蔵庫がなかったせいだった。

当時は冷蔵庫が高価だったのだ。

「冷蔵庫なしで仕入れた生麺を長期保存するには?
→麺をいじり回して試行錯誤
→蒸してみたら、日持ちするようにはなったが、普通の麺と食感が変わってしまった
→この食感を活かした美味い麺料理は作れないか?
→伊那では羊毛用の羊からの新鮮なマトンが安く入手できる/高原でキャベツ産地でもあるのでキャベツが安い
→これらを合わせて炒め、ローメン完成
→酒飲みの客におつまみとして大好評、やがて市内に広まって郷土料理化」

カネがないなら無いなりに工夫で面白いものは作れる。