他社の後追いをしたっていいものは作れない。
N-BOXがヒットモデルになったのは、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトによる
独創的なシートアレンジと広さ、S07Aという薄いエンジンにより、さらに社内を広く取れる
ことにより、他社には真似できない室内空間を取ることができるというメリットが
あったからだ。
そういった矜持があるからこそ、箱バンのようなでざいんに説得力が生まれ、
ヒットモデルになり得た。

スズキがそれに対抗するならば、スズキの良さで攻めるのが良い。
軽量化・軽最強のR06Aによる走りと燃費、Sエネチャージの強化、そして、
「どうせもともと立駐に入らないんだからルーフレールつけちゃえw」という
スズキならではの変態思想。
この辺の独自性をもっと前面に打ち出して、「タント・N-BOXからの決別」を
明確にした方が、ヒットの目はあると思う。