331 名前: 名無し職人 投稿日: 2007/01/21(日) 01:44:12

結局その朝のメールが最後となりました。

彼と私の共通の友人から連絡がきて、彼が通学途中に事故にあった事、意識不明の重体だということを聞かされました。
私は学校に連絡も入れずに地元の彼のそばに行きました。

彼は3日間眠った後、4日目の朝に目を覚ましました。薄れゆく意識の中で彼が最初に言った言葉は、家族ではなく私にでした。
「ごめん・・・許して・・・」
いつも彼が謝る時に使う言葉でした。
「許すよ!許すから一緒にいて!!」
私は言いました。そんなに私の事を気にしていたなんてと思うと、涙が止まりませんでした。
彼は、
「ありがとう・・・。許してくれたとこ悪いけど・・先に寝るわ・・・」
といいました。
「寝ちゃうの・・?」
泣きながら聞きました。
「うん・・・ごめん・・」

私は今までどうしてすぐに寝させてあげなかったかをものすごく後悔しました。
そして最後はくらいは・・・という一心で、
「わかった・・オヤスミ・・・」

声になってなかったと思います。

でもそれを聞いた彼は、
「うん・・オヤスミ・・」
と言って逝ってしまいました。