剣術の場合
1実際に日本刀でそれなりに硬いものを斬る
2実際に日本刀で斬る前提で竹刀で撃ち合う
3斬る訓練と竹刀稽古を融合させる訓練
4実際に生きた人間で戦闘能力と敵意のある人間を斬る実地訓練
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こうして剣術は短期間で完成するわけです。
その短期間促成達人育成システムが剣術なんですよ。
だから神事だったし、隠されてきたのです。
それを剣術というシステムとして免許皆伝にするつもりの人間にだけ
機密情報として公開したのが
愛洲移香斎久忠公(あいすいこうさいひさただ)。

だから柳生は意図的に目録どまりにされた。
愛洲影流免許皆伝の徳川家康公が「剣術指南役」として
断れない地位と名目で各藩に忍びとして放つためである。
こうして柳生は全国に散った。

柳生は頭目が目録だから腕が立たないので
全国各藩であいついで柳生一族は斬られて死んだ。
当時の各藩の上級武士のたしなみが
愛洲移香斎久忠公の剣術で
疋田文五郎、奥山孫次郎らに教えを受けて免許皆伝の者たちもいたからだ。

そして御門と徳川征夷大将軍には逆らえないので病死と届け出た。