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【天才】野村忠宏【ミキハウス】
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１０日、大阪市内のホテルで、同社の新春祝賀会に出席し、「もう一度、畳の上で勝負したい」と現役続行を宣言。
８月の全日本実業個人選手権（兵庫県尼崎市）で２年ぶりに実戦復帰することを明らかにした。
野村は一昨年８月の同選手権の準々決勝で敗れてロンドン五輪出場の道を絶たれた。「現役を退くという思いも
あった」と振り返るが、時間をかけて自分自身の気持ちと向き合う中で「本当にあの試合が現役最後でいいのか
との思いが強くなってきた」と明かした。
近年は両膝や足首、股関節など故障を繰り返してきたが、昨年春からは満足のいく練習にも取り組めているという。
すでに３８歳。「世界一あきらめの悪い柔道家です」と苦笑しながらも、８月の同選手権に向け「覚悟を持って
取り組んでいく。どうせ無理という目で見られると思うけど、それを覆す試合をしたい」と決意をみなぎらせた。
五輪３連覇の野村が現役続行を宣言 今夏に２年ぶり実戦復帰へ
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130110/mrt13011020280006-n1.htm
柔道男子６０キロ級で五輪３大会連続金メダルの野村忠宏（３８）が１０日、大阪市内で行われた所属先の
ミキハウスの新年会で「ロンドン五輪の選手の活躍を見て、もう一回勝負したいと心に火がついた。自分の
柔道人生の集大成としてラストチャレンジをしたい」と進退を懸け、全日本実業個人選手権（８月３１日から２日間・
兵庫県ベイコム総合体育館）に出場することを明らかにした。
野村は２０１１年８月の同大会で９カ月ぶりの実戦復帰を果たしたが準々決勝で敗退し、ロンドン五輪出場の道を断たれた。
再び実戦に向けて順調にトレーニングを積んでいるという野村は「体の衰えは感じるが、いけるという思いがあるからやる。
誇りを持ってもう一度強い野村をつくりたい」と決意を口にした。
野村忠宏、進退懸け２年ぶり実戦出場／柔道
http://www.sanspo.com/sports/news/20130110/jud13011018300000-n1.html
リップパフォーマンスだよね？
フランスのステファン・トレノーは39で復帰してヨーロッパ選手権のメダル獲ったしな
出場することが、４日分かった。
野村の実戦復帰は、２０１１年８月以来１年７か月ぶりとなる。
野村は１月、今夏の全日本実業個人選手権（兵庫・ベイコム総合体育館）に「覚悟を決めて臨む」と話し、
進退を懸ける意向を明らかにした。「勝負から遠ざかっているので、緊張感や不安を克服するためにも
出稽古や海外での試合で、強い柔道を取り戻したい」とも語っており、国際大会への出場を決めたという。
１９９６年アトランタから五輪３大会連続優勝を果たしたが、北京、ロンドン両大会は右膝のけがなどもあり、
選考会などで負けて出場はかなわなかった。現在は、母校の天理大などで稽古を積んでいる。
五輪３連覇の柔道・野村、１年７か月ぶり復帰へ
http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20130304-OYT1T00721.htm?from=ylist
国際大会のスイス・オープンに出場することが４日、分かった。１１年８月以来の実戦となる。０８年北京、
昨年のロンドンと五輪代表を連続して逃したが、今年１月には「柔道人生の集大成として、ラストチャレンジをしたい」と、
現役続行を表明した。８月の全日本実業個人選手権への出場を宣言しており、現在は母校の天理大を拠点に練習を
積んでいる。全柔連の強化指定選手から外れており、スイス・オープンには自費での参加となる。
五輪３連覇野村、自費でスイスＯＰ参加
http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20130305-1093398.html
https://www.facebook.com/nomura60kg
行われた国際大会のスイス・オープン決勝でスイス選手に一本勝ちして優勝し、２０１１年８月以来の復帰戦を飾った。
世界ランキング上位の選手は出場していない大会で、１回戦は背負い投げで一本勝ちし、２回戦では苦戦したが優勢勝ち。
準々決勝で再び一本を奪い、準決勝では優勢勝ちした。決勝はスイス国内大会１位の実績がある選手に終了間際、
大外刈りを決めた。
０８年、１２年と続けて五輪出場を逃し、右膝などに古傷を抱えながらも現役を続ける。今夏の全日本実業個人選手権を
当面の目標にして実戦感覚を取り戻すため、今回の大会に出場した。
野村忠宏の話 久しぶりの実戦で優勝し、素直にうれしい。緊張感や恐怖心もあったが、ほっとしている。１０代、２０代の
選手がどんどん優勝する中で、３８歳のおじさんでもやれるんだぞ、というところを見せたかった
野村「３８歳のおじさんでもやれる」 １年７カ月ぶり復帰戦でＶ
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/03/24/kiji/K20130324005466490.html
柔道男子６０キロ級で２００４年アテネ大会まで五輪３連覇した野村忠宏（３８）＝ミキハウス＝が、決勝でスイス選手に
一本勝ちして優勝し、２０１１年８月以来の復帰戦を飾った。世界ランキング上位の選手は出場していない大会で、
１回戦は背負い投げで一本勝ちし、２回戦では苦戦したが優勢勝ち。準々決勝で再び一本を奪い、準決勝では
優勢勝ちした。決勝はスイス国内大会１位の実績がある選手に終了間際、大外刈りを決めた。
ガッツポーズをつくった野村が、畳に突っ伏した。５試合目となった決勝は終盤に一本で決めた。世界ランキング対象外の
小さな国際大会とはいえ、久しぶりに味わう優勝は「素直にうれしい」。厳しい表情は表彰式で笑顔に変わった。
恐怖も感じた久しぶりの実戦で「最後まで武器である背負い投げに頼った」。１回戦は開始早々に背負って一本。
やや強引になる場面もあり、世界ランク５６位のスイス選手との決勝では得意技を読まれたが、それを逆手にとって
脚を刈った。
「３８歳のおじさんでもやれるんだぞ、というところを見せたかった」と胸を張った。五輪３連覇は「過去のこと」と話し、
３年後の五輪も考えていないという。しかし昨年のロンドン五輪を見て奮い立ったのも事実。「そろそろやめろという声も
あるし、そう思うこともあるけど、やりたい」と闘志は尽きない。
３８歳野村、復帰戦Ｖ 大外刈りで一本
http://www.daily.co.jp/general/2013/03/25/0005842260.shtml
３位だった。
進退は明言しなかったが「周りからは引退という言葉も聞くが非常識に挑戦したい。自分にしかできないこと」と現役続行に意欲をにじませた。
野村は北京、ロンドン五輪代表は逃したが現役を続行し、ことし３月のスイス・オープンで２０１１年８月以来となる復帰戦で優勝した。
今大会の４強入りで、１１月の講道館杯全日本体重別選手権の出場権を獲得した。
右肘のけがのため、ロンドン五輪の金メダル獲得以来の実戦となる女子５７キロ級の松本薫（フォーリーフジャパン）も準決勝で敗れ、３位だった。
五輪３連覇の野村、３位も現役続行／柔道
http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20130831-1181941.html
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&;k=2013083100263
去年ぐらいから良くなってる
http://www2.tba.t-com.ne.jp/a-z/omake/shouhizei_1r.htm#439
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（１１月９日〜１０日）出場に向けて再始動することを発表した。
野村は８月３１日に出場した「全日本実業柔道個人選手権大会」でベスト４に入り、講道館杯への出場権を獲得。しかし８月１４日の練習中に痛めた
右肩が試合中に悪化したため、試合後は講道館杯の出場に関しては明言していなかった。
現在も右肩は治療中だが、正式に講道館杯出場に向けて再スタート。「間に合う保証はないし、難しいチャレンジになるけど、僅かな可能性を信じて今
やれることに精一杯取り組みます」と最後まで望みを捨てないとコメントしている。
なお、痛めた右肩は「肩甲下筋腱不全断裂」と診断され、痛みや腫れ、内出血が治まるまで３〜４週間を要する。手術は行わず、１日でも早く稽古をできる
ように治療とリハビリを行い、同時に右肩を使わないトレーニングを続けるという。
以下は野村のコメント。
野村「諦めんのはまだ早い」
「痛めていた右肩を、試合でさらに悪化させてしまい、試合後に受けたＭＲＩ検査で『肩甲下筋腱不全断裂』と診断されました。
試合中に感じた肩の痛みと緩みから、ある程度は覚悟していたけど、断裂という診断に正直へこみました。
講道館杯まであと２カ月。間に合う保証はないし、難しいチャレンジになるけど、僅かな可能性を信じて今やれることに精一杯取り組みます。
もし諦めることがあるとしたら、それはやれる事を全てやった後でええかなっ、て。
諦めんのはまだ早い。応援よろしくお願いします」
五輪３連覇の野村忠宏「諦めんのは早い」、講道館杯出場へ再始動
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/headlines/article/20130909-00000002-spnavi
男子６０キロ級で五輪３連覇の実績を誇る３８歳の野村忠宏（ミキハウス）が３年ぶりに出場する。ロンドン五輪女子５７キロ級
金メダルの松本薫（フォーリーフジャパン）は２回戦から登場する。
８月末の復帰戦で右肩を痛めた野村は、１回戦で世界ジュニア選手権５５キロ級５位の１７歳、永山竜樹（愛知・大成高）と対戦する。
勝てば２回戦でユニバーシアード大会覇者の木戸慎二（パーク２４）とぶつかる。
ロンドン五輪代表勢で、昨年１０月に左膝手術を受けて長期療養した女子５２キロ級の中村美里（三井住友海上）は１回戦から出場し、
五輪以来の実戦となる。男子６０キロ級銀メダルの平岡拓晃（了徳寺学園職）は６６キロ級に階級を上げて臨む。
今夏の世界選手権代表１４人は全員、全柔連から出場を免除されている。
３８歳野村、３年ぶり出場へ／柔道
http://www.sanspo.com/sports/news/20131024/jud13102419480001-n1.html
（９日開幕・千葉ポートアリーナ）を欠場することを発表した。野村は今年８月の練習中に痛めた右肩を、
２年ぶりの実戦復帰となった同月の全日本実業団選手権で悪化させていた。１０月２８日に改めて
検査した結果、右肩甲下筋腱断裂により手術を受けることになった。
野村は自身の公式ホームページで「悔しい選択になりますが、講道館杯の出場を辞退する決断をしました。
応援して下さった皆さん、試合を楽しみにしてくれていた皆さん、申し訳ありません。ドクターやトレーナー、
所属先と話し合った上で熟考し、手術を受けることにしました。しばらく柔道衣を着ることが出来ないのは
寂しいですが、まずはしっかり治したいと思います」と、コメントした。
柔道の野村が右肩手術、講道館杯は欠場
http://www.daily.co.jp/newsflash/general/2013/11/01/0006465013.shtml
現役続行を目指して１３日からリハビリを開始。約１か月でランニング、約３か月で柔道の稽古を再開する予定だという。
８月の練習で負傷し、復帰戦だった同月末の全日本実業個人選手権で悪化。「右肩甲下筋腱断裂」と診断され、９日の講道館杯
全日本体重別選手権を欠場した。
【柔道】野村が右肩手術 ３か月で稽古再開へ
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20131112-OHT1T00127.htm
同日朝のツイッターで「今から右肩の手術です」と報告し、親しいレッドソックスの上原浩治投手のツイッターに向けても
「今から右肩の手術です」と、点滴を受けながら病院のベッドで座る写真を添えて投稿した。
上原からは「成功を祈って」「リハビリは投球だな」と励ましが返ってきた。
野村は８月１４日の練習中に右肩を痛め、３１日に行われた全日本実業個人選手権の試合中に悪化させた。同選手権は準決勝で
了徳寺学園の石川裕紀に内股で１本負けし、３位に終わった。
１１月９日からの講道館杯を控えた１０月２８日に病院でＭＲＩ検査を受けたところ、肩甲下筋腱不全断裂と診断され、
講道館杯は欠場して手術を受けることになった。
その後、公式ブログで「医師やトレーナー、所属先と話し合った上で熟考し、手術を受けることにしました。しばらく柔道衣を着る
ことが出来ないのは寂しいですが、まずはしっかり治します」と報告していた。
野村は２００７年に右ひざを痛め、０８年に右ひざ前十字じん帯の再建手術を受けている。
野村忠宏が右肩手術、上原が激励
http://www.daily.co.jp/newsflash/general/2013/11/12/0006491188.shtml
野村忠宏（３９）＝ミキハウス＝の面差しには今、「戦う男」と「いいオジさん」が微妙なバランスで同居する。故障した右肩の
リハビリに汗を流し、進むべき道を模索しながら迎えた２０１４年。もう一度、青畳の上に立てるのか、静かに幕を下ろすのか。「不惑」
を前に揺れる胸の内を聞いた。
昨年８月末の社会人大会で右肩の腱を断裂。１１月１２日、千葉県内の病院で手術を受け、約１カ月半の入院生活に入った。
北京五輪前の０７年に右膝の靱帯（じんたい）断裂を経験したが、「初めて」という上半身の大ケガは実は致命傷になりかねない。
「右手は利き手であり釣り手。組んで相手を崩し、技を掛け、最後に決める大事な手。断裂した腱は（腕を左右に動かす）重要な
働きがある。これが使えないと柔道にならない状況だった」
「将来、指導者になっても、求められれば（選手と）組んで、今まで磨いてきた柔道を伝えたい。口だけじゃなくて、強い指導者でいたい。
手術をしないとなると、それも難しかった」
手術から１カ月たち、肩の装具が取れた。右腕は水平から約６０度までしか上がらない。リハビリのメニューは、可動域を広げる
ためのストレッチや軽い負荷を掛けた筋力強化が中心だ。
「始まりの始まり。強く鍛えるのは（手術から）３カ月くらいたってから。へこむことも多いけど、膝の手術で入院とリハビリを経験して
いるから、比較的、余裕がある。こんなもんや、と」
「医師の見通しとしては、手術から３〜４カ月で打ち込み、５〜６カ月で実戦的な乱取りができれば、ということだけど。うーん」
「現役続行」への手応えを問うと、野村は思案顔になった。往時の快刀乱麻を演じられる体に遠いことは、自分がよく分かっている。
野村は時間をかけて一つ一つの言葉を選んだ。
「周りの人が願うのは、もう１回しっかりと準備して、練習を積んで、それを試合で出し切って…。自分もそう。『よしっ』という思いを
持って畳に上がり、出し切りたいとは思う」
「時間を掛けて出した決断を大事にして、とことんやるのが自分のやり方。周りには申し訳ないけど、腹を決めるまでもう少し
待ってほしい。やるからには勝ちにいきたい。自分の取り組みや試合を通じ、何か熱いもの、プラスになるものを感じてもらいたい。
だから、この年でこのケガを抱えて、生半可な気持ちじゃできない」
五輪という最高峰を３度も制した。今、登り続ける山はさらに険しく、確かな足場もない。道のりの先に山頂が待つ保証もない。
年を重ねるごとに傷だけが増えていく柔道人生の中に、野村は何を見るのか。
「苦しい経験をいっぱいしたけど、（現役を）続けたからこそできた経験でもある。ちょっと振り返ったときには悪くない経験だと思うし、
いい財産。ただ強かっただけじゃない。いろんな人に何かを伝えることができるんじゃないかな、と」
「苦しんでも、今までやってきてよかったと思う。これから先はどうなるか、自分でも楽しみ。３、４カ月後にどういう自分がいるのか」
苦しい経験も「いい財産」 右肩のリハビリに汗を流す野村忠宏
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140108/mrt14010823510002-n1.htm
肩の回復状況を見極めながら、今夏までには現役続行の可否を決める意向を明らかにした。
野村は同日、大阪市内で開かれたミキハウスの新春祝賀会で「心の中に『戦っていきたい』という小さな意志は残っているが、
まずは肩のリハビリに専念し、得意の背負い投げが本当にできるのかと冷静に自分を見詰めていく」とあいさつ。祝賀会の後、
「４カ月ほどのリハビリ経過を見てから（進退を）はっきりさせたい」と語り、８月に予定されている全日本実業個人選手権に出場
できる状態かどうかを目安にする考えを示した。
野村、進退は夏までに＝右肩の回復次第−柔道
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&;k=2014011000916
柔道男子６０キロ級で五輪３連覇を誇る野村忠宏（３９）＝ミキハウス＝が１０日、昨年１１月に手術した右肩が思うように回復せず、
照準を合わせている夏の全日本実業個人選手権に間に合わなかった場合、現役続行か引退かを「決断する」と述べた。
大阪市内で開かれた所属先の新年会に出席。壇上では「右肩が戻ればもう一度挑戦したいが、自分を冷静に見つめ探って
いきたい」と今後への明言を避けた。その後に報道陣の取材に対し、夏にも進退を判断する可能性があることを示した。
昨年３月の国際大会で約１年半ぶりに実戦復帰して優勝したが、８月に痛めた右肩を全日本実業個人選手権で悪化させ、
手術を受けた。現在はリハビリに専念している。
野村 肩不調なら夏にも進退判断「決断する」
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/01/10/kiji/K20140110007359030.html
新年会に出席し「右肩が戻ればもう一度挑戦したい思いもあるが、自分を冷静に見つめ探っていきたい。明確な目標は
言えないが、力いっぱい頑張る」と述べ、現役続行については明言を避けた。
野村は昨年３月の国際大会で約１年半ぶりに実戦復帰し優勝を飾った。しかし８月の練習で右肩を負傷し、同月末の
全日本実業個人選手権で悪化。「右肩甲下筋腱断裂」と診断され、１１月に手術を受けた。現在はリハビリ中で「まだ筋肉に
刺激を与える段階」という。
野村、現役続行明言せず 「明確な目標言えない」
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140110/mrt14011018090004-n1.htm
母校の天理大で手術後初めて練習した。
所属事務所によると、約４カ月半ぶりに柔道着で練習し、柔道部の学生を相手に２時間ほど、打ち込みなどに励んだ。
今後も奈良県内の病院でリハビリを続けながら、練習を重ねていく。
野村は所属事務所を通じ「右肩の感覚は悪くなく、思ったよりもスムーズ。先の道のりは長いが、大きな一歩を踏み出せた。
当面は８月の全日本実業個人選手権を目指して頑張りたい」とのコメントを出した。野村は現役続行の可否に関し、
同選手権に出場できる状態かどうかを目安にする考えを１月に示していた。
野村、手術後初めて練習＝８月の実業選手権目指す−柔道男子
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&;k=2014030400816
ttp://long.2chan.tv/jlab-long/s/long1394006070300.jpg
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やっほー俺達モテモテイケメンの在日コリアンor部落民デス☆
チョッパリ共の時代はすでに終了してま〜す
日本はもう俺らの支配下だからネ☆
在日と部落が今の時代の貴族で女とヤリまくれるんだヨ☆
短小チョッパリ共は早く日本から消エロ☆
野村は希望を見失ったわけではない。
鮮やかな１本勝ちが持ち味だった野村、五輪の大舞台をはじめ多くの大会で背負い投げを決めてきたが、
２日の稽古で決まった１本は格別だった。
「術後初めて合格点の出せる背負い投げが決まり、嬉し過ぎて思わずニヤけてしもたわ」とその喜びを伝えた。
「柔道が出来るようになった喜びはあるけど、“まだこの程度かよ”ってヘコむ事のほうが多いです」という毎日の中で、
野村は希望を見失ったわけではない。
鮮やかな１本勝ちが持ち味だった野村、五輪の大舞台をはじめ多くの大会で背負い投げを決めてきたが、２日の稽古で
決まった１本は格別だった。
「術後初めて合格点の出せる背負い投げが決まり、嬉し過ぎて思わずニヤけてしもたわ」とその喜びを伝えた。
こんなことがあるから、苦しい道を歩み続けることができる。野村は最後に「おっさんの挑戦は続きます」と書いた。
野村忠宏 術後半年、背負い投げ決めた
http://www.daily.co.jp/newsflash/general/2014/07/03/1p_0007110431.shtml
兵庫県尼崎市で開催される全日本実業個人選手権にエントリーしたことが７日、分かった。
昨年８月に「右肩甲下筋腱（けん）断裂」の大けがを負い、手術を受けた野村はことし３月に稽古を再開。１月の所属先の
新年会では、同選手権までに右肩の回復が間に合わなかった場合、進退を「決断する」と述べていた。
野村が全日本実業個人選手権にエントリー
http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20140807-1347085.html
（２３、２４日、兵庫・ベイコム総合体育館）への出場を辞退すると、所属事務所が２２日発表した。
野村は７月２９日の練習中に左膝を痛め、「左膝外顆関節軟骨損傷および骨挫傷」と診断された。野村は「しばらく心と体を
休めながら今後のことを考える。後悔のない道を進んでいきたい」とのコメントを出した。
野村は、昨年１１月に手術した右肩が順当に回復し、同大会出場に向けて練習を積んできたが、新たな故障で断念。
今後の治療方針は９月下旬に決める予定。
野村が実業選手権欠場＝柔道男子
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&;k=2014082200422
全日本実業個人選手権（兵庫・ベイコム総合体育館）を欠場することが２２日、分かった。野村のマネジメント会社が発表した。
マネジメント会社によると、野村は７月２９日の練習中に左膝を負傷。「左膝外顆関節軟骨損傷」などの診断を受けた。今大会への
出場に向けて減量や稽古を続けてきたが、痛めたのが技をかける際に重心のかかる軸足ということもあり、出場は難しいと判断した。
今後の治療方針は９月下旬ごろに決めるとしている。
野村は２００７年に右膝の前十字靱帯を断裂。４連覇が懸った０８年の北京五輪は最終選考会で敗れ、代表入りを逃した。その後も
現役を続け、昨年８月の全日本実業個人選手権では３位に入りながら、試合中に右肩を負傷。全日本柔道連盟の強化選手の選考試合
となる講道館杯全日本体重別選手権を欠場した。
昨年１１月には右肩の手術を受け、リハビリや母校天理大での稽古を続けてきた。２３日の全日本実業個人選手権は１年ぶりの復帰戦に
なる予定だった。
野村のコメント
「欠場はつらく苦しい選択だが、ギリギリまでやれることを精いっぱいやって、悩み抜いた末の決断です。しばらく心と身体を休めながら
今後のことを考えます。今はハッキリしたことは言えませんが、けがだらけの体と向き合いながら後悔のない道を進んでいきたいと思います」
野村、全日本実業個人を欠場 左膝けが癒えず
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140822/mrt14082213210002-n1.htm
男子柔道６０キロ級で五輪３連覇の実績を持つ野村忠宏（３９＝ミキハウス）が２２日、１年ぶりの復帰戦に予定していた全日本実業個人
選手権（２３日開幕）を左膝痛で出場辞退することを自身の公式サイトで発表した。
同サイトによると、７月２９日の練習中に左膝を痛め、０８年に前十字靱帯（じんたい）再建手術を受けた右膝にも痛みが生じているという。
年８月には右肩を痛め、１１月に手術して再起に備えていたが、欠場することを決断した。
野村は同サイトで「先月末、稽古中に左膝の軟骨を痛めてしまいました。試合を楽しみにしてくれていた皆さん、申し訳ないです。自分に
とって欠場はツラく悔しい選択ですが、ギリギリまでやれることを精一杯やって、悩み抜いた末の決断です。しばらく心と身体を休めながら
今後のことを考えます。今はハッキリしたことは言えませんが、怪我だらけの体と向き合いながら後悔のない道を進んでいきたいと思います。
もうすぐ４０歳になる男の決断を温かく見守っていて下さい」などとコメントしている。
柔道野村が左膝けがで復帰戦を欠場
http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20140822-1354805.html
て人 . -―- .. . --. .. /^〜'′
／: ハ : :ヽ: : :ヽ ／ r 二ミ｀ヽ
.′: :ﾄ∧:.i: :i: :ヽ i ′! l＜｀^^'ヽﾊ
l: : :癶{＼ﾄ､:匕iト| } :｜:!＼ ノ |: !
|: :f'|:..l○ ○{: | ﾉ :（|: |○ ○{: { ☆ 日本のカクブソウはぜったいに必須です ☆
|/ ﾄl! {. 3 ﾉ:ﾘ'イィ:! :{. 3 ﾉ从 総務省の『憲法改正国民投票法』のURLです。
}ﾊ>弋l＞┬＜}/ ′厶{ｨ` i爪}/http://www.soumu.go.jp/senkyo/kokumin_touhyou/index.html
{ i |｢`´ヽ, }. /´ バ`´}ヽ＼
'. lハ ノヽ | / ｨ/ ヽﾉ i ヽ
∧. {__乂_.ノ {. / / `廴__夫__ﾉヽ '.
手術は半月板縫合と軟骨骨柱移植だったとし、「３カ月後には走れる。６カ月後には柔道をしていると思う」などとつづった。
野村は昨年１１月に右肩の手術を受けた後、今年８月の全日本実業個人選手権への出場を目指していたが、練習中に左膝を痛めて辞退した。
野村が左膝手術＝柔道男子
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&;k=2014102500008
柔道男子６０キロ級で五輪３連覇を誇る野村忠宏（３９＝ミキハウス）は２４日、７月下旬に痛めていた左膝の手術を受け、成功したと発表した。
自身の公式ブログで明らかにしたもので、３カ月後にランニングを再開予定。関係者によると現役続行を視野に入れ、半年後に柔道の稽古を
始める見込みという。
野村は昨年１１月に右肩を手術。復帰戦と位置づけていた今年８月の全日本実業個人選手権は左膝痛により欠場した。実戦は昨年８月から
遠ざかっている。
野村忠宏が左膝手術、半年後に稽古復帰
http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20141025-1386828.html
自身の公式ブログを更新し、１０月から入院していた神戸市内の病院を同日、退院したことを報告した。
野村は１０月２４日に左膝の半月板縫合と軟骨骨柱移植の手術を受け、成功していた。ブログでは担当医師ら病院関係者や、
お見舞いに訪れた人への謝辞をつづった。
野村は今年８月、全日本実業柔道個人選手権へ向けた稽古中に左膝を痛め、同大会を欠場。昨年１１月には右肩の手術を
受けるなど、けがと闘いながら現役生活を続けている。
野村忠宏が退院 １０月に左膝を手術
http://www.daily.co.jp/newsflash/general/2014/12/03/0007554000.shtml
http://www.sanspo.com/sports/news/20141216/jud14121610000001-n1.html
キャスティングの妙を感じます。
小川： ありがとうございます。実はジャイアンは最初、「声優をやってくれないか」という話しか聞いていなかったんです。
ところが現場に行ってみると、のび太役の妻夫木聡君がいて、衣装を着せられて歌まで歌わされる。「なんだ、これは？」と
思っていたら、実写の『ドラえもん』という設定でCMになっていました（笑）。
二宮： 本人が知らなかったとはおもしろい（笑）。子どもたちにも「ジャイアン」と呼ばれて人気なのでは？
小川： 生徒も平気で「ジャイアン」と言ってきますよ。親御さんが「先生にそんなこと言うもんじゃない」と焦っていますけどね（笑）。
二宮： 今回は本格そば焼酎「雲海 黒麹」をご用意しました。ソーダ割りのSoba＆Sodaで乾杯しましょう。
小川： 普段、焼酎はロックや水割りで飲むことは多いですが、そば焼酎のソーダ割りは初めてですね。あ、これはとても飲みやすい。
これは何杯でもいけそうです（笑）。
二宮： 柔道家やプロレスラーはお酒好きが多い。小川さんもそうですか。
小川： 飲もうと思えば、いくらでもいけますよ（笑）。ソーダ割りにすると、すっきりとした後味になっておいしいです。ただ、さすがに最近は
体調のことも考えて控えめにしています。
二宮： これまでで一番おいしいと感じたお酒は？
小川： いろいろありますね。地方に行って、その土地でしか飲めない焼酎をいただいた時もおいしかったですし、海外で飲んだお酒も
忘れられません。バルセロナ五輪の後、現地で飲んだサングリアも印象に残っていますね。決勝で負けて落ち込んでいた時に、マドリード
にいた同級生が「いくぞ」と連れ出してくれて毎晩、飲みましたよ。お酒のおかげで、幾分、気分が紛れましたね。
二宮： 勝利の美酒でも思い出に残るものがあるのでは？
小川： 海外の試合で勝つと、大きなシャンパンをいただいて皆で祝勝会をするんです。この時のお酒はおいしかったですね。逆に日本選手権
で優勝した時はつらかった（笑）。優勝カップにお酒を注がれて、それを飲むんです……。
息子の目標は「父超え」
二宮： 最近は長男の雄勢選手が柔道の全日本ジュニアで優勝するなど話題になっていますね。
小川： そうですね（笑）。でも、まだまだ、これからですよ。
二宮： 小川さんは19歳で世界選手権を制しています。雄勢選手も来年のリオデジャネイロ五輪では20歳ですから、十分、可能性があるのでは？
小川： 現行のルールでは国際舞台で成績を収めて、世界ランキング上位に入っておかないと出場資格を得られません。昨年の講道館杯では
初戦敗退ですから、まずは国内で結果を出して世界で戦える力をつける必要がある。ただ、本人は実際にシニアの選手と対戦してみて、
手応えをつかんだ部分もあったようです。
二宮： 身長は190センチとお父さん譲りの体格です。５年後の東京五輪に向けても期待が高まります。
小川： 2020年は24歳ですから、当然、そこは狙わないといけないでしょう。成長が遅いので体もまだ大きくなるはずです。ここからどこまで
伸びるかは本人次第だと思っています。
二宮： 柔道の普及とともに、とりわけ重量級では海外の強豪選手が次々と出てきて、日本勢が簡単には勝てなくなってきました。その中で
親子揃ってのメダル獲得となれば、快挙と言っていいでしょう。
小川： 確かに僕たちの頃から、昔のように１回戦は楽勝という状況ではなくなってきましたね。しかもソ連が分裂して、各国からそれぞれ
強い選手が出てきました。ヨーロッパにもいい選手がいますし、今はモンゴルも高地トレーニングで強くなってきています。ブラジルも五輪に
向けて強化している。世界のトップクラスは誰が勝ってもおかしくない時代だと感じます。
小川： 意外と本人は僕を身近な目標に設定して頑張っているみたいですよ。僕も息子には大会で結果を残しても「オレの時はこうだった。
もっと先を見ろ」と話をしてきました。僕は19歳、大学２年の時に世界選手権を制しているので、当面はそれを目指しているみたいですね。
父親を超えてやろうという気持ちは強そうですよ。
二宮： それは頼もしいですね。
小川： 全日本ジュニアも、まさか勝てるとは思っていませんでした。息子曰く「大きい舞台の方が緊張しない」とか。まだ伸びしろはある子なので、
それは大事にしたい。高校までは良くても、大学、社会人になって伸び悩む選手は僕もたくさん見てきました。その点では、むしろ僕たちの方が
重圧を感じているかもしれません（苦笑）。
メダリストと知らなかった
二宮： 雄勢選手が柔道を始めたのは、やはり小川さんの影響が大きかったのでしょうか。
小川： いえいえ。実は柔道とは無縁の環境で育ったんです。長男は僕がアトランタ五輪で負けて引退を表明した日に生まれました。
物心ついた時にはプロレスをやっていて、柔道家だったことすら知らなかったんです。
二宮： えぇ!? それは驚きです。何かスポーツはやっていたのですか。
小川： クラシックバレエをしていました。体の柔軟性も高まるし、その道を進むのもいいかなと思っていました。すると、ある時、僕が
プロフィール欄の特技に「柔道」と書いてあるのを見て興味を持ったみたいです。その頃、一度、僕の母校での練習についてきたことがあって、
後輩たちが「やってみろ」と道着を着せて相手をしてくれた。それでバンバン投げ飛ばしたのがおもしろかったらしく、本人から「柔道をやりたい」
と言ってきました。
二宮： さすがに五輪メダリストだから、お父さんのウワサは息子さんの耳にも入ってくるでしょう。
小川： そうでもなかったんです。その頃はプロレスラーとしてメディアに出ていましたから、過去の経歴があまり表に出てこなかった。
でも、息子が興味を持って柔道の本を学校で借りてきたら、それが古賀稔彦の本だったんです。その中で全日本選手権で僕が古賀に
勝ったことも出ていた。「なんだ、お父さん、やっていたじゃん」って。それで初めて僕が柔道のトップ選手だったことを知ったみたいです（笑）。
二宮： アハハハ。それはおもしろい。ということは小川さん自身も、積極的に柔道をやらせたいという気持ちではなかったと？
小川： そうですね。同じ道に進めば、いろいろと比較されますから。現役時代、僕も苦労したことを息子に味合わせたいとは思わなかった。
だから、柔道を教え始めた時にも強くする気はさらさらなかったんです。受け身や礼儀作法、精神面を学んで、その後の人生に生かしてくれれば、
という気持ちでした。
二宮： 小川道場を茅ヶ崎市に立ち上げたのは息子さんが柔道を始めたことがきっかけだったとか。
小川： 当時はハッスルが人気で、家に帰る暇もないくらい忙しい時期でした。最初は、どこかの道場に預けるつもりだったです。でも、
実際にいくつか回ってみると、僕が思い描いている道場のイメージとはちょっと違う。小学生に対して勝利至上主義が強すぎると感じたんです。
僕らがトップレベルでやっていた練習のマネごとをしている。どうせやるなら、長く柔道ができるように基礎をしっかり指導しつつ、伸び伸びと
やらせたいと感じたんです。
二宮： 小川さんも柔道を始めたのは、高校からでした。小さい頃から詰め込み式でやるのは良くないと？
小川： 人それぞれでしょうが、僕自身は小中といろんな競技を経験して良かったと思っています。たぶん、息子も同じタイプだろうとみていました。
それまでは自分の仕事ばかりで、ろくに親子関係も築いてこなかった。仕事を減らしてでも、子どもとの関係をつくる機会だと考えて、
道場を立ち上げました。それが長男が小学４年になった春でしたね。
選手権での復帰を目指していると述べ「おやじになった自分の意地と覚悟を見せたい」と意欲を口にした。
所属先の新年会に出席した。一昨年11月の右肩に続く手術で、今はリハビリを続けている。実戦は一昨年８月から遠ざかるが「やめたら
どれだけ楽かと思う。ただ柔道がうまくなりたいというモチベーションの方が高い」と話した。
柔道野村、今夏の復帰に意欲 「意地と覚悟を見せたい」
http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK50469_Z00C15A1000000/
ミキハウスグループの新春祝賀会が９日、大阪市内のホテルで開かれ、２０１２年ロンドン五輪で３個のメダルを獲得した競泳の
鈴木聡美ら同社所属のスポーツ選手７人が出席した。
マラソンの藤原新、ボクシングの清水聡らロンドン五輪代表に加え、０４年アテネ大会まで五輪３連覇の実績を誇る柔道の野村忠宏も登壇。
約１２００人の来場者を前に、それぞれ１５年の抱負を語った。
昨年１０月に左膝を手術した４０歳の野村は「現役の寿命は残りわずかという自覚はある。一日一日を大切にして、今できる最高の柔道
を目指したい」。８月の全日本実業個人選手権での復帰を視野に「自分の覚悟と意地、底力を見せたい」と述べた。
ミキハウス:「底力見せたい」４０歳の柔道・野村が抱負
http://mainichi.jp/sports/news/20150110k0000m050050000c.html
柔道男子で五輪３大会連続金メダリストの野村忠宏（４０）が９日、大阪市内で所属するミキハウスの新春祝賀会に参加。「８月の試合で
勝てるように。意地と覚悟、野村の底力を今年見せたい」と話した。
野村は一昨年の８月に右肩を負傷し、同年１１月に手術。調整を勧めていた昨年７月下旬に左膝を痛めて、１０月に手術を受けた。
現在リハビリ中で、今月末からジョギング程度の運動を開始し、４月頃の競技復帰を目指している段階だ。今回、８月の全日本実業団個人
選手権出場の意志を明らかにした。
「やめたら楽になるんだろうなと思うけど、柔道をもっとうまくなりたい。挑戦を続けられることが幸せ」と語った野村。「残りわずかな
現役選手としての時間を大切に」と話しており、現役引退は視野に入っているようだが、「何十年もかけて磨いてきた技がある。いかに
元気な若者をギャフンと言わせられるか」と意気込んだ。
野村忠宏、現役引退視野も出場に意欲
http://www.daily.co.jp/newsflash/general/2015/01/09/0007645740.shtml
http://100judo.com/post/tadahiro-nomura-mind-skill-body-part-1
Tadahiro Nomura: mind, skill, body PART 2
http://100judo.com/post/tadahiro-nomura-mind-skill-body-part-2
中谷、柔道・野村から刺激「意識高い」
http://www.daily.co.jp/tigers/2015/01/23/0007681441.shtml
(1996, 2000 et 2004) a repondu a nos questions. Detendu et souriant, apres une seance technique sur le tatami de Tenri.
Ou en etes-vous actuellement ?
Je me suis fait operer des ligaments du genou en octobre et j'ai repris le judo au debut du mois de mars. Pour l'instant
je ne fais que des uchi-komi, des nage-komi et du renforcement musculaire.
Quels sont vos objectifs ?
Au mois d'aout, je vais combattre aux championnats du Japon ≪ entreprise ≫. Si je gagne, et j'y vais pour gagner, je serai
qualifie pour la Coupe du Kodokan. Je veux prendre competition par competition et ne pas me fixer d'objectifs a long terme.
Mais si je perds en aout...je pense peut-etre arreter pour de bon la competition.
Quelles sont vos sensations actuellement ?
C'est tres difficile (rires). Parce que j'ai encore un peu mal au genou. Mais j'ai encore la motivation. Je veux toujours etre
plus fort. Quand j'etais jeune j'avais la technique, le physique. Beaucoup de bonnes choses, je pense. Maintenant j'ai beaucoup
d'experience mais mon corps ne repond plus comme avant... j'ai 40 ans (rires) Le double de certains combattants. Du coup,
pour avoir une chance de gagner, je mise encore plus sur la technique. Je reflechis constamment a comment etre le plus
juste techniquement pour ne pas avoir a m'epuiser.
Est-ce que vous pensez a votre reconversion ?
Oui absolument. J'aimerais beaucoup enseigner le judo. Ou ? Ca je ne sais pas encore. Peut-etre dans une universite, peut-etre
aupres d'enfants (l'idee me plairait vraiment) ou dans un ou plusieurs pays etrangers. Pourquoi pas la France d'ailleurs ?
Tadahiro Nomura : "Je voudrais enseigner le judo"
http://www.lespritdujudo.com/actualites/tadahiro-nomura-je-voudrais-enseigner-le-judo
https://www.youtube.com/watch?v=uk9opy2U7vw
いつかこの人の書いた柔道教本を読んでみたい
6/7 (日) 7:00 〜 7:30 （30分）
北島康介 野村忠宏 丸山茂樹
今尚現役にこだわる理由や収入源について語った。
昨年12月で40歳になった柔道界のレジェンドは、現在も過酷なトレーニングや丹念なボディケアを繰り返す日々。番組のカメラに対し
「本当に地味ですよ。毎日が。トレーニングも一人でずっと黙々とするしかないし」と呟くように語った。
そんな野村は2度目の金メダルを獲得したシドニー五輪後、一時柔道から離れている。この時を振り返って「最強のままで皆に
惜しまれつつ辞めるのが一番カッコいいと思って。2000年、15年前に辞めようと思ったんです。結局辞め切れなかった」と話し、
その理由については「2年間で活躍する他の若い選手を見るじゃないですか。やっぱりイメージの中では全然楽勝なんです。
俺いけるなと思って戻ってきた」と説明した。
実際には「メッチャ大変だったんです。2年間のブランクは」と苦笑いを浮かべた野村だったが、五輪3連覇の偉業を達成した後は
「カッコよく辞めるのは逆にダサいなと思った。それよりボロボロでもいいけど、やれるところまでやって自分の想いを貫くのがカッコいいって
思うようになった」という。
だが、現在は2年間試合ができていない苦しい状況でもある。番組スタッフから収入について訊かれると「ミキハウスの社員ですから。
うちの社長、冗談か本気か分からないけど“野村君は東京まで目指さなアカン”って。“野村君の挑戦には夢がある”って。自分が
勝てなくなったからといって条件が悪くなる事もないし」と話したが、その一方、VTRで登場した先輩・篠原信一は「なんでやってるのか
分からない」とキッパリ。さらには「芸能界の金メダルを目指そう」と呼びかけていた。
今尚現役、柔道・野村忠宏に先輩・篠原信一は「なんでやってるのか分からない」
http://news.livedoor.com/article/detail/10205123/
東京目指してれば八段も現役のうちにいけるんじゃないか。
２１日、自身の公式サイトなどで発表した。現役選手の七段昇段は異例という。
講道館昇段資格に関する内規によると、七段に昇格できる最少年齢は満３３歳。八段は満４２歳となっている。
講道館の担当者によると、国際大会や全日本選手権に出るような第一線の選手が七段になるのは珍しいという。
昇段前に第一線を退くためで「野村選手は年齢の割に早い」と話した。
野村は「七段を頂きました。柔道家として今後とも精進します」とコメントしている。
今年１月には所属先ミキハウスの新年会に出席し、今年８月に行われる全日本実業個人選手権で復帰を目指すと表明。
「４０歳になった今でも自分の挑戦を続けられるのは幸せ。現役は残りわずかだが、８月の試合で勝てるよう、
底力を見せたい」と現役にこだわる姿勢を示した。
柔道・野村忠宏 現役選手異例の七段に「今後とも精進します」
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/06/22/kiji/K20150622010589710.html
ホームページで明らかにした。講道館から４月３０日付で認められた。４０歳での７段昇段は異例の若さで
「柔道家として今後とも精進します」とコメントした。
講道館によると７段は３３歳以上に限られ、今年上がった２７１人は平均６２歳で野村が最年少という。
膝や肩を痛めて実戦から２年近く離れているものの、現役選手としても極めてまれ。
五輪金メダリストでは今回、環太平洋大の古賀稔彦総監督が４７歳で８段、旭化成の中村兼三監督が４１歳で７段となった。
形の試験や選手、指導者としての実績などで評定された。
【柔道】野村「今後とも精進」異例の若さで７段昇段
http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20150622-OHT1T50132.html
公式ブログで写真とともに紹介した。しかし野村は稽古等ではこの紅白帯は締めず、黒帯のまま臨むという。
紅白帯は、柔道では六段から八段の者に許されるが、現役選手で六段以上になることはほとんどないため、試合等で
この紅白帯を見かけることはまずない。
野村も「現役選手がこの帯を締めて稽古してたら目立つやろうね。笑 黒帯締めて頑張ります」と、現役選手の象徴として
黒帯を締め続けるつもりのようだ。
数多くの負傷に苦しめられてきた野村だが、８月に行われる全日本実業個人選手権で復帰を目指す。
野村忠宏 贈られた紅白帯締めず黒帯で
http://www.daily.co.jp/newsflash/general/2015/06/30/0008166840.shtml
http://www.bloodyelbow.com/2015/7/14/8893043/gods-of-war-tadahiro-nomura-traditional-martial-arts-judo-all-time-greats
みんなにチャンスがある。今強い選手が必ずしも６年後に出場できるとは限らない。自分だって中学のときは、
五輪３連覇はもちろん、出場することすら想像もできなかった。
中学に入学したときの体重は３０キロ。体が小さすぎて、柔道の稽古をさせてもらえない時期があった。みんなが
乱取りする中で、ひたすら腕立て、背筋を繰り返す。中学１年のときは同級生の女の子に負けることもあった。
体が小さく、力も弱い。きつい日々だったが、唯一の支えは背負い投げだった。
子供の時、祖父から教わった得意技。試合では決して勝てない相手に、練習では何日か１回だけ、きれいに
背負い投げを決める瞬間があった。「この技を磨き続ければ、いつか自分は変われる」と思えた。未来を
感じさせてくれた唯一の宝物があったから、柔道を続けることができた。
中学時代は地元奈良県でベスト１６が最高。高校３年でインターハイに初出場したが、１勝もできなかった。
軽量級で強い選手が出てくると「野村２世」と言われるけど、自分からみたら、その選手たちの方がエリート。
だから逆に今勝てない人でも、強くなりたいとの気持ちを持ち続け、あきらめないでほしい。
五輪３連覇後はギリギリの状態が続いている。０８年北京大会前年に右膝靱帯（じんたい）を断裂。五輪出場権を
逃したが、ひざを手術して治せば、まだ行けると思えた。１２年ロンドン大会の出場もならなかったが、やめようとは
思わなかった。自分には体に染みこんだ背負い投げがある。その宝物を生かす体をどう作るか。その課題が常に
あるから、モチベーションは落ちない。
先月は左膝の手術を受けた。来年初めにはランニング、来春には柔道の稽古も再開できそうだ。６年後の東京五輪には
何らかの形でかかわりたい。日本のコーチなのか、海外チームのコーチなのか。でもやはり選手として出場することが一番いい。
真剣に取り組む子どもみんなにチャンス／野村忠宏
http://www.nikkansports.com/olympic/column/relay/news/1510498.html
ヨーロッパじゃ中年以上（女も含む）が柔道積極的にやってるから柔道人口が多い
野村は日本でのそういう柔道人口増加の手本にならなきゃ
五輪３連覇の実績を持つ男子６０キロ級の野村忠宏（４０）＝ミキハウス＝がエントリーした。１回戦から出場する。
野村は昨年の大会も出場予定だったが、左膝の負傷で欠場。昨年１０月には手術を受けた。関係者によると、現時点の状態は良好。
主に母校の天理大で稽古を積んでいる。
男子では６６キロ級にロンドン五輪６０キロ級銀メダルの平岡拓晃（了徳寺学園職）、同五輪１００キロ超級代表の上川大樹（京葉ガス）が
エントリー。同五輪女子７８キロ級代表の緒方亜香里（了徳寺学園職）も出場する。
五輪Ｖ３野村がエントリー 全日本実業個人選手権、組み合わせ発表／柔道
http://www.sanspo.com/sports/news/20150803/jud15080321350004-n1.html
２９日から兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で行われる全日本実業個人選手権の出場を最後に引退することになった。
２４日、所属先のミキハウスが発表した。
野村選手は、天理大４年生の時に初出場したアトランタ五輪で優勝。２０００年シドニーと０４年アテネの両五輪でも勝ち、
日本人で初めて五輪３連覇の偉業を成し遂げた。
日本人初の五輪３連覇、柔道の野村忠宏が引退へ
http://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20150824-OYT1T50074.html
柔道の男子６０キロ級で、１９９６年アトランタ、２０００年シドニー、０４年アテネ五輪で金メダルを獲得した野村忠宏（４０）が
２９日にベイコム総合体育館（兵庫県尼崎市）で開かれる全日本実業個人選手権大会を最後に現役引退することが２４日、分かった。
所属するミキハウスが発表した。
奈良県出身の野村は天理高、天理大、奈良教育大大学院を経てミキハウスに入社。アトランタ、シドニーの両五輪で金メダルを
獲得後、米国へ留学。アテネ五輪で３連覇を達成した。
その後、右膝の靱帯を断裂しながらも、手術を受け、２０１３年１月に現役続行を宣言。さらに、右肩や左膝を痛めるなど故障に
悩まされたが、復帰に向けてリハビリを続けていた。
野村は全日本実業個人選手権大会後の今月３１日に会見を行う予定。
野村が現役引退…２９日の全日本実業個人選手権大会を最後に
http://www.sankei.com/west/news/150824/wst1508240051-n1.html
柔道の五輪３連覇の実績を持つ野村忠宏（４０＝ミキハウス）が２４日、自身のオフィシャルサイトで２９日に出場する
全日本実業柔道個人選手権大会（兵庫・尼崎市）をもって現役引退することを発表した。
コメントは次の通り。
「応援してくださるみなさまへのメッセージです。８月２９日に出場する全日本実業柔道個人選手権大会で引退する事を決めました。
現役最後の勝負、精一杯戦います。応援よろしくお願いします」
野村は奈良県出身。天理高を経て天理大に進み、９６年アトランタ、００年シドニー、０４年アテネと３連覇した。その後、
相次ぐけがに悩まされ、０８年北京、１２年ロンドンと五輪出場を逃したが、現役は続行していた。
柔道五輪３連覇の野村忠宏が引退発表
www.nikkansports.com/sports/news/1527791.html
野村選手は奈良県出身の４０歳。柔道男子６０キロ級でアトランタオリンピックからアテネオリンピックまで３大会連続で金メダルを
獲得し、オリンピックの柔道史上、初めての３連覇の偉業を達成しました。
背負い投げなどの立ち技が得意で、「一本を取る柔道」を持ち味に、日本の男子軽量級のエースとして長年、君臨してきましたが、
７年前の北京オリンピックは国内選考会で敗れて出場できず、オリンピック４連覇の夢は果たせませんでした。
その後も４０歳の今まで競技を続けていましたが、年齢に加え、たび重なるけがもあって、思うような結果を残せず、現役引退を
決意したということです。
野村選手は今月２９日に兵庫県で行われる実業団の試合を最後に現役を引退するということで、自身のホームページで「最後の勝負、
精いっぱい戦います。応援よろしくお願いします」とコメントしています。
柔道 五輪３連覇の野村忠宏が現役引退へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150824/k10010200611000.html
得意の背負い投げをかけた後、相手の体の落ちた位置がイメージより数センチずれただけで首をかしげる。そんな天才肌の柔道家、
野村忠宏がついに畳を降りるときがきた。
３連覇を達成したアテネ五輪を取材した。当時２９歳。すでにベテランの域に達し、大会直前に右脇腹を痛めていたが、技のキレは
感動的ですらあった。５試合中、４試合で一本勝ちしての金メダル。次の五輪は３３歳。もう道は極めただろうと思ったのは周囲だけ。
あれから１１年、断続的に競技と向き合ってきたのは、チャレンジするという気持ちを持ち続けていたからに違いない。
普段はそんな熱き心は見せない人物だった。「練習は２時間でしんどいけど、パチンコ屋には何時間もいられる」などと練習嫌いを
公言。現在はタレントとしても活躍する大学の先輩、篠原信一さんとの掛け合いは爆笑もの。苦しいはずのリハビリの話でさえ、
面白おかしく語っていた。求道者のようなほかの柔道選手とは一線を画していたのは、「天才」というイメージを守りたかった部分も
あっただろう。
引退後は後進の指導はもちろん、明るい性格、発信能力の高さを生かし、東京五輪の盛り上げにも関わってほしい。
柔道・野村引退 「練習は２時間、パチンコは何時間も」練習嫌い演じて五輪３連覇 東京五輪でも貢献を
http://www.sankei.com/west/news/150824/wst1508240060-n1.html
柔道の男子６０キロ級で１９９６年アトランタ、２０００年シドニー、０４年アテネの五輪３連覇を達成した野村忠宏（４０）が現役を
引退することになった。２４日に所属先のミキハウスが発表した。３１日に大阪市内で引退会見に臨む。
奈良県出身の野村は、天理高、天理大などを経て活躍。柔道で史上初めて五輪３連覇を果たした。０８年北京五輪代表を逃した後、
ていた右膝の手術を受け、リハビリなどを経て復帰。次の目標に掲げていた１２年ロンドン五輪出場もかなわなかったが、現役を
続けていた。
兵庫・ベイコム総合体育館で２９日に行われる全日本実業個人選手権を最後の出場とする意向。自身の公式サイトで「引退することを
決めた。現役最後の勝負、精いっぱい戦います」とコメントした。
野村忠宏が引退＝柔道初の五輪３連覇
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&;k=2015082400550
山下泰裕氏は世界選手権開催中のアスタナで「十分というか、十二分でしょう。本当によく頑張ってきたし、彼の活躍が
日本柔道を支えてくれた」と感謝の言葉を贈った。
アトランタ、シドニー五輪で日本男子の監督時代に金メダルを獲得した。「若かった当時の闘いが目に浮かんでくる。
非常にセンスが良くて、刈る、はねる、担ぐという柔道で三つの大事な要素の全てを兼ね備えた選手だった。類いまれなる
集中力も持っていた」と振り返り「また新しい人生を選手時代と同じような気持ちで歩んでほしい」と話した。
山下泰裕氏「十二分でしょう」引退表明の野村に感謝
http://www.nikkansports.com/sports/news/1527876.html
全日本実業個人選手権（兵庫県尼崎市ベイコム総合体育館）を最後に現役引退すると発表した。３１日に記者会見をし、
引退理由などを説明する。
前人未到の五輪３連覇を達成した不世出の天才柔道家が引退を決意した。野村は公式サイトで「８月２９日に出場する
全日本実業柔道個人選手権大会で引退する事を決めました。現役最後の勝負、精一杯戦います。応援よろしくお願いします」と
コメントした。
９６年アトランタ、００年シドニー、そして０４年アテネと３大会連続で五輪を制した。しかし、その後は０７年に右膝前十字靱帯（じんたい）
を断裂するなど度重なる故障に見舞われた。「もう一度、納得できる状態で柔道をしたい」と現役にこだわり続けたが、すでに体力の
限界は超えていた。１３年に右肩を負傷。昨年１０月には左膝の手術も受け、４０歳にして、ついに畳を去ることになった。
まさに柔道をするために生まれてきた男だった。実家に隣接した道場の師範は祖父だった。父は後に進学する奈良・天理高監督で、
叔父の豊和氏は五輪王者と、柔道一家で育った。子どものころは女子にも投げられ、初の全国大会出場は高校３年のインターハイ。
目先の勝利よりも、正しく組んで投げる柔道に徹することで天性のセンスが磨かれた。得意技は背負い投げ。醸し出す存在感や
勝負強さは圧倒的で、技の切れ味は天下一品だった。
日本代表として一緒に闘った井上康生・日本男子監督は「自分がチャンピオンだとしんから信じていた人。オーラが全身からバーッと
出ていた」と評した。
将来は指導者の道も志向する。恩師で８４年ロサンゼルス五輪覇者の細川伸二氏は「ただ強かっただけではない。バランスを
保ったまま投げ、手技、足技と何でもできた。ああいう天才が教えることが日本柔道にとって大切」と話した。
野村引退 五輪３連覇の天才柔道家
http://www.daily.co.jp/general/2015/08/25/0008334388.shtml
ひとつの時代を築いた柔道家が、畳の上を去る。前人未到の五輪３連覇を始め、輝かしい成績を残した後も、４０歳まで戦い
続けてきた野村が、その競技人生にピリオドを打つことを決めた。
「８月２９日に出場する全日本実業柔道個人選手権大会で引退する事を決めました。現役最後の勝負、精いっぱい戦います。
応援よろしくお願いします」
自身の公式サイトで、ファンへ向けたメッセージに思いをつづった。
鋼のように鍛えあげた肉体から繰り出すキレ味鋭い技で、世界を圧倒した。五輪初出場の１９９６年のアトランタ五輪を制し、
２０００年のシドニー五輪と連覇。さらに、２年間の休養をはさみながら０４年アテネ五輪も制した。柔道史上初の３大会連続金メダル。
偉業を成し遂げた後も走り続けてきたが、けがとの戦いが待っていた。
０８年北京五輪を目指す最中の０７年に右膝の靭帯を断裂。翌０８年の全日本選抜柔道体重別は準決勝で敗れ、代表入りを逃した。
同年４月に右膝前十字靭帯の再建手術を受け、リハビリとトレーニングの日々を過ごしたが、１２年ロンドン五輪も出場はかなわなかった。
それでも１３年１月に現役続行を宣言。３月のスイスオープンで久々の優勝を果たしたが、同年８月の全日本実業個人選手権の
大会直前に右肩を負傷。大会後にはメスを入れた。復帰戦の予定だった１年後の同大会前は左膝を痛めて直前に回避。１０月には
手術と、けがに苦しみ続けた末にたどり着いた決断が、引退だった。栄光と挫折。歓喜と苦悩。すべての思いを道着で包み、現役に
こだわり続けた男が、４０歳にしてついに畳を去る。
全柔連・山下泰裕副会長兼強化委員長
「私が日本代表監督として臨んだアトランタ、シドニーで金メダルに輝いた。柔道を辞めたからといって柔道の指導者にならなくても
いい。忠宏らしい新たな勝利の道を歩んでくれるでしょう」
野村の引退について日本代表男子・井上康生監督
「偉大な選手でした。柔道界に残されたものは、生涯語り継がれるものでしょう。改めて、すごい柔道家だったと思います」
４０歳・野村、ついに引退へ…全日本実業個人選手権がラス闘／柔道
http://www.sanspo.com/sports/news/20150825/jud15082505020005-n1.html
体育館）を最後に現役を引退すると発表した。３１日に記者会見する。柔道界初、アジア人選手としても初めて五輪３連覇を達成した
野村は、４連覇を目指した０８年北京の代表をケガの影響で逃したが、現役を続行。１３年の実業個人選手権３位の後、試合出場はなかった。
伝説の柔道家が、ついに現役に別れを告げる。２４日、オフィシャルサイトで「現役最後の勝負」と題し「全日本実業個人選手権で
引退することを決めました。現役最後の勝負、精いっぱい戦います。応援よろしくお願いします」と発表。２９日を引退試合とすることを
明らかにした。
天理大４年時の９６年、アトランタ五輪の代表最終選考会となる選抜体重別選手権で優勝し、伝説が幕を開けた。無名の男が本番で
金メダルを獲得。翌年の世界選手権も制し、世界の軽量級の頂点に立った。００年シドニーでは全て異なる技でポイントを奪い連覇を
達成。天才の名をほしいままにした。
米国留学を経て、戦線復帰後は国内で４連敗するなど辛酸をなめたが、五輪イヤーには完全復調した。０４年アテネで柔道界初の
３連覇の偉業を成し遂げた。ところが、０７年、右膝じん帯断裂の大ケガを負い、決まっていた世界選手権代表を辞退。０８年４月の
代表最終選考会で準決勝敗退し、北京五輪出場を逃した。
このとき「選ばれるだろう」という甘えがあった自分に気付いたことが、その後の現役生活続行のきっかけとなったと振り返っている。
１０年１１月にはロンドン五輪を目指し、講道館杯に出場したが、２回戦で今年の世界選手権６０キロ級代表となった志々目徹
（当時日体大）に一本負け。それでも、立ち上がった。
長い現役生活で「ケガのない場所がない」という中で「この体で何かできるとうれしいから続ける」と言い続けた。４１歳を前に決断した、
引退。最後の戦いで、柔道界の生ける伝説がどういう戦いを見せるか、注目される。
野村 忠宏（のむら・ただひろ）１９７４年（昭４９）１２月１０日、奈良県北？城郡広陵町生まれの４０歳。天理高柔道部監督を務めた
父・基次さんの影響で６歳から競技を始める。天理高時代までは無名も、天理大４年時に全日本選抜体重別で優勝。五輪３連覇は
今も柔道界ではただ一人の偉業。１メートル６４、平常時の体重は６２キロ。得意技は背負い投げ。家族は葉子夫人と２男。
柔道五輪３連覇、４０歳野村が引退 ２９日が「現役最後の勝負」
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/08/25/kiji/K20150825011001160.html
柔道五輪３連覇を達成した野村の引退表明に山下泰裕全柔連副会長は「柔道に必要な、刈る、跳ねる、担ぐ、の全てを兼ね備えた
選手だった。監督だったアトランタ五輪とシドニー五輪で金。日本柔道を支え監督としても助けてもらった」とねぎらった。
また、井上康生全日本男子代表監督も「残念だし、寂しい。されど野村さんが残した偉業は生涯語り継がれる。心からお疲れさまと
言いたい」と語った。
一方で世界選手権開幕の日とあって「なぜこのタイミングなのか。自分が闘ってきた６０キロ級の日なのに…」と首をかしげる
日本代表関係者の声もあった。
世界柔道開幕「６０キロの日」になぜ…野村の引退表明に疑問の声も
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/08/25/kiji/K20150825011001170.html
ついてレッドソックスの上原浩治投手（４０）が２６日、国民栄誉賞授与を訴えた。
上原は公式ブログに「とうとうこの日が来てしまったね。２９日の全日本実業柔道個人選手権で引退…。怪我との戦い、
その中でも凄い実績をあげてきた。オリンピック三連覇」と、その業績を記した。
そんな野村の引退を聞いて、上原は「なぜ国民栄誉賞が野村さんに渡らないんだろう？いまでも思ってます」と訴えた。
野村が実現させた１９９６アトランタ、２０００シドニー、２００４アテネの３連続オリンピック金メダルの偉業は、同じ一流アスリート
だからこそ、その価値が十分分かるのだろう。
アテネ五輪には上原も野球代表として参加。今でも野村とは家族ぐるみの付き合いがある。
「やってるスポーツは違えど、尊敬する選手の一人であることは間違いない」と野村を称える上原。
「本当は日本に帰って最後の試合をこの目に焼きつけたいんだけど…」、負傷でＤＬ入りしているとはいえチームは公式戦を戦い、
上原もチームの施設でリハビリに取り組んでいる。
「遠くアメリカから応援してます。悔いのないように戦ってください！」とエールを送り、オフの食事会を提案した。
こんな上原の温かい言葉に、野村もツイッターで「浩治ありがとう」と応えた。
野村忠宏に国民栄誉賞を Rソックス・上原が訴える
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150826-00000053-dal-spo
柔道男子６０キロ級で日本初の五輪３連覇を達成した野村忠宏（４０）が２４日、所属先のミキハウスを通じて現役を引退することを
発表した。野村は自身のホームページ上で、２年ぶりの復帰戦となる２９日の全日本実業個人選手権（兵庫・ベイコム総合体育館）
最後の試合となることを明かし「現役最後の勝負、精一杯戦います」と表明した。
１９９６年アトランタ、２０００年シドニー、０４年アテネで金メダルを獲得。しかし、その後は故障に悩まされながら、現役にこだわり
続けた。天才肌で、柔道界のスーパーエリート。柔道一家の家系に生まれ、名門天理大柔道部で鍛えられた。しかも、イケメンと
きている。本来なら国民栄誉賞を受賞してもおかしくない実績の持ち主だ。
だが、野村の前に立ちはだかったのが“ヤワラの壁”だった。五輪、世界選手権と、野村の６０キロ級は女子４８キロ級と同日
に試合が行われる。その４８キロ級には国民的ヒロインの田村亮子（谷亮子参議院議員）がおり、話題は当然、ヤワラちゃんに
一極集中。野村の偉業は脇に追いやられた。
おまけに野村はこのことを“ネタ”にし始めた。当時、本紙が話を聞くと、ヤワラちゃんへの恨み節が大爆発。「田村の人気は
わかっているけど、悔しいっス。新聞とかで“田村が金、野村も金”っていうのが一番腹立つ。“も”って何やねん！」などと毒舌
全開でぶっちゃけた。
天才柔道家なりのリップサービスだったが、記者会見やテレビ番組でもこうした発言を連発。マスコミ受けの良かったヤワラちゃんに
比べ“斜に構えた天才”のイメージにつながった面もある。
ただ、素顔は礼儀正しく実直な男。取材のお礼だと、本紙編集局に直接電話をかけてきたこともあった。アトランタで共に代表だった
暴走王・小川直也（４７）は「タレントや議員さんにはなれないかもしれないけど、彼の柔道選手としての生き方は後輩たちのためになるよ。
今度は指導者として６０キロ級の後継者を育ててほしい」とねぎらった。
引退表明・野村 “斜に構えた天才”イメージ生んだヤワラちゃんの壁
http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/439463/
「自分を信じて戦う姿が格好良かった」とたたえたのは元ラグビー日本代表の大畑大介さん（３９）。２００７年にアキレスけん断裂を負った際、
故障と戦っていた野村選手と知り合い「アスリートとして一番影響を受けた。これからも輝き続けてくれると思う」とエールを送った。
水泳・飛び込みでリオデジャネイロ五輪代表に内定している寺内健選手（３５）は同じミキハウスに所属。「競技は違ったが、一緒に
戦えて幸せだった。“レジェンド”として柔道界を引っ張ってきたので、肩の荷が下りるのかと思うと、お疲れさまでしたと伝えたい」
と話した。
競泳の北島康介選手（３２）＝日本コカ・コーラ＝は０４年のアテネ五輪後から交流があり、この日は試合後に花束を手渡した。
目頭を熱くし、戦いを終えた野村選手を抱き締めて健闘をたたえると「『男・野村』が見た。周りが何と言おうとやり続ける姿には、
金メダルを取った以上の格好良さがあった」と、引退を惜しんだ。
「男・野村」を見た…北島康介が涙の抱擁、大畑ら親交あるアスリート続々
http://www.sankei.com/west/news/150829/wst1508290079-n1.html
五輪の柔道男子６０キロ級で３連覇を果たした野村忠宏（４０）＝ミキハウス＝が、引退試合の全日本実業個人選手権に出場した。
３回戦で準優勝した椿龍憧（２３）＝ＡＬＳＯＫ新潟＝に開始２６秒、腰車で敗れた。野村は１回戦で、上田卓（２８）＝トヨタ自動車＝に
開始１０秒、一本背負いで一本勝ち。２回戦は阿部泰博（３３）＝東北大柔道クラブ＝を開始１分３５秒、背負い投げで破った。
以下は会見での主なやりとり
―今の率直な気持ちは。
「勝負ですから負けは負け。ただ、豪快に負けたな。これが今の実力、精いっぱいの力なんで、しょうがないですね」
―試合では「野村らしい一面」を見せられた。
「豪快に勝って豪快に負けた。負け方も一本、勝ち方も一本。そういう柔道人生だったのかな。１、２回戦と自分をチャンピオンに
導いてくれた右の背負い投げと左の一本背負いで勝てたので、それは良かったなと思います」
―これで一区切りという形になる。
「３歳から柔道を始めて、競技者として長年やってきて、いろんな緊張感、恐怖、プレッシャー、喜び、感動。いろんなものを柔道が
与えてくれた。一つの幕を閉じるのが少々、寂しい思いはありますけど、正直ここまでようやったなって。負けてしまいましたけど、
胸を張って、いい幕引きかなとは思います」
―もう一度、納得がいく勝負がしたいと言っていた。
「納得ができる勝負、自分自身が納得がいく柔道、それが自分では期待できない。その思いは、ここ数か月ありましたね」
―今日の試合で「らしさ」、「こだわり」は見られた。
「試合自体も２年ぶりやし、ここ４年で２回。その中で大きなけがをして、大きな手術を２回受けて、リハビリに時間を費やした。
なかなか厳しいなっていう思いはありながらも、本当に残されたかすかに感じる可能性と、真剣に必死になって取り組む柔道の中で、
わずかでいいから成長したい。そういう思いで最後、もうひと頑張りというところでやってきました。その取り組みに後悔はないし、
競技者として、いい人生を送れたと思います」
―家族も見ていた。
「昔はくそ生意気で、でかいことばかり言って近寄りがたい存在だったけど、こういう形で家族や仲間、ファンの方が応援に来てくれた。
負けても拍手をくれて、本当に幸せです」
―３７年間、積み重ねてきたものは出せた。
「もっともっと競り合った勝負の中で、背負い投げとか一本背負い、足技が出せるのが一番だったんですけど、野村の代名詞・
担ぎ技を最後の試合の中で出せたのはよかった。自分で狙って、考えて入った技じゃなくて、組んだ瞬間、動きの中での感覚で
入った技だから、いい技でした」
「みんなは今でも、野村といえば五輪３連覇っていう名前が出るけど、それは一つの結果。結果で満足することもあるけど、
その瞬間の満足であって、それが過ぎたら、またうまくなりたい、また強くなりたい、もっと強くなりたい。同じ瞬間って競技を
やっていたらなくて、成績っていうのは一つの課程。何連覇したからといって、次の試合に負けたら悔しいし、悔しさを覚えたら、
もっとうまくなりたい、それの連続だと思う。自分自身が決めた引退っていう区切りだけど、本当ならまだまだ現役としてやりたい。
競技に対しての熱い気持ち、深い思い、強い思いがあったら続けるべきだと思う。今はその思いを大事に今日までやってきて、
だからいろんな経験もできたし、いろんな仲間もできた。得るものは競技者としていっぱいあった。本当にいろんなもの、競技者
としていろんなものを柔道は自分に与えてくれた。だから幸せ」
―試合をやって燃え尽きられた。
「燃え尽きてないです。自分の柔道に対しての思いは燃え尽きることはない。永遠にないと思います。けど、現役としてやる以上は
競技として結果を求めないといけないし、それに見合う努力であったり、積み重ねっていうのをしなきゃいけなくて、自分自身はもう
それができなくなった。心から燃え尽きたり、妥協が入ったり、逃げたんじゃなくて、長年酷使した体の限界。これはもうどうしようも
ないことで、一つの幕を閉じようと。だから、本当にもっともっとやりたいです」
―畳の上で天を仰いだ。
「あ〜、終わったって。うまくやられたなって」
―一本を狙っていった。
「体の状態もあったし、２年ぶりの試合でもあるし、３７年柔道をやってきた事実はあるけど、ここ何年かの中で柔道で積み重ねて
きた自分自身の貯金はない状態だから、自分が畳の上でどの程度のパフォーマンスができるのか分からなかった。畳に上がって、
その時の思いであったり、その時の感覚で思い切って柔道をしようって」
―ある程度、体はできて臨めた。
「どうでしょうね。見えないところで、えらいことになってます」
―自分の柔道はある程度見せられた。
「自分が求めるものはできないですよ」
―背負い投げは長年の積み重ね。
「どうでしょうね。積み重ねというか、最後に染み込んだものがちょっとだけ。自分は子供の頃は実家の道場でまず足技と右の
負い投げと左の一本背負い、この３つを教えてもらった。特に担ぎ技で世界の舞台まで引き上げてもらった。自分にとっても特別な
技だし、宝物の技だから、最後の試合ということで、その技で勝てたっていうことは、ちょっと納得できる。負け方もチビチビ指導一つの
差で負けるよりも、豪快に負けた方がすっきりします」
―降り注ぐような拍手だった。
「本当にうれしかったですね。勝てなくなって何年も経つし、五輪の時の最高の柔道ができる自分に、あこがれを持ってくれた人も
いる。強い野村っていうのを尊敬してくれて、応援してくれた人もいっぱいいる。勝てなくなって衰えていく自分っていうのを、また違った
思いを持ちながら、応援してくれる人がいっぱいいる。遠くから来てくれた人も、家族とか今まで交流がある人、ファンの方たちも足を
運んでくれて、負けたけど大きな拍手をくれた。本当に勝負を超えた喜び、競技者として最後、幸せな終わり方なのかな」
―北京以降の７年間は長かった。
「つらかったし、きつかったですよ。リハビリとかね。だからこそやりがいも感じたし、経験を求めてやったわけじゃないけど、やっぱり
強さを求めてやった。その中で振り返って、現役である以上はプロセスは大事だけど、結果を出してナンボ。プロセスに自分が
満足したら、それはもう競技者として終わり。勝負に対してのこだわりっていうのはある中でやってきた。勝負の世界、真剣勝負の
世界が今日で終わって、自分で歩んできた道を振り返った時には、まあよう頑張ったなっていう言葉をかけてあげていいのかなって
思います」
【柔道】野村一問一答、降り注ぐような拍手「本当にうれしかった」
http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20150829-OHT1T50244.html
たくさんの感動をありがとうございました。
男子６０キロ級に、引退試合として出場。３回戦で昨年３位の椿龍憧（２３）に腰車で敗退も、２回戦までは得意の担ぎ技で連続
一本勝ちしてファンを喜ばせた。
「豪快に勝って、豪快に負けて。そういう自分の柔道人生だったのかな」。９６年アトランタから３大会連続金メダルの五輪でも、
全１５勝中１２勝が一本だった。昨年の倍、約３０００人の観客に生きざまを披露しての幕引きに「少々寂しい思いはあるけど、
正直ここまでようやったなと。胸を張っていい」とうなずいた。
３歳から始めた柔道。少年時代は「負けると涙が前に飛んだ」と言われるほど悔しがり、その反骨心が野村を支えてきた。
「柔道に対する気持ちは永遠に燃え尽きることはない」という。だが、傷だらけの体は、もうついてこられなかった。「長く酷使した
体の限界。こればかりはどうしようもない」。試合を終えると、２階席へ向かった。愛する家族や友人の前で、最後は万感の涙を
流して競技人生に幕を閉じた
野村忠宏引退 一本柔道最後まで「ようやった」
http://www.nikkansports.com/sports/news/1530590.html
五輪の柔道男子６０キロ級で３連覇を果たした野村忠宏（４０＝ミキハウス）が完全燃焼で現役の幕を下ろした。
兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で行われた全日本実業個人選手権に出場。故障に泣かされ続け、２年ぶりとなった
最後の戦いの場は、１、２回戦で一本勝ちしたが、最後は２３歳の椿龍憧（ＡＬＳＯＫ新潟）の腰車に屈した。
柔道界で唯一、五輪で３つの金メダルを並べた天才は「勝ち方も一本、負け方も一本。そういう柔道人生だった。“よう、頑張ったな”、
そういう言葉を掛けてあげてもいいかな」と涙なく畳を下りた。引退を決めた理由や今後については３０日の会見で公表する。
野村“頑張った”柔道人生に別れ…最後の戦いは３回戦敗退
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/08/30/kiji/K20150830011031070.html
野村忠宏（４０）＝ミキハウス＝が２９日、全日本実業個人選手権（兵庫・ベイコム総合体育館）で現役を引退した。
ベスト１６で一本負けしたものの、１、２回戦は一本勝ち。競泳男子平泳ぎで五輪２大会連続２冠の北島康介（３２）＝日本コカ・コーラ＝らが
見守る中で、３７年間の柔道人生に幕を下ろした。
華々しく散った。椿龍憧（ＡＬＳＯＫ新潟）との３回戦。開始２６秒、野村は腰車で畳にたたきつけられ、大の字のまま数秒間、
動けなかった。「あ〜、終わったな。チビチビ指導１つの差で負けるより、豪快に負けた方がすっきりする」。深々と頭を下げると、
昨年の倍以上となる約３０００人の観衆から拍手が降り注いだ。
準優勝した無名の選手に一本負けしたが、引退試合で真骨頂も見せた。１回戦は一本背負い投げで上田卓（トヨタ自動車）を
１０秒で下すと、２回戦は阿部泰博（東北大柔道クラブ）を１分３５秒、アトランタ五輪決勝で披露した背負い投げで破った。
「子供の頃は実家の道場で足技と右の背負い投げ、左の一本背負い、この３つを教えてもらった。自分をチャンピオンに導いてくれ
た宝物の技で勝てたのはよかった」と涙を浮かべた。
一昨年の同大会以来の実戦。昨年２月に誕生した次男の健翔君に初めて雄姿を見せられたが、体はテーピングだらけだった。
「見えないところで、えらいことになってる。長年酷使した体の限界。本当なら、まだまだ現役としてやりたい。柔道に対しての思いは
永遠に燃え尽きることはない」。未練をのぞかせながら、希代の柔道家が現役生活に終止符を打った。
【柔道】引退の野村、涙浮かべ…３７年競技人生に幕
http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20150829-OHT1T50248.html
「指導１つの差で負けるよりすっきりしました。今の精いっぱいの実力。しようがないです」。夫人の葉子さん（４２）ら家族をはじめ、
約２０００人収容の試合会場に昨年大会の倍以上となる約３０００人が詰めかけたなかでの引退試合。ときおり涙を見せながらも
最後は笑顔だった。
五輪メダリストで野村と親交のある競泳の北島康介（日本コカ・コーラ）
「けがと闘いながら、最後まで攻めの勝負ができるのはすごい。しっかり休んで体を治してほしい」
３回戦で野村に腰車で勝利した椿龍憧（りゅうどう、ＡＬＳＯＫ新潟）
「（野村は）雲の上の存在だった。試合をやれたことが一生の思い出で、宝物です」
野村、引退試合は２６秒一本負け「今の精いっぱい」／柔道
http://www.sanspo.com/sports/news/20150830/jud15083005020001-n1.html
忠宏らしい技が披露できた。負け方も立派だった」と振り返った。
五輪３連覇の栄光と、けがに苦しんだその後の時間は対照的だった。しかし、基次さんは「やりたいこと、やれることをやり切って、
誰しもができないことをやった」と賛辞を惜しまなかった。試合後には固く握手を交わし、「親子ともども素晴らしい人生。ありがとう、
お疲れさまと言いたい」とねぎらいの言葉を贈った。
野村の父「立派な幕引き」＝全日本実業柔道
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_date2&;k=2015082900241
他者を寄せ付けぬ野村の眼光。その鋭さは最後の戦いを前にしても変わらなかった。「俺らしい柔道ができたら納得できる」。３歳から
指南を受ける父基次さんにそう伝えていたという。
１回戦はわずか１０秒の決着。左から切れのある一本背負いが決まると、会場からもどよめきが起こった。２回戦では世界を極めた、
代名詞とも言える背負い投げで一本。二つの担ぎ技は、幼少時から徹底して父に教え込まれたもの。「積み重ねた柔道の貯金がない状態。
組んだ瞬間の感覚で入れた技。いい技を出せた」と振り返った。
本人が語るように勝ち方も、負け方も豪快だった。３回戦。椿の圧力に押され、腰車でたたきつけられた。あおむけのまま、しばし天を仰ぎ
「あー、終わった。うまく投げられた」。ゆっくりと立ち上がる姿は、戦いの舞台だった畳との別れを惜しむようにも見えた。
五輪３連覇を遂げた後は、けがの連続だった。もっと早い引き際を選択できたのかもしれないが、「かすかに感じる可能性と真剣に取り組み、
最後の一頑張りのところでやってきた」。勝負への闘志は消えなかった。
最後まで信念を貫いた野村には、大きな拍手が送られた。「勝てなくなって何年もたつし、本当にうれしかった。すごく幸せだった」。
３７年の競技人生を終えた野村の表情には、涙と笑顔が入り交じっていた。
野村、最後も担ぎ技＝信じた「かすかな可能性」−全日本実業柔道
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_date2&;k=2015082900245
をときおり言葉を詰まらせながら振り返った。
「私、野村忠宏は８月２９日、実業団の試合をもちまして引退しました。背負い投げや一本背負い、担ぎ技で勝てたが、最後の３回戦は
豪快に投げられた。一本勝ちは自分の大きな代名詞。誇りに思うし、負けた試合も豪快に負けて、自分の中でもすっきりした」 「負けた
瞬間は数秒間畳に寝そべって立つことができなかったが、やられた、豪快に投げられたなというのが頭をよぎり、自分の戦いが終わったと
切ない気持ちになった。優勝で締めくくることはできなかったが、やってきてよかったな、と」
「２０００年のシドニー五輪の頃には２連覇して、最強のままでみんなに惜しまれて、かっこよく辞めるんだと臨み、宣言通り２連覇したが、
思うところがあり、考え方が変わった。真剣になればなるほど柔道の楽しさは薄れてきたが、それ以上に熱い思いが芽生え、挑戦する勝ち
を感じ始め、アテネで３連覇した。とことん柔道と向き合っていこうと続けてきたが、北京の前に大きなけがをして手術をして、そこからはけが
の連続、厳しい稽古の積み重ねができなくなった。肩もけがして、右肩の古傷も痛いし、引退すべきなのかな、と。現役を続けることが
果たして正解なのか、続けることに罪悪感を感じた。続けてはだめなんじゃないか。父親とミキハウスの社長に相談した。社長は野村君の
挑戦には夢があるといわれて、勇気をもらってうれしかった。柔道の師匠でもある親父に、ロンドンの頃は辞めてほしい、苦しんでいるのは
見たくないと漏らしていた親父も、こうなったらとことんやれ、と。胸を張って引退しろ、と」
「自分の中でもう一回最後、稽古を積んで今できる最高の柔道を作り上げていこうと心新たにチャレンジしたが、去年柔道の命といえる左足
の軟骨を痛め、手術を受けることになった。練習しててもなかなかいい柔道もできないし、勝つには厳しい練習をしないといけない。左膝は
よくなったがバランスが崩れ、右膝が本当に厳しい状態になった。動くたびに激痛が走り、思うような柔道できなくなった」
「今年の７月くらいにドクターに相談した。ステロイド注射打つようになった。試合までの１カ月くらいの間に５回打つことになった。その中で
実業団で優勝したいという強い思いで柔道やってきたが、膝がボロボロ。もう自分の将来というか、時間を掛けて体を作り直して半年後、
１年後の先の自分をみれなくなった。実業団を最後にしようと。２年ぶりの試合だし、ぼろぼろの体で不安はあった。最後、自分に決めた
試合だけは勝負に対しての思いも持ちながら、支えてくれた人、応援してくれた野村ファンにありがとうという思いで畳に立った。野村の
代名詞の背負い投げで勝つことで来たし、今ある精一杯の思いは畳の上で出せた。負けたけど、幸せな締めくくりだった」
（１）「先の自分を見られなくなった」「豪快に負けてすっきり」
http://www.sankei.com/west/news/150831/wst1508310057-n1.htm
柔道男子６０キロ級で五輪３連覇を果たした野村忠宏（４０）＝ミキハウス＝が３１日、大阪市内で引退会見。引退表明のあと報道陣との
質疑応答が始まった。
−−今の気持ちは
「優勝報告は何回かしたが、引退会見は初めて。ちょっと不思議な気持ち。ちょっとふぬけになってます。後悔はない。寂しい気持ちはあるが、
すがすがしい気持ち」
−−引退決意はいつか
「引退は２０代中盤から考えたし、胸の中にあった。北京に出場できず、大きなけがもした。いつ引退しても仕方ないと。心の限界はないな、
と感じるようになったが、今年の４、５月くらいに現実的に体の現実を感じるようになった。練習の質を上げる中で右膝の痛みが増してきた。
正直、実業団に出るのもどうなのかな、と。この状態で講道館杯はみられないな、と。出ない方がいいんじゃないか。注射を打って体を傷つけ、
どういう柔道ができるか分からない。畳に上がるのが正解か分からない。迷った時期はあった。それが７月ごろです。
「ただ、情けない姿をさらすかも知れないけど、手術してリハビリしてきた努力は自分では本物だと。最後、畳に立たずして消えていくのは
自分らしくないな、と。最後にやれることを精いっぱいやって強い気持ちを持って畳に上がろうと。結果、勝とうが負けようが実業団で柔道人生
を締めくくろう、と
「３７年間柔道と向き合ってきた。柔道を通していろんな経験をしたし、いろんなものを乗り越えてきた。柔道を通して感じたこと、
学んだことを自分だけのものとせず、これからは若い選手、世界を目指す選手に技術を含めて伝えたい。心の中で柔道が大好きと、
一番心の中の深いところにあるのは柔道への愛。武道としての柔道、子供には楽しい柔道。子供たちには勝負よりも柔道のすばらしい
伝えたい」
「実績は海外も評価してくれてる。海外に目を向けるのも楽しい。いい形で活動したい。ひと回り、ふた回り以上、自分を成長してくれた五輪。
五輪は自分が経験した中で特別な舞台。何らかの形で選手をサポートできれば、いい形で五輪に関わっていけたらうれしい」
（２）「柔道の楽しさ伝えたい」「五輪に関われたら…」
http://www.sankei.com/west/news/150831/wst1508310058-n1.html
−３連覇を振り返って
「五輪の４年はとてつもなく長い。４年に１回の五輪で３大会続けて金メダルを取れたのは競技者として本当に幸せ。欲を言えば４連覇したかったし、
長い柔道人生での大きな宝物。このメダルがあったからこそ、その後結果を出せないけど挑戦を応援してもらえたと思う。五輪に勝ってよかった」
−印象に残るシーンは
「中１の市民大会で女子選手に負けたのも覚えている。何十年やっていたら、いっぱいあります。いい思い出、苦しかった思い出、いっぱい
あるけど、最後は負けてはしまいましたが豪快に投げられた４０歳の柔道家に大きな激励とねぎらいの言葉をかけてもらったのが一番うれしい」
【柔道野村引退会見】（２）「柔道の楽しさ伝えたい」「五輪に関われたら…」
http://www.sankei.com/west/news/150831/wst1508310058-n1.htmll
−日本柔道を引っ張った谷亮子の存在は
「柔ちゃん、仲いいですよ、まず（笑）。特別な存在。同じ日に試合もしたが国民すべてのプレッシャーが一身にかかった彼女はすごかったと思う。
彼女の存在は負けられへんというのもあったし、３大会とも同じ日に試合ができてよかった。もうちょっと毒を吐いた方がいいですか（笑）」
−俺が１面やろ、とよく冗談でいっていた
「１社だけでも、と（笑い）。叶ったのかな」
−−柔道とは
「本当、人生です。子供ながらに何か輝ける場所がほしい、と。唯一真剣になれたのが柔道。なかなか結果でなくて、柔道一家のくせに弱いと。
努力してここまで柔道を続けて、与えてくれたものはいっぱいある。輝ける場所を手に入れることができた、柔道が与えてくれた。大げさでなく、
柔道こそが人生といえる」
−−今後は
「一生柔道家としてありたいと思っている。自分を求めてくれるところで思い切って、裏方として情熱を持って指導していきたい。まだ決まって
いない部分もある。ただ、自分は天理柔道に育ててもらった、強くしてもらったという思いは忘れない」
（３）「柔ちゃんと仲いいですよ（笑）」「柔道こそが人生」
http://www.sankei.com/west/news/150831/wst1508310059-n1.html
阿部一二三選手をはじめ、野村さんを尊敬している後輩は多い
「野村愛を持っている後輩はたくさんいますね（笑）。（多くの後輩が）憧れの野村選手の試合を見たい、と。今の力を思うと参考になる試合は
できないかもしれない。自分が残してきた柔道に憧れを持ってくれたのはうれしい。そういう選手たちが、軽量級３連覇した野村を超えるように、
日本中の人を魅了するような柔道、強い気持ちでチャンピオンになる選手になってほしい。これからは若い選手を主役に引き上げる仕事
をしていきたい」
いや、あまり痛みは感じなかった。試合前日にドクターと話しながら右膝、左膝、右肩にステロイド注射を打って、試合前に座薬を入れて、
最後は痛みを感じない状態で試合をと、相当ドクターにも無理を言った。痛みで自分の柔道ができなかったということはなかった。薬を飲み
ながら注射を打ちながらなので、勝つためよりもできることを積み上げるしかなかった。勝つための積み重ねができなくなった。あれが限界かな。
豪華に悔いなく飛ばされました。完敗です」
体の限界が先か、心かといっていたが、ずっと心との戦いか。折れない心はなぜ
実際逃げ出したときもあったし、シドニーのあとは２年間逃げ出したし。でも、立ち止まったことはあっても、真剣にやっていれば、試合であろうが
練習であろうが投げられたらすごい悔しい。自分は悔しさを大事に、なにくそ、と。悔しさをエネルギーにしてうまくなりたい、強くなりたいと。
負ければ負けるほど柔道への情熱は強くなった。気がついたら、心が強くなっていた」
「息子が五輪代表になればうれしいし、ネタになるだろうけど（笑）。今は週に２回だけ楽しいとやっているが、年を重ねて競技者として
向き合えば３連覇の野村の息子として見られるし、現実的に自分を超えるのはむりだろうな、と。強い心あるなら応援したいが、柔道に
こだわらず、何か一つ、本気でとことん向き合えるものに出会ってほしい」
（４）「息子が五輪代表になればネタになるだろうけど（笑）」「これからは若い選手が主役」
http://www.sankei.com/west/news/150831/wst1508310061-n1.html
−悔いはあるか
悔いはあります。やりきったと思うが、悔いはある。誰か元気な膝と替えてくれんかな、と。お前そんな膝使わんやろ（からこっちに回せ）、
と（笑い）。今でも技術を極めたいという思いとチャンピオンになりたいという思いはある」
−日本の柔道に今後求めること、理想は
「現場を知らないし、軽く発言できる立場ではないから難しい。ルールが変わっても本質は変わらない。日本の強さは技。技というものは
伝えていきたい。根性論は流行らないが、ギリギリの勝負を分けるのは最後は気合いと根性。精神的名強さ。そういうものを持った選手を
育てたい」
−今までも聞いてきたが改めて天才ですか
「長い人生を振り返ったとき、弱かった時代の方が長かった。もしかしたら才能はあったかもしれないが、開花するまでの長い時間を諦め
なかった信じる力、思いを伴った努力は本物だと思う。信じられたからこそ、今がある」
−試合後、水泳の北島康介と対面したときにこみ上げた思いは
「康介は自分の中でも特別な存在。こんな仲いいのに、やっと試合来てくれて最後の柔道を見てくれて、花束を渡してくれて。どうしても
泣いちゃいましたね。アスリートとして競技は違えど、後輩であり親友であり、大切な仲間。あいつは北島選手はリオに向けてチャレンジの最中。野村忠宏の柔道は終わったが、おまえはもう一番勝負あるぞ、と花束をもらった」
−自分自身にかけたい思いは
「もう少し頑張れたんちゃうか、と、それ以上に本当にお疲れさんと。心じゃなく、体にお疲れさん、と。心は強くなった。ただ体は消耗品。
柔道への心に付き合ってくれた体にはありがとう、お疲れさん、と」
−柔道への未練は
「未練はないです。やり尽くしての決断。体が動くならもっともっとチャレンジしたかったが、体の限界だから、トレーニングや治療もいろいろ
試してあがいてすべてやり尽くした上での決断。未練はない、ただもうちょっとやりたかった…難しいな（笑）」
（５）最後の柔道を見てくれた北島康介に「花束渡され、どうしても泣いちゃいましたね」
http://www.sankei.com/west/news/150831/wst1508310062-n1.html
−柔道にこだわりつづけた理由は
「苦しいけど、多くの挫折を乗り越える中で、向き合えば向き合うほど柔道が特別な存在になった。柔道への強い思い。勝てば満足して
辞めるというものじゃなくなった。育ててもらった柔道にどこまで向き合えるか」
新聞雑誌の質問が始まった〉
−あまり相手の研究をしない方だったが、そういう選手を今後も育てられるか
「それは求めていない。一つの方法として、自分が相手の研究をしないのは、最低限の情報は持っているが意識しすぎないということ。
あえて必要以上にしない。もっと深く研究したい人、相手の長所を殺したい人。そういうものは必要。世界チャンピオンの育て方は一つじゃない。
ギリギリの勝負を最後に分けるのは反応。意識を繰り返す中で反射に変わる。そういうのをしみこませたい」
引退発表した２４日に世界柔道の６０キロ級の試合。たまたまか
「たまたまです。ここ数年、軽量級は力のあるいい選手そろっているが、中重量級はちょっと甘いかな、と見てきた。井上（康生）監督が率いて
来年のリオに向けていいのになってきたかな、と。ただ、毎年の世界柔道と４年に１度の五輪は別物。そういう認識で厳しい柔道をしてほしい」
東京五輪にどう関わるか
そこまで考えていないです。はっきりとしたビジョンを持って引退したわけじゃない。５年後、どういう形で東京五輪に関わりたいかは、正直
見えていない。指導者なのか、何なんでしょう。どういう関わりができるか分からない。自分がこれがしたい、はいどうぞでもないでしょうし」
「大学に入って細川先生に出会って、一生懸命やっているつもりだったが、細川先生から見れば甘いものだったんでしょう。
与えられたメニューをこなしながら頑張るのでなく、試合に勝つためには一本一本を集中して質を追求する、そういう指導を受けて、
大きく変わった。若いときは練習嫌いを公言していたが、嫌いになるくらいの練習をしないと。細川先生のアドバイスが自分を引き上げてくれた」
（６）「向き合うほど柔道が特別な存在に」
http://www.sankei.com/west/news/150831/wst1508310063-n1.html
−柔道家としてこれだけは大事にしてほしいということは
「うーん。レベルによるんですけどね。子供の頃は勝つ喜びや負ける悔しさを知るのは大切だが、そこに固執せず、楽しさを感じてほしい。
勝つということは大きな自信になるが、それより負けを生かせる選手。言葉だけでなく、生かせる選手。本当に勝たねばいけないときに負けた
悔しさや課題を生かして勝てる選手。自分のやり方はそうだった。悔しさで強くなる選手」
野村選手にとってかっこよさとは何か
「情けない姿とか惨めな姿、弱い姿はさらしてもいい。ただ、自分の思いを貫く強さ、それを持っているのがかっこいいのかな」
けがとの戦いの中で追求してきたものは
「精神と肉体、技術もそうだし、心技体。バランスは変わってもそろっていないと勝てない。今まで磨いてきた感覚はそうそう失われるものではない。
ただ、肉体は衰える。衰えた体の中で、今できる柔道を作り上げたい。もう一度、五輪を目指すような可能性を秘めた選手と思い切った勝負
をしたい。それがモチベーションだった。自分へのチャレンジですね」
ずっと階級を維持した苦労や工夫、６０キロ級へのこだわりは
「一番軽いクラスやろって、軽く見られるが、厳しさはやっている人は分かってくれている。技術は積み重ねてきたものだが、肉体は生まれつき
いいものがあったのかな、と。もちろん減量はあるが、筋肉を含めて質はいいらしい。（測定で）こんなに質のいい筋肉は見たことない、と。
こんな体を授けてくれた親には感謝。この体があったから軽量級でやってこれた」
−−減量はあまりしなかったのか
「メッチャあるし、っていうんですけど（笑）。ウエートをして年々体重は増えてきた。アテネの頃で６２、６３キロ。今は６５キロくらい。家庭用
のやつで体脂肪７％とか。４０歳になってそこから５キロ絞るのはきつい」
−それはこだわりか
「そうです。そこは変えることはなかった。戦うステージは６０キロ一本と決めていた。どうせ小さいなら一番小さいのがいいでしょ（笑）」
（７＝完）「思い貫く強さがかっこいい」
http://www.sankei.com/west/news/150831/wst1508310065-n1.html
アトランタ、シドニー、アテネで獲得した３つの金メダルが飾られ、報道陣約４０社、１２０人が詰めかける中、野村は冒頭１５分かけて
引退に至る経緯と支えてくれた家族や関係者への感謝の言葉を語った。その後は１時間以上の質疑応答で、これまでの柔道人生を振り返った。
引退を決めた直後の心境については「ちょっとふぬけになってます。ピリピリした真剣勝負の場に立つことがなくなることは、すごい寂しいと思うけど、
やれることは精いっぱいやってきたし、後悔はない。寂しい気持ちはあるけど、すがすがしい気持ち」と、笑みを交えながら話した。
引退発表した８月２４日が、カザフスタンで行われていた世界選手権男子６０キロ級と同日になったことには「たまたま」と笑って明かし、
その世界選手権の個人戦で日本勢が男女計６個の金メダルを獲得したことには「みんな頑張って、強くなってきた。リオに向かっていい形を
作れてきたなと、見ている」と感心。その上で「毎年開催（五輪開催年を除く）の世界選手権と、４年に１度のオリンピックは別もの。その意識を
持って、さらに強化して、厳しい練習をしてほしい」と後輩にエールを送った。
自身の将来については「僕にとってオリンピックは特別な舞台。来年はリオ、５年後には東京がある。オリンピックの選手を何らかの形で
サポートできるように、いい形で関わっていけたらうれしい」と話し、指導者としての「柔道家・野村忠宏」を見据えていた。
野村忠宏が引退会見「すがすがしい気持ち」
http://www.nikkansports.com/sports/news/1531272.html
今後は柔道を通じて感じたことを世界を目指す選手たちなどに技術を含めて伝えていきたい」と話しました。
奈良県出身の野村選手は、柔道男子６０キロ級でアトランタオリンピックから３大会連続で金メダルを獲得し、オリンピックの柔道で
初めてとなる３連覇の偉業を達成しました。その後、けがに悩まされながらも４０歳まで競技を続けてきましたが、２９日兵庫県尼崎市で
行われた実業団の大会で現役生活を終えました。
野村選手は、３１日大阪市内で記者会見し、「両膝や右肩のけがで勝つための稽古の積み重ねができなくなった。体の限界を感じた」と
引退を決断した理由を説明しました。そして、オリンピックで３連覇したことについて「競技者として、本当に幸せなことだと思う。
欲を言えば４連覇したかったが柔道人生の中での大きな宝物です」と振り返りました。今後については、具体的に何も決まっていない
としたうえで、「柔道を通じて感じたことを世界を目指す選手たちなどに技術を含めて伝えていきたい。また自分を成長させてくれた
オリンピックにも何らかの形で関わっていきたい」と話していました。
柔道 野村が引退会見「体の限界感じた」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150831/k10010210851000.html
五輪の柔道男子６０キロ級で３連覇を成し遂げた野村忠宏さん（４０）＝ミキハウス＝が３１日、大阪市内のホテルで現役引退の記者会見を
開き「やれることは精いっぱいやった。後悔はない」とすがすがしい表情で選手生活を振り返った。これからは指導者の道に進む意向を示した。
手術した両膝と右肩の状態が悪化し「体の限界を感じるようになった」と引退を決断した理由を語った。最も印象深い思い出として、最後の
大会となった８月２９日の全日本実業個人選手権を挙げ「豪快にぶち投げられた４０歳の柔道家に対して大きな拍手、ねぎらいの言葉があった
のが一番うれしい」と目を細めた。
今後は「自分が主役じゃなくて、若い選手たちを主役に引き上げる仕事をしていきたい」と希望し、五輪についても「何らかの形で関われたら
うれしい」と話した。
野村さんは天理大４年の時に初出場した１９９６年アトランタ五輪で優勝。２０００年シドニー、０４年アテネでも金メダルに輝き、五輪の柔道で
初めて３大会連続優勝を果たした
引退した野村さん「やれることは精いっぱいやった。後悔ない」 指導の道へ／柔道
http://www.sanspo.com/sports/news/20150831/jud15083117030004-n1.html
総合格闘家の石井慧（２８）が８月３１日、都内で会見し、４０歳で引退した柔道の先輩・野村忠宏をねぎらった。
「若さを保ちつつ、過酷な計量に耐えて、この年までやってきたのはすごい」と話した。
柔道の計量はボクシングや総合格闘技とは違い、当日に行われるため「柔道の減量は一気落としができない。考え方も、
やっていることもすごい」と話した。
現役時代は、大先輩で会話したこともなく「練習場で『気持ち悪い』と言われたのが、唯一の言葉です」と笑った。最後に「１、２年したら試合
に戻ってくる姿を見たい」と願望を口にした。
石井慧「すごい」連発 柔道の先輩野村忠宏ねぎらう
http://www.nikkansports.com/battle/news/1531299.html
大阪市内で引退会見に臨み「全てやり尽くした上での決断。寂しい気持ちもあるけど、すがすがしい気持ちもある」と語った。
今春に入って引退を意識したという。両膝と右肩のけがが影響して「激痛が走り、思うような柔道ができなくなった」と説明した。３歳から
始めた競技生活３７年を振り返り、「柔道は人生と言える。才能を開花させるまで諦めない心、自分を信じる力、その思いに伴った努力は
本物だと思う」と総括した。
今後は指導者として進む考えを示し、「一生、柔道家でありたい。今後は裏方として情熱を注ぎたい」と話した。
野村「全てやり尽くした」＝４０歳で引退、指導者へ−柔道
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&;k=2015083100669
引退会見での野村との一問一答は次の通り。
引退を決めた時期、理由は。
４月ごろから体の限界を感じるようになった。けがの痛みが続き、今年が最後かなと思うようになった。柔道は、最後は組んだ時の
一瞬の反応。その動きが自分の中で失われていた。
今の心境は。
寂しい気持ちもあるけど、すがすがしい気持ちもある。未練はない。
五輪３連覇を振り返って。
自分を二回りも、三回りも成長させてくれた特別な舞台。４年に１度の五輪で、３連覇できたのは、柔道への取り組みを五輪の女神様が
評価してくれたのかな。欲を言えば４連覇したかった。
過去に引退を考えたことは。
五輪２連覇して最強のまま格好良く、みんなに惜しまれつつ辞めるんだと思うこともあったが、引退に対する考え方が徐々に変わった。
天才と言われた。
弱い、勝てない時期の方が長かった。才能を開花させるまで、諦めない心、自分を信じる力、その思いに伴った努力は本物だったと思う。
「努力は本物だった」＝引退野村の一問一答−柔道
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&;k=2015083100674
引退試合から２日。野村から勝負師の顔は、消えていた。「ピリピリした真剣勝負に立つことがないと思うと寂しいが、やれることは
精いっぱいやった」。すがすがしく言った。
３歳から始めた柔道。少年時代は弱く、女子選手にも負けた。奈良・天理高柔道部監督だった父基次さんには「無理して続けなくていい」
とも言われた。「練習であっても、真剣にやっていれば投げられるのも負けるのも悔しい。その悔しさをエネルギーにしてやってきた」。４０歳まで
続けた野村の原点だった。
軽量級で、柔道初の五輪３連覇を達成。「才能を開花させるまで諦めない心、自分を信じる力、その思いに伴った努力は本物だったと思う」。
言葉の重みは格別だ。指導者転身を見据えて「根性論ははやらないが、ギリギリの勝負を分けるのは気合、根性、執念」との持論も口にした。
一本勝ちにこだわった野村が、どんな選手を世に送るのか興味深い。「悔しさで強くなれて、ここぞというときに勝てる選手を育てたい」。
柔道家としての第２章が始まった。
３連覇の原点に悔しさ＝誇れる「本物」の努力−柔道野村引退
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&;k=2015083100738
五輪の柔道男子６０キロ級で３連覇を果たした野村忠宏（４０＝ミキハウス）が３１日、大阪市内で引退会見を開き、谷亮子参議院議員との
確執？について触れた。
６０キロ級の野村と五輪で同日に行われていたのが国民的ヒロインだった女子４８キロ級の谷（当時、田村）。いくら野村が金メダルを獲得しても、
谷に新聞の一面をジャックされており当時からリップサービスも兼ねて恨み節を漏らしていた。
引退会見で谷の話題になると、「ヤワラちゃんとは仲いいですよ」とまずは確執を否定。「国中からの期待があった彼女と同じ日に試合ができて、
伸び伸びできたこともあったし、負けられないって思ったこともあった。良かった」と感謝した。
野村 引退会見で確執？否定「ヤワラちゃんとは仲いい」感謝も
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/08/31/kiji/K20150831011041280.html
大阪市内のホテルで現役引退の記者会見を行った。三つの金メダルが並んだ会見場で野村選手は「胸を張って、
柔道こそが人生、と言える」と晴れやかな表情で語った。
野村選手は８月２９日、兵庫県尼崎市内で行われた全日本実業個人選手権を最後に現役を退いた。
この日の引退会見は紺色のスーツ姿で臨み、「寂しいけれど、後悔はない」と振り返った。引退を決めた理由について
「心の限界はないが、現実に体の限界を感じるようになった」と説明。２００７年に右膝靱帯じんたいを断裂し、五輪４連覇
を目指した０８年北京五輪の代表入りを逃した。その後もけがに苦しみ、手術を繰り返すなど、現役生活の最後は、けがとの
戦いだった。それでも強さを追求したが、今年７月頃に体の限界を感じ、決意したという。
今後については「子供たちに楽しい柔道を伝えたい。東京五輪にも関わることができれば、うれしい」と語った。
胸張って「柔道こそが人生」、野村選手引退会見
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150901-OYO1T50008.html
柔道男子６０キロ級で五輪３連覇の野村忠宏（４０）＝ミキハウス＝が３１日、大阪市内で引退会見を開いた。
終始笑顔で、今後は「指導者として柔道に一生関わって、何らかの形で五輪に関われたら。海外からも『柔道を
教えてほしい』というオファーもいただいている」と“ノムラの考え”を世界中に伝えていく。
祖父が創設した道場に通う長男・基晴君（９）に話が及ぶと「もし五輪代表になればネタになる」とニヤリ。
「自分を超えることは無理。それでも『五輪を目指して頑張りたい』という強い思いがあれば応援したい」と父親の顔も見せた。
３度の五輪は女子４８キロ級の谷亮子と同日で、メディアの扱いに不満を漏らしたこともあったが「ヤワラちゃんとは仲いいですよ。
『１社だけでも（新聞の１面で）頼むよ』っていうのはありました」と苦笑いで懐かしんだ。
【柔道】世界中からオファー「野村の考え」伝える
http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20150831-OHT1T50305.html
五輪柔道３連覇の野村忠宏（４０＝ミキハウス）が８月３１日、大阪市内で引退会見を開き、今後は指導者として柔道界に身をささげる
考えを示した。
体の限界まで現役を全うし「すがすがしい気持ち」と笑みを浮かべ「弱かった子供時代、チャンピオンだった最強時代、その後に苦しみ
続けた時代、いろんな経験をした。学んだことを世界を目指す選手に伝えたい。悔しさで強くなれる選手を育てたい」と語った。欧州など
海外の道場からも既にオファーが届いているが、指導者として目指す舞台も五輪になる。「五輪は特別。来年はリオ、５年後は東京。
何らかの形でサポートできれば」。所属先ミキハウスは継続して支援する意向。野村は「一生柔道家でありたい」と目を輝かせた
野村忠宏が引退会見 指導者でも目指すは五輪
http://www.nikkansports.com/sports/news/1531561.html
現役引退会見を行った。今後は指導者の道に進む意向を明かし、自身を超える“五輪４連覇戦士”の育成に思いをはせた。
すべてをやり遂げたような穏やかな表情だった。野村さんは五輪４連覇を狙える柔道家の育成に目を輝かせた。
「軽量級では、柔道界の中で（五輪で）３連覇をした野村という名前が大きなものになっている。それを超えられるような選手になってほしい」
手術した両膝と右肩の状態が悪化し、引退を決断した。今後は指導者の道に進む意向だ。「自分が主役じゃなくて、若い選手たちを
主役に引き上げる仕事をしていきたい」と希望。すでに欧州、北米からクリニック形式などで指導を求めるオファーが複数届いている。
「柔道を通して学んだことを自分だけのものにせず、若い選手、世界を目指す選手に技術を含めて伝えたい」
現役は退いたが、その存在は唯一無二。世界と戦う侍を育てるため、野村さんは生涯柔道家を誓った。
３連覇のオレを超えろ！野村、“五輪４連覇戦士”育てる／柔道
http://www.sanspo.com/sports/news/20150901/jud15090105010001-n1.html
柔道五輪３連覇の野村忠宏（４０＝ミキハウス）が８月３１日、大阪市内で引退会見を行った。
五輪では野村が属する男子６０キロ級と、女子４８キロ級の開催日が重なり、どうしても女子４８キロ級代表の谷亮子に注目が
集まってしまったが、谷の存在について野村は「ヤワラちゃんと、仲いいっすよ」と笑顔で打ち明けた。
「ヤワラちゃんは特別な存在。国民的スターだったし。アトランタの時は、自分はまだ国中の国民の期待、プレッシャーに耐えられる
強さはなかった。プレッシャーを一身に背負って戦った彼女はすごいと思った。彼女と同じ日に試合できて良かったなと思う」と話した。
３歳から取り組んできた柔道については「自分の人生と言えます」と言い切った。最軽量級の６０キロで戦い続けた苦労については
「アテネのころで６２、６３キロ、今は６５・５キロくらい。太ったというより、増えたのは筋肉量。体脂肪率は７％くらいで変わってない。
そこから、４０歳で５キロ絞るのはきつい」と苦笑い。それでも、最軽量級にこだわり続けた理由には「現役中はこれ１本と、決めてました。
どうせ小さいクラスなら、一番小さいクラスがいいでしょ」と笑った。
野村忠宏、会見で「ヤワラちゃんと仲いいっすよ」
http://www.nikkansports.com/sports/news/1531310.html
振り返って一番印象に残っているシーンというのはいつになりますか。
野村：シーンですか。うーん、どうでしょうね、いっぱいあるんですよね。今でもやっぱり中学1年生のときの市民大会のデビュー戦で
女子選手に負けたっていうのも記憶に残ってるし。1回目のオリンピック、まだまだ若さがあって勢いはあったけども、もろさもある中で、
当時の最強の世界チャンピオンと対戦して、ぼこぼこに投げられながら諦めずに最後まで攻め抜いてラスト10秒で逆転勝ちして、
オリンピックっていう大舞台のその試合の中で自分が一回り、二回り強くなったって実感できた試合っていうのも大きな思い出だし。
かっこ良くやめようと思ってシドニーのあと2年間柔道を離れて、だけど柔道への思いっていうのが強くなってきて挑戦したアテネの中で、
やっぱり20代の後半の中で2年のブランクを経てアテネに向かうまでの道のりって本当に厳しいものがあったし。それを乗り越えて獲得した
アテネの金メダルも、すごく重たいものになったし。そのあとの勝てない中での挑戦っていうのも、自分の中では本当に大きな財産だし。
もうね、何十年やってたからいっぱいあります。
http://osaka.thepage.jp/detail/20150901-00000003-wordleafv
シドニー五輪のときの、確か韓国選手だったか、引き落としか隅落としみたいな、不思議なすごい技があったんですけど。あれって
やっぱりどんなふうに覚えておられますか。まさにさっきおっしゃってた、組み立てて持っていくというよりも、反応そのものだったっていうか、
鍛えられた中の反応だったっていうような感じはしたんですけど。
野村：そうですね。はい。
サンデー毎日：どんなふうに、今も覚えてる、もう14年も前ですけど。10年か。
野村：そうですね。もう本当に反応です。自分はもう子供のときから体が小さかったけども、もうね、相手が強かろうが相手が大きかろうが、
やっぱり真っ正面から組む柔道。それで、技に入ったときには最後まで投げ切る。もし投げられそうなときに、よく言うのは練習なんだから
投げられてもいいよ、だから思い切ってやりなさいとよく言われるんですけど、自分は弱かったくせに練習でも投げられるのはすごい
嫌だったんです。だからもう投げられそうになったら、もう相手にしがみついてでも投げられないようにしたし。
そういう稽古を積み重ねる中で、本当に時間はかかったけど、相手と組むことで、例えば投げられそうになったときに、どういうふうに体を
ひねれば投げられないか。もう体、本当に投げられたとしても、もう最低限どういうふうに反応すれば、こう、このままいけば1本だけども、
こういうふうに体をひねったり、こういう対処をすれば最低有効にっていうのがね。体の身体感覚として、反応できるようなったんです。
その中で、相手の体重とバランスとかっていうのを感じれるようになったし、今、相手をどういうふうに崩せば、一番効率的に投げられるか。
そういうの全てこう感じられるようになってきて、そういうのを、究極の技があの技で。はい。
http://osaka.thepage.jp/detail/20150901-00000006-wordleafv
無名だったため、日本を出発するときに空港でカメラマンに突き飛ばされたというアトランタから３連覇。国民的アイドルだった田村亮子は
３度目の五輪でようやく金メダル。４年間で１日だけの大舞台に照準を合わせるのは簡単なことではなかったはずだ。
「反応」という言葉が野村の強さを表すといえるだろう。会見では「練習でも投げられるのが嫌で、どうしたら投げられないか、投げられても、
どう体をひねれば有効で止められるかを意識していた」と話した。組んだとき、相手の出方を感じられるまで、練習を繰り返したという。
その姿勢が生きたのは、本人も会見で「ベストバウト」に挙げたシドニー五輪決勝だ。開始早々、内股を強引にかけ、相手が内股すかしを
狙ってくることを読み切って押し倒し、隅落としで一本勝ちした。どんな場面でも臆することのないメンタルの強さとともに、相手を仕留める抜群
の反応を見せつけた。
３０日に閉幕した世界選手権で日本男子は金メダルを３個獲得したが「いい柔道をしているが、五輪は別物。さらに強化してほしい」と語る。
今後は指導者の道を歩む。「３歳から柔道を始め、３７年間学んできたことを若い人に伝えたい」。五輪の神様に愛される強さを持つ後進を
育てることが「柔道家・野村忠宏」のこれからの仕事だ。
「どうしたら投げられない」考え続けた“五輪の神様” 練習で磨いた「反応」
http://www.sankei.com/west/news/150831/wst1508310094-n1.html
https://news.nissyoku.co.jp/news/detail/?id=KUBO20150917013638942
ジャパンプレミアに参加した。
約７０メートルのレッドカーペットを闊歩し、ファン３００人と触れ合ったキアヌは「日本は光が美しい国。日本の人々はすばらしいし、
食事もおいしいね」とゴキゲン。舞台あいさつでは、劇中で柔道技が盛り込まれたアクションを披露することから、五輪の柔道男子
６０キロ級で３連覇を果たし、先月、現役を引退した柔道家の野村忠宏氏（４０）がゲストで登場した。
野村氏から黒帯を手渡され大喜びのキアヌは、製作が決定している同映画の続編について「（野村氏が）来てもらえるならうれしいです。
参加いただけるなら光栄」とオファー。野村氏も「リップサービスだとしてもうれしい。撮影が終わった、と聞くまでは体を鍛えておきます」と
返答し、会場をわかせた。
また、キアヌは野村氏から大外刈りのかけ方を教わり「イイネ、銃をもちながらもできる技。いけますね。柔道は使える」と続編での採用に
意欲的だった。
キアヌ・リーブス、野村忠宏氏から黒帯渡され大喜び
http://www.sanspo.com/geino/news/20150930/geo15093020510038-n1.html
http://www.daily.co.jp/newsflash/general/2015/10/01/0008446636.shtml
得意の背負い投げの極意を伝授した。柔道着に袖を通したのは約１カ月ぶりといい「今はスーツを着ることが多い。もう少し道着を着る機会を
増やしていかないと」と爽やかに笑った。
大塚製薬の「ブカツ応援キャラバン」で指導役を務め、無名だった高校時代までのエピソードも披露した。一人居残って技の打ち込みに励んで
いたそうで「努力するのは当たり前で、どういう努力をするのかが大事。柔道への思いで結果は変わってくる」と話した。
一時代を築いた元五輪王者の技を受けた内村光暉主将は「普段やっている相手と比べ、スピードや力が全然違った」と貴重な機会に感謝した。
野村忠宏さん、五輪３連覇の極意伝授 大阪・東海大仰星高で指導
http://www.sankei.com/west/news/151014/wst1510140103-n1.html
柔道男子６０キロ級で五輪３連覇し、８月に現役を引退した野村忠宏さん（４０）＝ミキハウス＝が１４日、「ポカリスエット ブカツ応援キャラバン
２０１５」の企画で、大阪・東海大仰星高の柔道部員を指導した。
現役を引退してから指導するのは２回目。約５０人に得意の背負い投げや一本背負い投げを中心にアドバイスした。「もうちょっと柔道着を着
機会を増やしていかないと。今はスーツを着る機会の方が多いんで」と苦笑した。
練習後は一人ひとりにサイン色紙をプレゼントした。「いつまでも柔道を好きでいてほしい。日の丸を将来つけて、世界で戦える選手が、
この中から誕生してくれたら」とメッセージを送った。
【柔道】現役引退の野村、高校の柔道部員を指導
http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20151014-OHT1T50139.html
パーティー形式の会で約１００人の招待客らを前に野村さんは「本当に幸せな柔道人生だった。これを次のステージで
役立たせないと意味がない。恩返しを含めて子どもたちやトップアスリートの手助けをしたい」とあいさつした。
会場には柔道界から吉田秀彦さんや、親交のある元陸上選手の朝原宣治さんも駆け付け、全日本柔道連盟の
山下泰裕副会長は「これからも勝利の人生、信じた道を歩んでほしい」と激励した。
野村さんは天理大４年時に初出場した１９９６年アトランタ五輪で優勝。２０００年シドニー、０４年アテネでも金メダルに輝き、
五輪の柔道史上初めて３連覇を成し遂げた。０８年北京五輪代表を逃した後はけがとの闘いが続き、ことし８月の
全日本実業個人選手権が現役最後の大会となった。
次のステージで恩返しを 五輪Ｖ３の野村忠宏さんが引退報告会
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/11/04/kiji/K20151104011447620.html
今年８月、その輝かしい現役生活にピリオドを打った天才柔道家の足跡を振り返る『わが一本人生』。第１回は柔道一家に
育った少年時代をつづる。
８月２４日、そのニュースは世界を駆け巡った。『五輪３連覇野村忠宏引退』−。折しも世界選手権開幕日。はるか遠く、カザフスタンの会場も
その話題で持ちきりになった。柔道界屈指のイベントよりも「あのノムラが…」があいさつ代わりになっていた。
「きょうは日本選手が金メダルを取っても、野村引退のニュースには勝てないかも…」。全日本柔道連盟の山下泰裕副会長も苦笑い。
そして偉大な柔道家の決断に敬意を表した。
一方の主役は…
「たまたま偶然、あの日になっただけで。まあ、日本代表の選手はこれから新聞紙面を占拠できるけれど、僕は最後のチャンスだったので」
ちゃめっ気たっぷりに笑った。その数日後、奈良県天理市の天理大柔道場。誰もいない、静まりかえった空間に野村は一人立っていた。
「弱かった時代も、強くなる過程も、けがで苦しんだときも、すべてが詰まった場所で、いろんなことを思い出しました」
柔道をこよなく愛する祖父・野村彦忠は自宅横に「豊徳館野村道場」を開き、父・基次は幾多の名選手を育てた元天理高柔道部監督。
叔父・野村豊和は１９７２年ミュンヘン五輪軽中量級金メダリスト。バリバリの柔道一家に育つ。
「３歳ぐらいから、自然に祖父の道場で柔道を始めました。祖父の教えは『強くなってほしい』ではなく『柔道の魅力を知ってほしい』。
オヤジも同じ考え。だから練習中も、試合に負けても、怒られたことは一度もない。怒られたのは、ふざけてプロレスしてたときぐらい。
道場に行きたくないと思ったのも、アニメの放送時間と練習の時間が重なったときぐらいかな（笑）。僕は体が小さいから試合によく負けてました。
それでも柔道が嫌いにならずに続けられたのは、あの教えのおかげ。ラッキーだったと思ってます」
周囲には野球少年もサッカー少年もいた。でも、柔道から“浮気”することはなかった。
「小学校時代は少年野球チームに所属して日曜日にやってました。ポジションなんて、ないんです。まあ、補欠っていうこと。サッカーも
課外活動でやりました。でも、団体スポーツって、自分のミスが他人に迷惑をかけるでしょ。柔道は１対１。勝ちは勝ち。負けは負け。
良いも悪いも個人。いろいろ体験して、そっちのほうに魅力を感じたんでしょうね」楽しい柔道を追い求めた少年は天理中学に進む。
片道１時間の電車通学も苦にならなかった。そして高校進学。初めて迷った。
天理高柔道部は全国から精鋭が集まるエリート集団。しかも全寮制。そんな環境で続けられるのか。悩む１５歳に、それまで
何も言わなかった父が声をかけた。
「無理して柔道をしなくてもいいぞ」
そのひと言が人生を変えることに。
「はい辞めます、とは言えなかった。オヤジに対する初めての反骨心ですね。なにくそ、見とけよ！ と思って」
勝負師・野村忠宏の柔道人生が広がっていく。
野村忠宏（のむら・ただひろ）
１９７４（昭和４９）年１２月１０日生まれ、４０歳。奈良・広陵町出身。祖父は柔道場「豊徳館」館長、父は天理高柔道部元監督、
叔父は７２年ミュンヘン五輪軽中量級金メダリストという柔道一家で育つ。天理高−天理大−奈良教大大学院−弘前大大学院。
９９年ミキハウス入社。男子６０キロ級で９６年アトランタ、２０００年シドニー、０４年アテネと五輪３連覇。世界選手権は９７年パリ大会優勝。
今年８月の全日本実業個人選手権を最後に引退した。得意技は背負い投げ。１メートル６４。
強くなるより柔道の魅力知れ
http://www.sanspo.com/sports/news/20151105/jud15110510000001-n1.html
恩師・細川伸二（５５）の教え、そして一気に駆け上がったアトランタ五輪金メダルへの道を綴る。
「無理して柔道しなくていいぞ」
高校進学時に父からかけられたひと言が、野村の闘争心に火を付けたのは事実だった。反骨心が芽生える。が、試合に負けても怒られない
世界で育った少年が急に強くなるはずがない。
「あんまり勝てなかったですね。だから、当時の目標は身の丈に応じたもの。奈良県で勝ちたいな。全国大会に出てみたい。うまくいって全国で
上位に行けたらいいな。そんな感じ。高校３年でやっと奈良県で優勝。全国大会ではすぐに負けました」
五輪３連覇の片鱗はどこにもない。ただ、全国から「名門・天理」に集まってきた猛者との合宿生活が野村をたくましくした。そして、
高校進学時とは違い、大学で柔道を続けることに迷いはなかった。
「少しは試合で勝ち始めて、勝つ喜びを覚えたのが大きかったです」
天理大に進学して間もなく。人生のターニングポイントを迎える。
「細川先生との練習ですよね」
懐かしそうに記憶をたどった。細川先生とは天理大の先輩で、ロサンゼルス五輪６０キロ級金メダリスト細川伸二のこと。
「先生が生徒と練習することなんてなかった。あの時はなぜか『野村、来い！』と呼ばれて。双方が結構マジになって、ムキになって。ホント、
闘志むき出しで戦ってくれたんです。当時は先生もメチャクチャ元気なころですからねぇ」
細川がロス五輪で金メダルに輝いたのは１９８４年２５歳の時。引退はしていても、実力はトップクラス。そんな超一流が指導に当たっており、
才能豊かな柔道部員の中から野村を指名したのだ。原石の輝きを感じたからか。ちなみに、当時の野村は「ジュニア大会ではちょこちょこ
勝ってましたが、１年生の関西大会なんて校内予選で負けてました」という程度だった。
「僕も必死。最後は先生が折れてくれたんですが…。そうしたら、練習後に先生が『ええか、野村！ こういう練習をしろ。大学は練習メニューが
決まっていて、こなしているだけの練習になりがち。それだけじゃダメ。一本にかけた集中力を養え。試合を想定して一本一本を出し切る厳しい
練習をしろ。それで途中でバテたら休んでいい。時間、本数を気にするな』と言ってくださった。大きく変わりましたね」
必要なのは、限界を超えた練習。そして、一本への集中力−。ただでさえ難しい「４年に一度の五輪」で３度も金メダルを獲得できたのも、
今も「尊敬する人」として名前を挙げる細川の言葉を胸に刻んできたからだ。
細川から練習の心構えを叩き込まれた野村は一気に開花していく。４年時、ついにアトランタ五輪代表に選ばれる。
「最終選考会ですごくいい柔道ができて優勝したので、選考はモメなかったけれど、アジア選手権にも、世界選手権にも出ていない。
いわゆる実績が全くなかった。だから、選ばれた瞬間は少し驚きました。最初は『マジで？ ラッキー！！』って感じ。でも自分の力は
分かっているわけで、徐々に『日本柔道軽量級代表の資格はあるのか？』と苦しみました。世間は１人の無名選手という扱いでも、
柔道代表は今も昔も、金メダル候補の重圧があるので」
無名選手・野村を象徴する事件が起きたのも、この時。五輪へ向けて日本を出発する空港で、金メダル大本命の国民的ヒロイン
田村（谷）亮子や小川直也、古賀稔彦、吉田秀彦らスター選手に混じって、全国区の知名度は全くない野村は報道陣に突き飛ばされてしまう。
「悔しい思いもしました（笑）。今となっては笑い話ですが
そして、野村の気持ちを落ち着かせたのは、やはり父の言葉だった。
「一握りの者しか味わえない舞台。喜びを噛みしめてこい」
いつも節目に父の言葉があった。そして、普通に戦えば誰も恐れる必要がないほど強くなっていた。「野村」を知らなかったマスコミは、
ほどなく恥じることになる。アトランタの畳の上で５試合中４試合を一本勝ちで金メダルに。同じ日、田村は決勝戦で敗れ、まさかの銀。
ＹＡＷＡＲＡちゃん狂想曲は一夜で変わる。ショックの日本国民を救ったのは…。
「野村、金！」
ただ、これは偉大な歴史の幕開けに過ぎなかった。
【野村忠宏『わが一本人生』】人生変えた恩師・細川との“指名練習”と教え
http://www.sanspo.com/sports/news/20151112/jud15111210000001-n1.html
今年、現役を引退した野村氏が選手時代の裏話や今後の活動計画について語った。
軽量級で戦っていた野村氏は試合が大会初日にあることが多く、注目を集めるのはいつもヤワラちゃん（田村亮子氏＝現姓谷、参議院議員）だった。
そんな野村氏に明石家さんま（６０）は「体重上げろや」と声を掛ける、２人の中で一番盛り上がるネタだという。
「僕が金でヤワラちゃんが銀でも新聞に僕の顔写真すら載らない」と注目度の違いを嘆くも「国民のプレッシャーを背負ってくれていたんだと思うようにしている」と、
考え方を変えて気負いすぎずに試合に臨めていたと語った。
また、「オリンピック選手村で恋は生まれるのか」というさんまの問いに「ないと思う」と断固否定。
その理由は「３ＬＤＫの部屋に６人で共同生活をしているからそんなことをするには多くの協力が必要になる」と意外な実態を語った。
今後は、「引退しテレビ出演が多くなったこの流れに乗り、しゃべりを勉強して来年のリオ五輪での解説者に、
そこでさらに腕を磨いて東京五輪でできれば」と野望を語った。
さんまから「大変やぞ」と助言を受けるも「さんまさんも、もし仕事じゃなくてもいくでしょう」とにんまり。
五輪で３連覇を達成した野村氏はすでに次のステップへ目を向け計画を練っていた。
野村氏は天理大４年時に初出場した９６年アトランタ五輪で優勝。２０００年シドニー、０４年アテネでも金メダルに輝き、五輪柔道史上初めて３連覇を成し遂げた。
０８年北京五輪代表を逃した後はけがとの闘いが続き、今年８月の全日本実業個人選手権が現役最後の大会となった。
野村忠宏氏 五輪選手村の真実語る「恋は生まれない」引退後の野望も
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/11/14/kiji/K20151114011508080.html
その後柔道人生にピリオドを打つまで追われることになる。
「シドニーを目指しているころは、プレッシャーはありましたが、プレッシャーを飲み込むだけの自信はありました。普通に戦えば勝てるんだ、という」
「無名」ではなく「金メダル大本命」として臨んだ２０００年シドニー五輪。ところが初戦（２回戦）で日本中が肝を冷やす。
「自分が一番ヒヤッとしました」
賣運兵（中国）に足を取られて投げられる。誰もが背中から落ちるのを覚悟した瞬間、野村の体はクルッと１８０度回転した。驚異の反射神経を
記憶している方も多いだろう。
「投げられた反省はありますが、当時は投げに対してどう自分の体を使えば最小限のポイントに抑えられるかを考えられたんです。受けには
絶対の自信がありました。危なかったんですが、あれで『きょうは調子が良いな』と感じました」
そんな超人の域に達した王者に敵はいない。その相手を背負い投げで投げ飛ばすと、一気に駆け上がり、決勝は１４秒で相手を片付けた。
「王者として戦ってきた誇りがありましたし、心技体のバランスは一番良かったです」
五輪連覇。軽量級では史上初の偉業を達成し、ここから普通の人とはちょっと違う人生を歩む。交際していた葉子さんと結婚後、柔道を離れ、
語学留学のために渡米する。
「実際は、柔道を辞めようと思ってました」
が、海の向こうで、帰国してからを考えたとき、たどり着いたのは、３連覇に挑戦できるのは自分しかいない、という思いだった。とはいえ、
２年のブランクは想像以上。復帰戦の敗戦。その後も勝てない日々。
「軽量級はスピード、反射的な動きが求められる中で、年を重ねて衰えを感じたし、減量も厳しくなる。何よりけがが増えましたよね」
それでも２００３年体重別選手権優勝、同年世界選手権銅メダル。さらに０４年体重別優勝でアテネ五輪代表を勝ち取る。“その気”になれば
結果を出すのが野村だった。
初戦を２分４６秒背負い投げで制すると、準決勝までの３試合はすべて秒殺。決勝は一本こそ奪えなかったが、史上初の柔道３連覇を達成した。
日本の柔道史に名を残す王者は何人かいるが、誰１人到達できない“領域”に到達したのだ。
「３つの金メダルでどれが一番印象に残っているのか、とよく聞かれますが、間違いなく３つ目ですね。あくまで自分の基準ですが、畳の上に
立つまでに向き合ったモノが違う。ブランクを埋めるプロセスは厳しいものがあったし、それを受け入れて、乗り越えて、つかんだ金メダルは
最高でした。人生観も変えてくれた」
「山下（泰裕）先生はすごく連勝をされました（注１）し、ヤワラちゃん（谷亮子）も休まず結果を出し続けました。でも、自分はそういうスタイルは
無理だなと何となく感じてましたね」
そんな野村に用意された次なる究極の大目標。五輪４連覇だ。
「過去に２人しかいない（注２）と聞かされてましたから」
ただし、今回はアテネに挑んだスタイルは無理だった。
「年齢的にも、もう２年間も休んでられない。継続しながら、うまくやれていたつもりでした。それが…」
悪夢は北京五輪の前年だった。２００７年世界選手権代表に選ばれた直後の代表合宿。右膝前十字靱帯（じんたい）断裂。
ブチブチって音がして、膝が変な方に曲がって、体が硬直して…。何でここでって思いでしたね」
それでも野村は諦めなかった。靱帯が切れたまま、懸命に戦える状態を整え、翌年の五輪最終選考に挑むのだ。
北京は自分が出るものだと思っていたし、周囲から『代表は野村で』の声も聞こえてきたんです。だから、心のどこかに甘さがあった。次、
アクシデントがあれば終わる。だから大事に戦おう、安全に勝とうと思ってしまったんです」
結果、最終選考会で敗退。４連覇の夢は北京の畳の上に立つ前に絶たれてしまう。
失意の日々。やがて北京五輪が開幕。その時、野村は意外な行動に出る。柔道を追い求めるのではなく、一度離れて、再び復帰するという、
誰も経験しない道を歩んだ末の頂点−。
【野村忠宏『わが一本人生』】３連覇できるのは自分だけ、心機一転「金」
http://www.sanspo.com/sports/news/20151119/jud15111910000001-n1.html
ランニングしていた。
「現実はなんとか受け入れましたが、消化できていなかった。だからテレビもないグラウンドにいました（笑）」
するとメールが届く。野村と同じ階級で出場した平岡拓晃が初戦で敗れた、という内容だった。
「結局、見たくない知りたくないと思っても、どこにいても感じてしまう。どうしようもない。そうか、それなら行っちゃえということで…」
なんと野村は数日後、北京へ向かったのだ。急きょ飛行機とホテルを予約し、現地で関係者にお願いしてチケットを入手。柔道会場に
“潜入”した。自分が立つはずだった北京の畳をその目に焼きつけたのだ。
「さすがにバレたらややこしいので、帽子かぶったりして（笑）。柔道だけじゃなく、北島選手の競泳や、野球、卓球…。いろいろな競技を
観戦してました」
自分が出ない五輪を経験することで、再び「次」への思いもわき上がってきた。
「ロンドン…ですよね。悪いのは膝だけ。手術をして、『北京で終わりじゃない』とポジティブに考えられました。続けることの重要さは、
アテネ五輪挑戦のときに知ることができたので、とことんやってやろうという気持ちでした」
ただ、年齢的な衰えと同時に度重なる故障との闘いは野村を今まで以上に苦しめる。
「柔道選手って、けがの種類は決まってるんです。ところが、長年の酷使からか、競技特性から外れたけがが増えて、体のバランスが狂ってくるんです」
現役選手にリスペクトされ嬉しい
当然、結果が伴わなくなり、やがて、五輪代表への大きな条件である「強化指定選手」から外されてしまう。
「自分の中で、戦うステージが変わったというのが偽らざる心境でした。世界一を追い求めるステージとは違う、戦いの場っていうのかな。
強化選手を外されて、もう軽々しく『五輪』とは言葉に出さなくなりましたから」
五輪の重みを知る野村だからこそ感じる世界。そう感じ始めると、ずっと背中合わせだった「引退」の２文字も自然に考えられるようになったという。
「これからも五輪に関わっていけたら」
今年８月２４日の引退会見。久々に公の場で「五輪」という言葉を口にした野村の姿に、ワクワクした人も多かっただろう。
あの野村忠宏が、今度はどんな選手を育てるのだろうか。実はすでに、“ノムラの考え”はリオデジャネイロ五輪候補たちにも浸透しつつある。
「代表合宿が天理大であるんですよ。そしたら七戸（龍、１００キロ超級）や羽賀（龍之介、１００キロ級）といった重量級の選手が、一緒に
写真撮ってほしいって言ってくる。そこで話もする。海老沼（匡、６６キロ級）は悩みを聞いてほしいって相談しにくる。僕が、誰も経験できなかった
ことを実現し、続けることによって見えた世界がある。王者の葛藤も知っている。それを求めてくる現役のトップ選手がいる。リスペクトしてくれる。
うれしいですよね」
引退から３カ月。野村のもとには、今後に向けて魅力的な話が舞い込んでいるそうだ。
「今は海外に行ってみたいなと思ってます。柔道を教えに来てほしい、というオファーが（何カ国かの）連盟からもあるし、地域のクラブチームからも
来ているんです。単発で引き受けたら、往復費用もバカにならないし、お金のない団体は呼べない。ならば、何カ月か欧州に滞在して、グルッと
巡るのもいいかな、と。大きな連盟もいいですが、世界の片隅の田舎の町道場でも教えたいなって思うんです。柔道はやっぱり町道場が原点なんで」
天才柔道家・野村忠宏を生んだのも、奈良の小さな町道場だった。五輪３連覇を達成し、世界に君臨した男は、今も世界を見据えている。
“野村二世”は日本ではなく、意外な国の小さな町道場で生まれるのかもしれない。
【野村忠宏『わが一本人生』】世界の田舎の町道場で野村二世育てたい
http://www.sanspo.com/sports/news/20151126/jud15112610000002-n1.html
団体はラグビーの日本代表（伊藤鐘史＝神戸製鋼＝ら５選手）と日本生命野球部が選出された。個人は卓球の
伊藤美誠（スターツ）フィギュアスケートの宮原知子（大阪・関大高）ら５選手。昨年８月の大会限りで引退した
柔道の野村忠宏氏に功労賞を贈る。
ラグビー日本代表、宮原らに関西スポーツ賞 引退の野村忠宏氏には功労賞 関西運動記者クラブ
http://www.sankei.com/west/news/160112/wst1601120071-n1.html
1月18日 月曜 特別編成のため 番組をお休みさせていただきます。
1月19日 火曜 山内圭哉 MC 竹下景子
1月20日 水曜 藤井フミヤ 藤井尚之 MC 清水ミチコ
1月21日 木曜 でんでん MC 戸田恵子
1月22日 金曜 ミムラ MC 清水ミチコ
1月25日 月曜 野村忠宏 MC 高畑淳子
1月26日 火曜 秋吉久美子 MC 竹下景子
1月27日 水曜 新井浩文 MC 竹下景子
1月28日 木曜 岩下尚史 MC 戸田恵子
1月29日 金曜 水野美紀 MC 清水ミチコ
１９７２年のミュンヘン五輪柔道軽中量級決勝。野村豊和さん（６６）は相手の左腕を取り、一気に畳へたたきつけた。
金メダルをかけた大一番は、開始から２７秒というスピード決着。当時の毎日新聞は、切れ味鋭いその背負い投げを「カミソリ」に例えた。
その時、野村さんが着用していた柔道着がフォルテワジマ（和歌山市本町２）３階の「わかやまスポーツ伝承館」に展示されている。
獲得した金メダルに触れることもできる。
野村さんは奈良県広陵町出身。６０キロ級で五輪３連覇を果たした野村忠宏さん（４１）はおいに当たる。
同五輪後、所属していた博報堂を退社し和歌山へ教員として赴任。現在は、和歌山市内で柔道教室を開き、後進の育成にあたっている。
４４年前の五輪について野村さんは「金メダルを取れなかったら日本に戻れない覚悟だった」と振り返る。
柔道は６８年のメキシコシティ五輪では実施されず、初めての実施で国内を熱狂させた６４年東京五輪以来の正式種目。
「ニッポンのお家芸」として注目度も高く、重圧は「相当のものだった」という。
一番のハイライトは準決勝の強豪ノビコフ（ソ連）戦。
野村さん得意の背負い投げを警戒されていたが、なおも果敢に得意技で勝負した。
「それ（背負い投げ）しかなかったんですよ。これでもか、これでもかというくらい投げたんじゃないですか」。
技あり二つを奪い、３分３９秒合わせ技一本で何とか退けた。
１９７２年のミュンヘン五輪柔道軽中量級で優勝し、金メダルを胸に観客の声援に手を上げて応える野村豊和選手
決勝のザイコウスキ（ポーランド）戦は一瞬のひらめきだったという。
開始直後から背負い投げを警戒していた相手は、野村さんの左の引き手を切ろうとした。
「そこで自ら引き手を離してしまえば、相手に一瞬の隙ができるんじゃないかと思った」。
パッと手を離す。
予想通り、一瞬だけ時間が止まった。
あとは一気に両手で相手の左腕をつかんで回すだけだった。
「頭と体がシンクロした、自分にとって理想的な柔道があのミュンヘン五輪だった」と語る。
結局、ミュンヘン五輪で日本勢は６階級中３階級で金メダルを獲得。
メダル獲得数でも４個（金３、銅１）で国別１位となった
わかやまスポーツ・お宝を巡る：野村豊和の柔道着と金メダル 大一番、ひらめきで圧倒
http://mainichi.jp/articles/20160118/ddl/k30/050/295000c
http://dogatch.jp/news/ntv/37792
アドバイザーに就任。２３日、都内でＣＭ撮影に臨んだ。
「睡眠を意識するようになったのは２０代後半。練習の中身と一緒で、いかに“質のいい”睡眠を取るかを心掛けるようになった」と野村さん。
ただ、マニフレックス社製の寝具を使い始めたのは引退後で「現役時代に出会っていたかった」と笑わせた。
リオ五輪の話題を振られ、天理大の後輩で代表有力候補の男子７３キロ級・大野将平（２４）＝旭化成＝について「強さは特別。
大学に入ってきた頃から、柔道を見て久々に鳥肌が立ったほど。普通にすれば勝てると思う」と金メダルを期待。レスリング女子５３キロ級・
吉田沙保里（３３）＝フリー＝と同５８キロ級・伊調馨（３１）＝ＡＬＳＯＫ＝には「達成する可能性は高いと思うので現地で見たい」と、
自身がなし得なかった五輪４連覇の夢を託した。
野村忠宏さん「現地で見たい」五輪４連覇を沙保里＆伊調に託す
http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20160223-OHT1T50196.html
都内で寝具メーカー「マニフレックス」のアドバイザー就任会見に出席した野村氏は「（井上）康生（全日本男子）監督から“先輩の経験を
ぜひ伝えてほしい”という話があるので、協力したい」と話し、４月の五輪代表決定後に選手への講話を行う考えを明らかにした。
また、現在はタレントとして活躍中の篠原信一・前全日本男子監督と全国の少年柔道家を指導する将来像も示唆。８月のリオ五輪も現地で
観戦する予定の“レジェンド”は天理大の後輩で７３キロ級現役世界王者の大野将平（２４＝旭化成）について「久々に柔道を見て鳥肌が
立った選手」と金メダルに太鼓判も押した。
野村氏、柔道界に“魂”授ける 井上監督が要請４月に講話企画
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/02/24/kiji/K20160224012095640.html
２３日、東京都内でＣＭ撮影に臨んだ。
野村氏が後輩を絶賛した。先のドイツの国際大会で男子７３キロ級を制し、五輪代表に大きく近づいた大野将平（旭化成）について
「日本柔道を体現できる特別な選手」と評価した。東京・世田谷学園高時代の大野が天理大で練習に参加したときから「久々に鳥肌が
立つ感覚があった」という。五輪でも「普通にやれば勝てる」と太鼓判を押した。
野村氏、後輩・大野を絶賛「特別な選手」
http://www.sanspo.com/sports/news/20160224/jud16022405010002-n1.html
（毎月１回、金曜後１０・０）の発表会見に出席した。
五輪を目指すアスリートに迫る大型ドキュメンタリー番組。番組の顔となるプレゼンターを務める野村さんは「アスリートには光と影がある。
伝えやすい光だけでなく、影も伝えていきたい」と意欲を語った。柔道以外のアスリートが多数出演するが、「自分も積極的に他の競技に
チャレンジしていきたい」と笑顔を見せた。今後、体操やフェンシングなどに取り組む野村さんの姿が見られそうだ。
初回は体操の白井健三選手（１９）を取り上げ人間としての成長を描く。同局では「東京五輪が終わっても続けられる番組にしたい」と話している。
野村忠宏さん、アスリートに迫る「東京五輪が終わっても続けられる番組に」
http://www.sanspo.com/geino/news/20160301/geo16030116450030-n1.html
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160317-OHT1T50175.html
「全日本選抜柔道体重別選手権２０１６（仮）」（後４時）で、初のメインキャスターに挑戦することが決まった。
昨年８月に現役を引退した際に「自分が主役でなく、若い選手たちを主役に引きあげる仕事をしていきたい」と語っていた野村氏。
同局のリオ五輪中継キャスターの１人にも決まっており、後輩たちの活躍を画面を通して応援する。
同大会は２、３日に福岡市で開催され、超級以外はリオ五輪代表選考の最後の場となる。同局は、五輪３連覇もちろん、
右ひざ十字靱帯（じんたい）断裂などで苦しんだ経験を持つ野村氏に、畳の上での明と暗のドラマをそれぞれ語ってもらえればと
期待を寄せている。
野村氏は出場を逃したロンドン五輪や、引退後に何度かキャスターを務めているが、メインキャスターは初めて。若干不安もあると
心境を明かしつつも、「柔道を伝える仕事はやりがいがあり、光栄に思っています」。選手との対談があれば「指導者ではないからこそ
伝えられることもあると思う」と語る。
五輪選考という、自分も経験してきた場は「勝った選手が代表になれて、負けた選手は４年後になってしまう。酷な舞台だからこそ、後悔の
残る試合はしてほしくない」とエールを送る野村氏。「選手たちは死にものぐるいで練習を積み重ねているので、熱い戦いになると思います。
ルールや判定は、僕や解説者が分かりやすく解説します。熱い勝負に注目して頂ければ」と話している。
【柔道】野村忠宏氏「酷な舞台だからこそ後悔なく」リオ五輪最終選考前にエール
http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20160328-OHT1T50060.html
1996年アトランタ、2000年シドニー、2004年アテネと、五輪３連覇の偉業を成し遂げた柔道家・野村忠宏が、フジテレビの柔道中継キャスターに決定。
4月3日（日）16時から同局で放送される『全日本選抜柔道体重別選手権2016』(仮)に出演する。
フジテレビのリオ五輪中継オリンピアンキャスター就任も先日発表された野村。2015年に現役引退を表明した際、「（今後は）自分が主役ではなく、
若い選手たちを主役に引き上げる仕事をしていきたい」と語った野村が、キャスターとしてどのように現場の様子を伝えてくれるのか期待がかかる。
野村は柔道キャスター就任について、「若干不安もありますが、柔道を伝える仕事は、とてもやりがいのあることで、光栄に思っています。自分にも
経験がありますから、選手のリアルな気持ちもわかりますし、自分が練習を見に行って気がついたことなどをつぶさに伝えていければと思います」と
意気込み。「指導者ではないからこそ伝えられることもあると思いますし、自分の経験や大きな大会に向かう選手の心構えなども伝えていくことで、
選手にとってもいい影響を与えられたら」とコメントした。
そして、3日に放送される『全日本選抜柔道体重別選手権』は、全日本柔道連盟より選抜された各階級8名によって行われ、超級以外にとっては
リオデジャネイロ五輪代表をかけた最終選考会となっている。野村は「勝負の世界は酷で、ここで勝った選手が代表になれて、負けた選手にとっては
次の五輪のチャンスは、４年後になってしまう。酷な舞台だからこそ、後悔の残る試合はしてほしくない」と出場選手たちにエールを送った。視聴者に
向けて、「選手たちは死にものぐるいで練習を積み重ねてきているので、熱い戦いになると思います。ルールや判定については難しいところもありますが、
そこは僕や解説者がわかりやすく伝えられるように頑張ります」と語った。
フジテレビスポーツ部の加納慎介プロデューサーは、「五輪３連覇という偉業を達成した彼だからこそ、現役アスリートの“本音”を引き出して
いただける」と語り、「また、野村さん自身も右膝前十字靱帯断裂など、いくつもの手術を経験されていて、現役時代の“暗”の部分も知り尽くしている
と思います。中継内でも勝者だけでなく敗者へのコメントもしていただき、畳の上での“明と暗”のドラマをそれぞれ語っていただきたい」と期待を
寄せている。
野村忠宏「勝負の世界は酷」フジ柔道中継キャスター就任
http://dogatch.jp/news/cx/38421
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/2016/04/01/post_618/
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