高校の弓道練習で矢が生徒の頭に刺さる

 9日午後1時半ごろ、東京都練馬区の都立井草高校で、弓道部の練習中に女性教諭(51)が放った矢が男子生徒(15)の頭部に刺さり、生徒が病院に運ばれた。重傷だが、命に別条はないという。警視庁石神井署は業務上過失傷害の疑いで調べている。

 調べでは、女性教諭は弓道部の副顧問。弓道部は校舎間の通路に的の畳を立て、さらに後ろにネットを張って練習中だった。矢はネットを飛び越え、男子生徒の左側頭部に当たったという。教諭と的との距離は約28メートルあった。

 ネット裏の通路は通行禁止で、生徒に通り掛からないように呼び掛ける看板を立てていた。男子生徒はこの日、弓道部ではない別の部活動のために学校に出てきていたという。通り掛かった生徒がけがをした生徒を見つけ、通報した。