【ena10話 特定チームの切込隊長 剣崎の暗躍】
たった5分くらいの時間が江名サムライにとっては2時間くらいのように感じられた。休憩後の江名サムライには覇気がなく、心が麻痺してしまう。特定チームの剣崎はかつて「市進学院について語ろう」という掲示板に何年も執拗に経営陣を批判しまくっていた「連呼マン」と呼ばれる男を特定し、逮捕した。同志の連呼マンオールカラーズたちも闇に葬られた。まさに鬼神ともいうべき冷徹な男にのオーラと迫力に、江名サムライも圧倒されるだけだった。牙を抜かれた江名サムライには、剣崎の言葉が頭から離れなかった。

「これは警告ですよ」