高齢者に広がる「年賀状じまい」

年代別に見ると、18〜29歳は「出さない」が57%と過半数にのぼり、
この年代では多数派です。
20枚以下が35%で、21枚以上出す人は7%のみ。
20代の「出さない」が23%だった2005年と比べても、
若い世代で年賀状離れが進んでいることがわかります。
ほかの世代でも出さない人の割合は増えており、
30代・40代はいずれも35%、50代は27%、60代は23%です。
70歳以上では28%が年賀状を出していません。
これは、人付き合いを整理するため、もう次からは年賀状を出さないことを伝える
「年賀状じまい」が高齢者に広がっていることが影響しているのかもしれません。
出す人が減っているだけでなく、1人当たりの出す枚数も減っています。
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20枚以下=2019年(24%)/2005年(17%)
21〜50枚=2019年(23%)/2005年(30%)
51〜100枚=2019年(11%)/2005年(21%)
101枚以上=2019年(6%)/2005年(14%)
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51枚以上出す人は、05年は3人に1人はいましたが、19年になると、17%にとどまりました。
50枚以下の割合はあまり変わっていませんが、全体としては、年賀状を出す人が減っただけでなく、年賀状をたくさん出す人も減っているようです。