代々木ゼミナール講師 佐藤浩太郎氏著
『コータローの基礎からがっちり!英語長文』(2005年7月22日 初版発行)
「ちょっと練習してみようか。
例えば『彼女は知っていた』。ふつうは『何を?』って突っ込むよね。だか
らknowは普通は他動詞。じゃあ次。
『彼女は泳いだ』。これは『どこで?』とは聞くかもしれないけれど、
『何を?』とか『誰を?』とは普通、突っ込まないよね。だから、これは自
動詞。わかったかな?
ただ注意しなければならないのは、『俺、待ってたんだ』となると、普通
『誰を?』とか『何を?』と突っ込みたくなるよね。でも『待ってたんだ』、
つまりwaitは自動詞用法のみなんだ。受験英語では自動詞なんだけど、
他動詞のように思えるものは少ししかないので、次の表で覚えようね。
他動詞と謝りやすい自動詞(前置詞が必要)
graduate from 〜 (〜を卒業する)
apologize to 〜 for ... (…のことで〜に謝る)
refer to 〜 (〜に言及する)
quarrel with 〜 / about ... (〜と/…のことで口論する)
object to 〜 (〜に反対する)
consent to 〜 (〜に同意する)
compete with 〜 (〜と競争する)
wait for 〜 (〜を待つ)
次に、自動詞に思える他動詞の例を挙げるよ。
自動詞と謝りやすい他動詞(前置詞は不要)
answer (〜に答える) marry (〜と結婚する)
accompany (〜についていく) approach (〜に近づく)
climb (〜に登る) excel / exceed (〜にまさる)
obey (〜に従う) resemble (〜と似ている)
inhabit (〜に住む) discuss (〜を議論する)
address (〜に話しかける) join (〜に参加する)
mention (〜について述べる) contact (〜と連絡をとる)
oppose (〜に反対する)
cf. be opposed to 〜 (〜に反対している)