南海2000は、当初は21000置き換え用として計画されたが、まずは輸送力増強目的で3本が登場し、しばらくはこの3本で打ち止めになる予定だった
しかし、金剛に急行が停車するようになり、朝ラッシュ時の急行が連日5分以上の遅れが常態化
その理由に2000と21000・22000を併結させた際の相性の悪さがあった為、増備再開を前倒しし最終的には22000も置き換えられ、21000・22000と同数の64両が製造された

南海は2000の計画時点ではVVVF採用に消極的であり、当初は21m車に関しては試作車の仮称9100を1本のみ製造してしばらく様子見する方針
90年代半ばまでは阪神のように界磁チョッパ車を継続増備し、仮称9100の試験結果次第でVVVFの量産車を導入する予定であった
2000も、おそらく21mVVVF量産車が出るまでは4本目以降の増備はお預けだったと思われる

ちなみに2000が当初の計画通り21000のみ置き換えだった場合、1050は量産されていた
ちなみに関西空港線のJR側車両の乗り入れは当初は103・113の予定だった
(南海21m車の新造計画変更により、急遽223-0が計画されたともいわれている)