何度も洞爺丸の模型を使って、当時と同じ波浪を再現した波でやっても座礁してしまう。

座礁後、左側から波を食らわした後、右舷のビルジキールが水槽の底に接触して、復元力を失って転覆する様子。

図書館で読んだ青函連絡船洞爺丸事故についての本から。

船舶は、起き上がりこぼしの原理で、ちょっとくらいなら傾いても元に戻ろうとする。
だが、傾きがある限度を超すと、復元力が効かなくなり転覆してしまう。

特に重心が高い船の方がちょっとした傾きでも転覆しやすいということがわかってきている。