>>381
おまたっせしました(汗)     C59の話です・・・

      ( C59の正しい鑑賞法  )           ただし、6歳の少年の目で見たもの


準備   母の手造りの、ズボン、ジャンバー、冬期は毛糸手袋、ちゃんちゃんこ、毛糸編み帽子など防寒着が必須

状況   線路に近過ぎて、乗客の発するオシッコの噴霧を常に、頭から浴びていた。それは後に成年になってから気づいた(泣)

周囲の色   線路、敷石、線路の乗った土手、我が家の壁、それを取り囲む板塀、などあたり一面は全て茶色に近い単色に染まっていた
 
線路を見上げる角度  30度くらいか しかし絶好の観察角度だと思う 

線路との距離  7m前後   一番手前の左向き博多行きは最高の条件、奥の4,5本の線路は少し遠いが、当時は視力が
                   1,5ではなく、2以上あったと思われる。特に遠い、機関車も判別出来た。すごく遠い時から良く
                   見ておかないと、とんでもな珍種の機関車を見逃すことになる、近くに来てからそれに気づいたんでは
                   遅すぎる。珍種は特に古いさびだらけの機関車と、逆向きに運転席から突っ込んでくる機関車、重連?など

見ていた時間           朝の9時から、夜の8時ごろまで。夜まで見たのは客車の照明の美しさ、蛍光灯とそうでない白熱灯
                    の色の差など見るため、そして、カタッッツ カタッツ カタ〜 カタッッツ カタッツ カタ〜 カタッッツ カタッツ カタ〜
                    というポイントの快調な通過音とともに、通り過ぎていく、すごく多くの多種多彩の夜間照明の入った多くの窓の水平移動を見るのがポイント

休憩時間は取ったか       鑑賞時間は毎日、8時間ほどになるが、その内の2,3時間は適時、休む。家に戻っている時間には、忘れないうちに今見た機関車と
                      客車、貨車をさくらクレパス24色入りで、はがき二つ折の、カードに絵を描く。そのはがきとは、父のリッカーミシンの販促カード。
                     只で大量に手に入った。長方向に二通りにすると、畳の上に立つ。その列車模型カードで自分なりの、あさかぜ号をこしらえた。
                     特に青線や白線をいれた客車を描くのが好きだった。しかしクレパスでは線が太すぎ、機関車などの細かい表現に難儀した。
                     くそつまらん、しょうもないD51とか、なんの力強さもない、糞つまらんC57などの、駄作列車が多く通過する時間は家に入り
                    適時、休憩をとった

何故汽車だけ見る生活を続けたのか     父の酒飲みが近所に迷惑を与え、会わす顔がない 近所の子とあそぶのはちょっと、気まずい

何年間みたのか   1年間 、雨の日は完全休業、傘をさしては汽車が見えない 残念ながら、近代化後のあさかぜには会えず、引っ越した