前にもどこかに書いたんだがもう1回なw
76年かその頃だったか、九州の親戚の家に行くことになった。当時はブルトレブーム全盛で夏休み
期間は東京発のブルトレがどうしても取れなくて、新大阪まで新幹線。その後彗星、帰りはあかつき
に乗った。
子供心では、寝台特急に乗るんだったら寝ちゃ損といつまでも起きていた。
帰りのあかつきでの事。寝静まった車内に俺だけが起きている感じで通路の折畳み椅子に座り
真っ黒な景色を眺めていた。すると徐々に並走する貨物列車が近づき、じわじわと追い抜きに
かかっていた。そして先頭の機関車。丸1灯か2灯だったかも忘れたが、機関車が車窓の全面
に大きく映った際、俺はその運転席に向かって大きく手を振った。そしたら機関士が、ピィ、ピー
ッっと俺に向かってホイッスルを鳴らしてくれた。
だんだん離れてくその貨物の機関車に向かって、俺は窓にへばりつくようにいつまでも手を
振り続けた。

もうあれから40年くらい経つけど、鉄道に関しての一番の感動だと思っているんだ。