145系、165系、185系、107系、191系、123系、115系、113系、西武601系、西武5000系、北鉄7000系、えちぜん鉄道MC6001形、伊豆箱根鉄道3000系
711系、457系、413系、717系、、781系、417系、485系、とMT54モーターは
国鉄私鉄を問わず幅広く使用された汎用度の高い主電動機である。
これ等の車両も登場から既に30年以上の歳月が流れ、引退した車両や引退時期が近い車両が多数存在する。
MT54主電動機とは、カルダン駆動方式の直流整流子電動機で、弱め界磁定格設計のものも多く生産された。
国鉄の制式主電動機を例にとると、MT46型が70%界磁定格、MT54型が全界磁定格、MT55型が85%界磁定格である。いずれの場合も定格回転数(= 定格速度)において効率が最大となる(約89%)。
なお、出力が同じで整流子の整流が悪化する弱界磁制御は行わず供給電圧を上げている。711系では直流で375V120kW出力のMT54をほぼそのまま電圧仕様を500Vに変えて150kW出力のMT54A (MT54-E) としている。
この値は最大電流がほぼ同じ=トルクが同じで電圧比例の最大出力となっている。-