223-1000はH7年度の130km/h新快速用
当時これは近郊形の特化仕様で
やはり新機軸が多い283や285など
特急形の一部へも展開したが
何れ新標準としての昇華を目指すも
まだ通勤形など汎用車への適用は尚早と

東芝だけでなく日立三菱からも
供給が開始されていた
営団06などの3Lev.IGBTは
まだ小容量で未成熟な面もあったため
先駆的な技術を志向する車両案件へ訴求
よって223-1000でもテクノスを通じ採用

登場以降に増備の207-1000や281-3連
そして681量産車すら
207-1000や223-0や281と既存仕様を踏襲

そもそも207-1000と223-0と281の3形式は
西のVVVF車としてH5年度に
初めて形式間共通の標準設計を具体化し
東芝が東901Bや681量産先行車で提案の
小容量GTO-VVVF1C1Mを量産採用

阪急も同じく提案を受け
目標の3M5Tが実用的に組めるため
神宝線で8200に採用し幻の8010も予定
つまりメーカー標準の1つになりつつあり
価格帯なども相応なため
当面の安定量産を志向する車両案件へ訴求

小容量GTO-1C1Mも当時十分に新しく
特殊な223-1000の登場を受けて
すぐ207-1000や223-0を設計変更する
までの動機には乏しく

よって223-1000ベースの関空快速形は
タラレバでも展開としてあり得ず
それは結局223-2500となるしかなく