話を蒸し返すようで悪いが、末期製造の旧型国電が短命だったのは別に強度云々ではなく、大きな理由のひとつ
「手間がかかる」
新型車に比べ、検査回帰が短く、メンテナンスフリーの概念が無かったころの車両はとにかく手がかかる
制輪子交換ひとつをとっても、あのクソ重い鋳鉄制輪子を左手で持ち右手でコッターをはめ、割りピンで止める
それが1両につき、16個もある
ブレーキを酷使する線区では4〜5日で交換だ
そのための要員が必要

みんなも映像で見たことがあるだろう
蒸気機関車が仕業を終え、入庫してくると多くの職員がよってたかって機関車を整備するところを
まだ人件費が安かった頃はそれでよかった
こんな車両は要員削減のためにも早くなくすべきだったと思われる

ちなみに、これはある電車区で検査係〜助役だった爺さんに聞いた話
はやく新型車を回してもらえるよう、よく嘆願したものだという
現場で嫌われる車両は短命になる運命という事