《わたしのドリームランドモノレールの思い出  佐久間達治》 

わたしが高校生の頃、開通したばかりのドリームランドモノレールの
車内で隣に座った障害者の若者。
障害者の若者は手をブラブラさせウーウー言って窓の外を見ていた。
その仕草が面白かったので、わたしははその障害者の真似をした
すると近くに座っていた正義感の強そうな男性が席を立って
ツカツカとわたしたちのいる座席へ近寄ってきて
「障害者の人を馬鹿にするなっ、この野郎!!」
と怒鳴り、障害者の方をブン殴った

         昭和42年発行 ドーリームランドモノレール手記より