>>858 その4
話はキハ82との札幌駅での初対面の時に戻るが、特別急行おおとりがまもなく到着する旨の案内放送が流れた。
このとき私は母と東跨線橋の階段昇り口付近に立っていた。5号車の停車位置のところになる。
ホームに向かって右手の苗穂方向を注視していると、数百メートル先の石狩街道の高架橋をくぐるキハ82が姿を現した。
それがだんだん近づいて来て1番線に進入し、ジョイント音を響かせながらぐんぐん近づいて来て目の前を滑るように通り過ぎた。
進入スピードが他の列車より1段速い。キハ82の先頭部のヘッドライトとパノラミックウィンドウ付近の予想外の風格ある姿に胸がときめいた。

さっぽうろ さっぽーろー さっぽーろー さっぽーろー

               〜つづく〜