>>370
それは>>368でも触れたが

925以降200や100でも260km/h試験が
国鉄時代に実施されてきたものの
サイリスタ位相制御+発電制動
+230kW直流MMの組み合わせでは
200の全Mや100の12M4Tに関わりなく
250km/h以上からの常用制動が安定せず

200では二階建車組込のHヘセが
ATC信号240トラポン読替で245km/h運転
つまり全車平屋の編成と比べても
僅か5km/hだが速度向上
しかもこちらは渦電流ブレーキなし

そして100はMT比こそ変わらないものの
二階建車2両増のVヘセがGヘセと比べて
10km/hの速度向上で230km/h
こちらはトラポン読替と弱メ界磁変更

よってこの世代の形式は
多少の加速力の増減や二階建車組込を
関係させずに少しの速度向上を実現
ただしそれができたのは245km/hまで

つまり
二階建車が速度向上の制約ではなく
既存設計だと平屋でも限界があったため
アコモの充実へシフトしたというのが実態

これ以上の速度域は
VVVF世代でPWM-CIを搭載し
大容量の誘導MMで
回生を実現した300以降の形式群のみ

もちろん200が上越下り限定で
発電制動の強化と容量抑制の二律背反
を対策した特化編成による
トラポン読替275km/h営業運転や
100-Vによる270km/h運転目標はあったが
何れも無茶を承知での話

特に100-Vの場合は
あえて挑戦するポーズを見せて
既存設計では限界があり
然るべき投資の上で
後の500を企画し研究開発する必然が
ということを社内外に周知させるためと

200km/h台の運転は中速鉄道
と呼ばれる昨今からすれば隔世の感