>>229

>>1の車両のエンジンはまぎれもないは幻のエンジンメーカー「マイバッハ」が開発したエンジンだからな。

マイバッハ社はヴィルヘルム・マイバッハが息子のカール・マイバッハとともに1909年に創業した会社だ。
ヴィルヘルムは、マイバッハ創業前にはダイムラー社のエンジン研究者で、ゴッドリーブ・ダイムラーとともにメルセデスの第1号車を設計している。
マイバッハは、歴史的にもダイムラーに近い。飛行機の原点となるツェッペリン飛行船のエンジンを作っていたのはマイバッハ社だ。
1920年代から1930年代にかけてマイバッハ社は超高級乗用車を製作していた。
代表的な車種はマイバッハ・ツェッペリンで、価格は36000RMで、グローサー・メルセデス770(41000RM)に次ぐ価格であった。
マイバッハ社は、メルセデス社とともにドイツの高級車の歴史を担ってきた。
第一次世界大戦後、マイバッハ社は鉄道車両向けディーゼルエンジンの開発にも着手し
ドイツにおける高速鉄道網の発展に貢献。1933年にはベルリン=ハンブルグ間で時速160kmの最高速度記録を樹立するなど、
再び世界の注目浴びることになります。
1935年以降第二次世界大戦終結までドイツ軍戦車のガソリンエンジンは、ほぼマイバッハが独占していた。
1952年のカール・マイバッハの引退を機にダイムラー・ベンツが 50%の株式を所有、
1969年にはダイムラー・ベンツに吸収合併され会社としての歴史は終焉した。

その後身であるMTUは鉄道車両、船舶、軍用車両、産業用などに向けたディーゼルエンジンの製造を行っている。
DF200の初期型エンジンもMTU製である。

2002年、ダイムラー・クライスラー(現ダイムラー)の高級乗用車のブランドおよび商品名としてマイバッハの名がブランドとして復活している。