>>304
英国の鉄道草創期の上流階級は所有する馬車も運んだ。馭者どころか馬付きで。
で、一等車に連結する馬車と馬用の大きな貨車が必要だった。
それが独立した車種の馬用貨車になった。

明治初めの日本人が英文カタログを眺めて、馬用有蓋貨車という意味の英文を見つけ、そういうものかと翻訳して同じカテゴリーを作った。
普通の有蓋貨車がワ、馬用有蓋貨車がワムになった。
草創期の日本じゃそんなに馬は運ばないので馬の事はすぐに忘れられ、大型を意味する記号になった。
やがて重量記号となり、無蓋車などにも応用が広がった。