岩波新書 「追われゆく坑夫たち」 昭和35年刊

取材場所と時期はレイル16号北九州の専用鉄道に重なる。
末期症状を示し始めた中小炭鉱の労働の実態、閉山とは具体的にどうなるのか。
写真に写りこんでくる人々の身の上について、今までは全くの無知であった。
もうセラ、セフの群れに呑気な気持ちで手が出ない。
鉄道史に切り込んでゆくときには時折起こる出来事だが、どうしようか。